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【UFC】オマリーがヴェラに5Rフルマークの判定勝ちで初防衛に成功「トプリアとスペインで戦いたい」、ポイエーがサンデニをKO、MVPがホランドに判定勝ち、マダレナがバーンズ下し17連勝! ヤンがヤドン下す、ブレイズが鉄槌19連打TKO=『UFC299』

2024/03/10 10:03
 2024年3月9日(日本時間10日)、米国フロリダ州マイアミのカセヤ・センターにて『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。 ▼UFC世界バンタム級選手権試合 5分5R〇ショーン・オマリー(米国)18勝1敗(UFC910勝1敗)[判定3-0] ※50-45×2, 50-44×マルロン・ヴェラ(エクアドル)21勝9敗(UFC15勝8敗)  メインイベントは「UFC世界バンタム級タイトルマッチ」として、同級王者ショーン・オマリー (米国)と、挑戦者マルロン・ヴェラ(エクアドル)が対戦する。   王者オマリーは、2023年8月の前戦でアルジャメイン・スターリングのテイクダウンを切り、前に出てきたところに下がりながら右を当てて2R TKO勝ち。バンタム級王座についた。29歳。  ヴェラは、コーリー・サンドヘイゲンに敗れた後、2023年8月の前戦で、当時ランキング10位のペドロ・ムニョスに判定勝ちで、エクアドル人初のUFCタイトル挑戦者となっている。31歳。  両者は2020年8月に対戦し、その時はヴェラがヒザ裏への左ローを当てて、オマリーの右足の神経にダメージを与えてTKO勝利している。今回、タイトルをかけた再戦で勝つのはどちらか。  ともに蹲踞から目線を合わせて中央へ。  1R、オーは右のソドックス構えのヴェラが中央へ。サウスポー構えからスイッチするオマリーは右の関節蹴り、右前蹴りは遠いが、後ろ蹴りを腹に突く。  オーソにスイッチするオマリー。右カーフ。右前蹴り、右ストレート。まだ遠いなかサウスポー構えで左を突いて右の蹴りに繋ぐヴェラ。  右ボディストレートはオマリー。ワンツーで詰めるヴェラをかわすオマリーは左ストレート! 左から右の蹴りのヴェラに右ストレートを狙うオマリー。  サウスポー構えになるオマリーは右前蹴り。右かけ蹴りを見せるヴェラ。右ストレート、右関節蹴りと上下に散らすオマリー。ヴェラもサウスポー構えになり右関節蹴り。オーソのオマリーにオーソになると、左スーパーマンパンチのヴェラ。バックステップのオマリーは右ミドルを当てる。  2R、サウスポー構えで入るオマリー。右関節蹴りでスイッチし、右の後ろ廻し蹴り。ブロックするヴェラに左ボディストレート。右前蹴りを腹に突くオマリー。ヴェラはサウスポー構えで左インロー。オマリー左ボディストレートを突いて右ボディ、右ハイも。  ガードするヴェラだが後手に。左ジャブのオマリーは右関節蹴り。ヴェラは左ミドルも掴んで崩す。右関節蹴りを当てるオマリーは角度を変えてスイッチして左右のストレートを叩き込む。ヴェラの前蹴りからの詰めをさばいて右を打ち込み、ヴェラの右カーフにワンツーを突く。  左フックを叩くヴェラ。オマリーは左から右ストレートで前に出て右ヒザ!  効かされたヴェラが後退。オマリーは金網に詰めると右ストレート!さらにじりじりと詰めて左ストレート。右の蹴りを掴んだヴェラだが出血。オマリーは少し手数を落とすと、ヴェラだが左から右! しかしオマリーは左ハイ、右ストレートでヴェラに片ヒザをつかせる。  3R、サウスポー構え左前蹴り。そのまま足を置いてオーソに変えるオマリーはサウスポー構みに戻して左右。サウスポーに構えるヴェラに、オマリーはオーソから右ストレート、右ボディ、前蹴りと上下に分けて打つ。  ヴェラはかけ蹴りも遠い。左ストレートの飛び込みのオマリー。その打ち終わりに左ミドルを返すヴェラだが、オマリーもすぐに左の蹴り返し。左ボディを突く。  右の蹴り、左ストレートは遠いヴェラ。前に出て左から右ストレートのオマリー。ガード固めて下がるヴェラは右ジャブ。ステップで出入りで角度をつけるオマリーはヴェラの打ち返しに左に回る。  左ボディを突くオマリー。さらに右テンカオのヒザ。ヴェラは左ジャブから右フック! 少し下がったオマリーだが、ヴェラは蹴りでスリップ。そこに上になったオマリーだがホーン。  4R、サウスポー構えからワンツーで詰めるヴェラ。右回りでかわして左三日月蹴り、ボディストレートで押し戻すオマリーは、ガード上にワンツー。右ジャブを突いて右に回るオマリー。ヴェラはワンツーから跳びヒザで金網に詰まったオマリーは右回り。しかしオマリーもワンツー。右から左ボディに繋ぐヴェラ。しかしスリップ。立ち上がりを待つオマリーは右ボディストレート。  ゆっくり歩くように左右を突いて、ヴェラのワンツー蹴りをさばいて右回り。右ジャブのダブル、オマリーは左ジャブを当てると、ヴェラの前進に左回り。オーソからワンツーを打ち込む。右ミドルをガード上に返すヴェラだが、ガードして右回りでさばいて、左右を突くのはオマリー。サークリングでホーン。  5R、両陣営「人生がかかった5分」とゲキを飛ばすなか、ともにオーソで中央へ。圧力をかけて右の後ろ廻し蹴りを突くオマリーは積極的に前に。「KOは狙いに行くな」というコーナーの声を聞かずオマリーは左右の手をシャッフルして前に。金網を背にするヴェラは、左ミドルも単発。ガード固めるヴェラに右ボディ、左ストレートのオマリー。ヴェラも左を返すが続かない。  ヴェラの後ろ蹴りをさばいたオマリーが圧力をかけてヴェラの左に左ストレート、右ボディストレート。  サウスポー構えから左ミドルのヴェラ。オマリーは左前手でヴェラを制すると右ハイをガード上に。さらに左右にさばいて右ストレート。右を突いて右ヒヒザから前に出るヴェラを押し戻すオマリーは最後は打ち合いに応じてホーン。正座してから金網背に座り直した。  5Rの判定は、3-0(50-45×2, 50-44)でオマリーが勝利。  勝ち名乗りをサングラスをつけて受けたオマリーは「チトはタフだった。ヒザで顔面を骨折させたと思ったのに。(ヴェラの左ボディは)ナイスショットだった」と挑戦者を称えると、デイナ・ホワイト代表をコール。 「デイナ、イリア・トプリアとスペインで戦わせてくれ。エキサイティングなファイトをしたいんだ」と、フェザー級新王者を指名。階級を越えた戦いを望んだ。  続けてエクアドル国旗を肩にかけたヴェラにもインタビュー。ヴェラは「最初に応援ありがとう。また戻って来る、いつかチャンピオンになる。相手が偉大なストライカーだとは分かっていた。いいボディショットも入れたけど、今日は相手が上だった。家族のみんな、愛している」と語った。  オマリーのマイクにケージサイドで観戦したUFC10連勝中のメラブ・ドバリシビリは、「私がナンバーワンコンテンダーだ。俺と戦え」と動画で語っている。 [nextpage] ▼ライト級 5分5R〇ダスティン・ポイエー(米国)20勝8敗(UFC22勝7敗)[2R 2分32秒 KO] ※右フック ×ブノワ・サン・デニ(フランス)13勝2敗(UFC5勝2敗)  ポイエーは、2022年にコナー・マクレガーを2度に渡ってKOすると、年末にはハビブ・ヌルマゴメドフが返上した王座をめぐりシャーウス・オリベイラと対戦。1Rにダウンを奪ったものの、リアネイキドチョークで一本負け。2023年7月には、元Bellator王者のマイケル・チャンドラーに対し、3Rチョークで一本勝ちで再起を遂げたが、2023年7月の前戦でジャスティン・ゲイジーと「BMFベルト」を賭けて対戦。ゲイジーの右ストレートからの右ハイをもらいKO負け。35歳。  サンデニは、フランス陸軍士官の父親と教員の母親との間に生まれ、父親の影響で8歳から16歳までフランスとドイツで柔道のトレーニングを積み、黒帯を取得した。18歳の時にフランス陸軍に入隊し、特殊作戦旅団隷下の第1海兵歩兵落下傘連隊に配属されると、主に西アフリカでテロ組織と戦いながら、マリ北部紛争にも従軍。2017年にブラジリアン柔術とキックボクシングを始め、2018年からMMAもトレーニング。「2年かけてUFCにたどり着く」と目標を定め、軍隊を辞めてプロファイターになった。  精鋭揃いのスペシャルフォースから、生活苦のMMAファイターへ。そしてプロ10戦目でのUFC入り。デビュー戦はウェルターでエリゼウ・ザレスキに判定負けでキャリア唯一の黒星を喫したが、ライト級で5連勝。ついに元王者との対戦に漕ぎつけた。28歳。  コールにブーイングのサンデニに対し、地元のポイエーには大歓声。 ]  1R、ともにサウスポー構え。左カーフのポイエーにサンデニは左を振ってダブルレッグに。そこにギロチンチョークを合わせたポイエーに前転して上を取るサンデニ。  ポイエーの立ち上がりにスタンドバックについてヒザを突くサンデニ。右足をかけて左でパンチ。しかし前に落としたポイエーに左右を突いて組むサンデニ。そこにノーアームギロチンを合わせに行くポイエー。  ここも頭を抜くサンデニは、すぐに詰めて近い距離で戦う。シングルレッグのポイエーにキムラで回すサンデニ。金網に詰めて左ヒジのサンデニに、ポイエーは右を返す。しかし、回転上げて左右を突くサンデニが前に。頭を下げるとポイエーはギロチンチョーク!  ここもすぐに頭を抜いたサンデニはバックを奪い、4の字ロック、リアネイキドチョークを狙いつつ、起き上がりに腕十字、三角、オモプラッタ狙いもヒジを抜いているポイエー。  2R、ワンツーから右の蹴りに繋ぐサンデニにアッパーを合わせたポイエー! 頭が下がったサンデニにギロチンチョークでガードの中に入れるポイエー! しかし、ここも頭を抜いたサンデニがパウンドから背中を見せたポイエーのバックに回りリアネイキドチョークへ。ここで正対したポイエーは立ち上がり。  詰めるサンデニは金網際で左ヒジ、左ヒザ、アッパーも。しかし、ここを凌ぐポイエーは左アッパー! さらにサンデニの左ミドルに右ボディを突き、カウンターの右フック! ダウンしたサンデニにパウンドもすぐにレフェリーが間に入った。  試合後、ポイエーは「この試合を受けたのは危険な相手だから。以前エディ・アルバレスも受けたからね。コーナーからギロチンを止めろと言われたけど、やってやったぜ(笑)」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇マイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)22勝2敗(UFC1勝0敗)Bellatorウェルター級2位[判定3-0] ※29-28×3×ケビン・ホランド(米国)25勝11敗(UFC12勝8敗)  メインカードのウェルター級戦では、Bellator JAPANでも活躍した“MVP”ことマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)がUFCデビュー。ウェルター級13位のケビン・ホランド(米国)と対戦する。MMA25勝10敗。  カンフーがバックボーンというホランドは、2020年にUFC5連勝、ウェルターでは4勝2敗で、ハムザト・チマエフ、スティーブン・トンプソン、2023年9月の前戦でジャック・デラ・マダレナに敗れているペイジも、詠春拳を学び、キックからMMAに。Bellatorで安西信昌、ドゥグラス・リマ、ゴイチ・ヤマウチらに勝利。MMA17勝2敗。  アンダーテイカーの入場曲で花道を進むMVP。対するウェルター級13位のホランドは、花道の途中で上着を脱ぎ臨戦態勢。  1R、ともにオーソドックス構え。ペイジは両手を下げて半身構えで前後にステップ。ホランドは左前手を伸ばす。ペイジは右ストレートを突く。右カーフを打つホランドにスイッチするペイジ。ホランドの右をかわして組み。 「USA」コールのなか押し込み肩パンチのホランド。両脇を差していなして離れるペイジは右ストレートの飛び込み。さらにスーパーマンパンチで右ヒジ。  サウスポー構えに代わり、右関節蹴りのペイジは左、右の飛び込み。バランスを崩すが立ち上がり押し込み。「MVP」コールも沸く。ジャブから左を突くホランドにサークリングのペイジ。右のスピニングバックエルボーを当てる。  2R、右の後ろ廻し蹴りのペイジ。ホランドのサイドキックからの飛び込みをさばくペイジに押し込み、肩パンチも差し返して離れるペイジ。半身から右を突くペイジ。サウスポー構えのホランドの右前手をかわすと、ペイジもスイッチ。バックキックを見せるペイジ。そこでバランスを崩したペイジ。打ち終わりに組んだホランドがテイクダウン! リアネイキドチョークを狙うが、正対して背中を着けて防ぐペイジに、ホランドはハーフからヒジ。しかしページは左腕でフレームを作り立ち上がり。  ペイジの右の飛び込みに、左を狙うホランド。ペイジの右にバランスを崩したホランドが尻もち。深追いしないペイジは上のまま待つ。ホランドの詰めに再び右のバックヒジを突く。  3R、いきなりホランドを崩すもグラウンドにはいかないペイジ。支え釣り込み足で崩すが、そこにボディロックするホランド。ケージを掴んだペイジは片ヒザを着くが立ち上がり。ペイジは右ストレート! 倒れるホランドにブレイクダンスで待つペイジ。  左ミドル、右バックヒジを攻勢のペイジ。動きが鈍いホランドの組みに体を入れ替えるペイジが押し込み肩パンチ。右で飛び込むペイジ、左の蹴りを掴んだホランドは押し込むも離れるペイジが、右ストレート。ホランドはペイジの動きを真似して挑発。  判定3-0(29-28×3)でペイジが勝利。ウェルター級13位のホランドを下した。ケージのなかでペイジは「オクタゴンも以前も変わらない。違うのは働いている人たち。もっと成長しないといけない。マイアミ、ありがとう」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ジャック・デラ・マダレナ(豪州)17勝2敗(UFC7勝0敗)※UFC7連勝[3R 3分43秒 TKO]×ギルバート・バーンズ(ブラジル)22勝7敗(UFC15勝7敗)  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取り右ローから入るバーンズ。マダレナは鋭い左ジャブを刺す。右を振ってシングルレッグテイクダウン、立ち際にバックに回り片足をかけて引き込むが、すぐに立ち上がるマダレナ。追って金網に押し込み、右を差すバーンズに、払い腰で崩して離れるマダレナ。  スイッチからオーソに戻してワンツー、サウスポー構えから左ストレートを突くマダレナ。ワンツー、右ハイを突くバーンズ。さばくマダレナは左ジャブ、ストレート、ボディ打ちと3連打。左ジャブをダブルで突く。左ガードを頭横につけるマダレナ。右ロー、ミドルを返すバーンズはダブルレッグテイクダウン。トップからパウンドで足をさばこうとする。  2R、左の前蹴り、フェイントでじっくり構えるマダレナ。サウスポー構えで右ジャブをこつこつ突く。シングルレッグテイクダウンのバーンズは首と左足も抱えてエビ固めで崩しも、金網で崩れないマダレナ。その入りにカウンターの右ヒジを当てるバーンズ! 額を赤くしたマダレナは横を向いて右ヒジを見せる。  バーンズの右ストレートの打ち終わりに左のダブルで押し戻すマダレナさらに左フック。バーンズもそこに左を合わせる。テイクダウンのフェイクからのバーンズの右オーバーハンドをガードしたマダレナだが、今度はバーンズがほんとうにダブルレッグに入りテイクダウン! スクランブルするマダレナのバックを奪ってホーン。初回同様ラウンド終盤にテイクダウンを奪うバーンズ。  3R、遠間から左インロー、入りに左を突くマダレナ。バーンズの右ハイの打ち終わりに左のダブル! 組みに来たバーンズをエビ固め、さらにダブルレッグに切り替え、腰を抱いてコントロール。ボディロックして足をかけての崩しに座るマダレナ。それを上から潰していくバーンズ。  金網際でバック狙いのバーンズにケージを蹴って後転したマダレナは離れてスタンドに戻すと、右ヒザ! 腰を落としたバーンズを倒すと右ヒジ連打! 頭を抱えて動けなくなったバーンズにレフェリーが間に入った。  試合後、マダレナは「最高だ。仕留める作戦だったから。ヒザ蹴りでダメージを受けたことは分かった。ラフモノフ戦おうぜ!」とウェルター級3位で18戦無敗のシャフカト・ラフモノフを指名した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇ピョートル・ヤン(ロシア)17勝5敗(UFC9勝4敗)[判定3-0] ※29-28×3×ソン・ヤドン(中国)21勝8敗(UFC10勝3敗)  バンタム級元王者で現在4位のヤンと、7位のヤドンが対戦。  1R、ともにオーソドックス構え。近い距離に立つ両者。ヤンは右ローから。ヤドンは前足を触るフェイント。ヤンは右フックを振る。バックステップでかわすヤドンにヤンは右ロー。左ボディストレート。  高めのガードのヤドンは前手争いからテイクダウンの動きから右を突く。左ボディ、右フックのヤン。ヤドンは右カーフ。さらにテイクダウンの動きでガードを下げさせての右を狙う。  左ミドルを突くヤン。踏み込んでのワンツーをかわしたヤドン。ヤンの右ミドルの蹴り終わりに組むとシングルレッグテイクダウン! スクランブルするヤンを崩してサイドバックからパウンド。しかし、そのスペースでヤンは立ち上がると、お返しのシングルレッグを肩口まで持ち上げるが、ヤドンは倒れずホーン。  2R、ヤドンの入りにヒジを狙うヤン。ヤドンは左右からシングルレッグで押し込み、離れ際に左ヒジを打つ。かわしたヤドンはヤドンの頭を下げた入りに左アッパーを突くヤン! ヤドンは右を振ってシングルレッグで組んで脇潜りスタンドバックに。  右ヒジで前腕に鉄槌落とすヤンは突き放して左フック。ヤドンも左ジャブを突く。ワンツーの右をボディに突くヤンは、シングルレッグでヤドンに尻を着かせると、その立ち際にミドル!  ヤドンもシングルレッグで崩すが、足を抜くヤンに蹴り。ヤンは右ボディ、左フック。さらに左アッパー、右アッパー! 下がらないヤドンも右フックを返して前に。そこでダブルレッグテイクダウンはヤン! クローズドガードのヤドンにヒジ! ヤドンは左瞼をカットする。  3R、後ろ廻し蹴りを見せるヤドン。スイッチしてのミドル。ヤンのダブルレッグをスプロールするが、ヤンもすぐに立つ。レベルチェンジの動きを再三見せるヤドン。  ヤンは後ろ廻し蹴りをガードの上に当てると、ヤドンも同じ技を返し、シングルレッグ。切るヤンもシングルレッグに入るが、ヤドンも切る。  互いにジャブの刺し合いはヤンが上。ヤドンのシングルレッグも走って足を抜くと左ミドル。ジャブで前に出るヤドンにヤンはバックフィスト。左右の蹴り、テイクダウンのフェイクから左を突いたヤドンが前に。しかし金網際で体を入れ替えシングルレッグテイクダウンはヤン! またも残り1分でトップを奪いパウンド。横四方からヒジを巧みに落とすと、足を手繰ろうとするヤドンを潰して上からネルソン、ダースチョークのクラッチを組んでホーン。  判定は3-0(29-28×3)でヤンが勝利。 試合後、「1年間戦わなかったけど、フロリダのみんなの前で戦えて良かった。今日は重要な試合だった。次は誰でもいい」と語った。 [nextpage] 【プレリム】 ▼ヘビー級 5分3R〇カーティス・ブレイズ(米国)18勝4敗(UFC13勝4敗)[2R 0分36秒 TKO] ※鉄槌連打×ジャイルトン・アウメイダ(ブラジル)20勝3敗(UFC6勝1敗)  1R、アウメイダはダブルレッグで押し込み、ボディロックテイクダウン。ブレイズの立ち際にスタンドバックにつくとさらに後方から足をかけて崩して背後から片手でパンチ。金網際で立つブレイズのバックにいったん背中に乗るアウメイダだが着地。左足をかけて手前に引き出し、ブレイズのスイッチもさせず。ブレイズが立っても持ち上げて倒すと、背中に乗ることに成功。しかし脇の手を離さないブレイズに着地する。  2R、右フックを振るアウメイダにアッパーを狙うブレイズ。アウメイダは低いシングルレッグも、左足を引いてスプロールして潰したブレイズは、前足にしがみつくアウメイダの耳後ろに右の鉄槌19連打! アウメイダが前のめりに崩れてレフェリーが間に入った。ヘビー級の鉄槌の重さを知らしめたブレイズのTKO勝ち。  試合後、ブレイズは「アッパーが入ったわけじゃない。スプロールして腹で頭を押えつけて殴ったんだ」と語った。 ガヌーに2敗。デリック・ルイスとセルゲイ・パブロビッチに敗れているブレイズだが、王者ジョン・ジョーンズが欠場中のヘビー級で、暫定王者のトム・アスピナルへの挑戦者候補となったか。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇メイシー・バーバー(米国)14勝2敗(UFC9勝2敗)※UFC6連勝[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ケイトリン・チュケイギアン(米国)18勝6敗(UFC11勝6敗) [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇マテウス・ガムロ(ポーランド)24勝2敗(UFC7勝2敗)[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)32勝16敗(UFC21勝14敗)  1R、サウスポー構えのドス・アンジョスの蹴りを効かされ後退したオーソのガムロ。さらにテイクダウンに来るドス・アンジョスに右を差して押し込むガムロが離れる。  左ボディストレートで前に出るドス・アンジョスは右カーフも。さらに左前蹴りを腹に。右から左で圧力をかけるドス・アンジョス。ガムロのシングルレッグに首を抱えるドス・アンジョス。テイクダウンしたガムロにハーフから腰切りフルガードに入れる。金網に這おうとするドス・アンジョスに右で腰を抱いて左のパウンドのガムロ。  2R、二段蹴りを見せるドス・アンジョス。距離でかわすガムロはシングルレッグ。片足立ちで鉄槌するドス・アンジョスを崩してスタンドバックに。足をかけて崩すが金網際で左小手で立つドス・アンジョス。右を差すガムロだが、切るドス・アンジョスが前に。  右ジャブ、右ボディはガムロが左にサークリングで避けると追ってジャブのドス・アンジョスにシングルレッグへ。崩してスタンドバックから崩し。金網で立つドス・アンジョスは突き放す。  左ジャブを突くガムロに、ドス・アンジョスは前進。そこにテイクダウンを合わせるガムロが立ち際にバックに。しかし正対し、突き放すドス・アンジョスがつかつかと前に。ジャブ突き左右にステップするガムロを追うドス・アンジョスがガード上に左ハイを突いてホーン。  3R、左ジャブのガムロは左ミドルも。左ストレートで前に出るドス・アンジョスにダブルレッグテイクダウンも、押さえ込まれず立ち上がるドス・アンジョス。ともにサウスポー構えに。  シングルレッグからすぐに頭を外に出してバックを奪うガムロ。ここも正対して立つドス・アンジョスだが、打ち合いに立ち会ってからローシングルはガムロ。ここも離れるが、ドス・アンジョスが打ち気なるとシングルレッグ。差し上げるドス・アンジョスに、ここは粘らず離れるガムロ。  前に出るドス・アンジョスに左ジャブを突くガムロ。さらに右ジャブ。シングルレッグのフェイクから離れてホーン。判定は3-0(29-28×2, 30-27)でガムロが勝利。「幼い頃からドス・アンジョを見てきた。試合が出来て感謝したい。レスリングは俺のDNA。イスラム(マカチェフ)に言いたい。待っていろ。ダゲスタンレスリングvs.ポーランドレスリングだ」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇カイラー・フィリップス(米国)12勝2敗(UFC6勝1敗)[判定3-0] ※30-27×3×ペドロ・ムニョス(ブラジル)20勝9敗(UFC10勝9敗) [nextpage]【アーリープレリム】 ▼ライトヘビー級 5分3R〇フィリペ・リンス(ブラジル)18勝5敗(UFC4勝2敗)[判定3-0] ※29-28×3×イオン・クテラバ(モルドバ)17勝10敗(UFC7勝8敗) [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ミシェル・ペレイラ(ブラジル)30勝11敗 ※UFC7連勝[1R 1分01秒 リアネイキドチョーク]×ミハル・オレクシェイチュク(ポーランド)19勝7敗(UFC7勝5敗) [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇ロベリス・デスパイネ(キューバ)5勝0敗(UFC1勝0敗)※ロンドン五輪テコンドー銅メダル[1R 0分18秒 KO]×ジョシュ・パリジアン(米国)15勝8敗(UFC2勝5敗) [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇アスー・アルマバイエフ(カザフスタン)19勝2敗(UFC2勝0敗)[判定3-0] ※30-27×3C×J・ベルガラ(米国)12勝5敗(UFC3勝3敗) [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇ジョアン・ウッド(スコットランド)17勝8敗(UFC9勝8敗)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×マリーナ・モロズ(ウクライナ)11勝6敗(UFC6勝6敗)
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