photo by Takasawa Keisuke/GONG KKAUTOGI/RIZIN FF/Bellator
2024年6月9日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて『RIZIN.47』が開催された(※選手名からインタビュー)。
▼第9試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇堀口恭司(アメリカントップチーム)※現RIZINフライ級王者、元RIZIN&Bellatorバンタム級王者=60.75kg
[判定3-0]
×セルジオ・ペティス(ルーファスポーツ)※元Bellatorバンタム級王者=60.8kg
ジャッジ:
石川喬也 〇[D0-0/ A0-0/ G20-0]
豊島幸尚 〇[D0-0/ A0-0/ G20-0]
橋本 貴 〇[D0-0/ A30-0/ G20-0]
前回は2021年12月の『Bellator 272』で「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」として、元同級王者でRIZINバンタム級王者だった堀口恭司が、Bellator同級王者のペティスに挑戦。
試合は、3Rまで堀口が打撃で出入りしてテイクダウンも奪取。カーフキックも当ててペティスを転倒させるなど攻勢だった。
チャンピオンシップラウンドとなる4Rに突入し、ここでも堀口がニータップでテイクダウンで上になるも、米国モヒガンサンアリーナの観客のブーイングに堀口はペティスを立たせている。
その後、堀口の左フックをかわして懐に入ったペティスが近距離で右ハイキック。堀口はそれを瞬時に察知し、頭を下げてダッキングしてかわすが、ペティスはその回転のまま、振り向きざまに左のバックフィスト。堀口のアゴを打ち抜いて、失神KO。ペティスがBellator王座初防衛に成功している。
その後、ペティスは右ヒザの前十字靭帯を損傷の怪我を経て、2023年6月に1階級上のBellator世界フェザー級王者パトリシオ・ピットブルの挑戦を受け、5R判定勝ち。2度目の王座防衛に成功。
しかし、2023年11月の前戦で、負傷中にバンタム級暫定王者となっていたパッチー・ミックスとの王座統一戦に臨み、2R リアネイキドチョークで一本負け。王座陥落している。
一方、堀口は、ペティスに4R KO負け後、Bellatorバンタム級ワールドGP1回戦でパッチー・ミックスに5R 判定負けで連敗も、2022年9月の金太郎戦で2R 肩固めで一本勝ちして再起。
2022年12月に「フライ級」で扇久保博正に判定勝ちすると、RIZINバンタム級王座を返上。2023年12月の前戦で、神龍誠を2R リアネイキドチョークで極めてRIZINフライ級王座についている。
今回の試合は、バンタム級のセルジオ・ペティスの体重に、堀口恭司が合わせた形に。フライ級に戻した堀口は、再びバンタム級でペティスにリベンジなるか。
前戦とは異なる「ノンタイトル」での3R戦で、今回は堀口のホーム。RIZINでのRIZINルールでの対戦・ジャッジ基準でリング使用となる。両者はどんな試合を見せるか。堀口のセコンドにはマイク・ブラウン。ペティスのセコンドにはデューク・ルーファスがつく。
1R、オーソドックス構えの堀口。ペティスはオーソから。堀口の右とペティスの右が交錯する。さらに右カーフを当てる堀口。ニータップからコーナーまでドライブする堀口。ペティスはコーナー背に首をニンジャに狙いながら、右ハイを見せる。
右ストレート、右カーフの堀口。スイッチするペティス。足をシャフルするとそこに右ローの堀口。左に回りながら、ペティスの右をかわして左! ペティスはヒザを落とす。堀口は右ハイをスリップもシングルレッグで上に。そこにギロチンチョークを狙うペティスは下に。
背中を着いてクローズドガードのペティス。左足をまたいでハーフもフルガードに戻すペティス。下から首を引き付ける。ブレーク待ちか。細かいパウンドの堀口に下からオモプラッタ狙いのペティス。腕を外して後転させて再び上は堀口。ペティスはバックは見せずにガードを取る。
2R、ペティスはオーソ。右を突いてコーナーに詰めて足を腹っいながらテイクダウンは堀口。ギロチンチョークのペティスに頭を抜く堀口。右をオーバーフックするペティス。堀口は右足をヒザ上に乗せて設置させず押し込み。細かい左のパウンド。頭を抱き寄せるペティスはコーナーで上体を立てようとするが、蹴り上げをすかしてまたも押さえ込む堀口はペティスに背中を着かせてパウンド。
下から蹴り上げるペティスの立ち上がりに右フックからダブルレッグは堀口。セルジオのニンジャチョークも防御し、ブレーク。中央再開。ペティスの右後ろ廻し蹴りをかわす堀口。ペティスはシングルレッグも堀口が切ってゴング。
3R、詰める堀口に中央を取りに行くペティス。堀口の右カーフをかわしてサウスポー構えに。前後のステップの堀口はニータップのフェイントから右で離れる。ペティスの後ろ廻し蹴りをかわす堀口。右を突く。堀口の右の飛び込みに左を合わせたペティス”! 尻餅をついた堀口の立ち際にペティスはダースチョーク!
WHAT A MAIN EVENT!
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仰向けになって外して立ち上がる堀口。ペティスの左ハイをバックステップでかわす堀口。オーソに戻すペティスに堀口は右ジャブから左も軸がぶれる。立て直し右ロー。サウスポー構えのペティスに左前手のフック。ペティスは左ハイ。ブロックするペティスはサイドキック。堀口はサウスポー構えののペティスに右オーバーハンド! ペティスの右ハイをかわして右で尻餅着かせるとトップに。下から殴るペティスを押さえつけてゴング。
判定は3-0で堀口が勝利。ペティスにホームでリベンジを果たした。試合後、堀口は「誰だ? 負けるって言ったヤツは? 榊原さん(笑)。リマッチをありがとうございました! 川村直央、いや堀口直央さんちょっと来て。早くして! 結婚してからの初めての試合で彼女、すごく緊張していたんですよ。何か一言!」とマイクを向けて、愛妻から『おめでとうございます!』と祝福され、「以上です!」と妻の言葉で締めた。
⚔️HORIGUCHI GETS REVENGE!
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He defeats Sergio Pettis by UD!
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