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【RIZIN】堀口恭司がセルジオ・ペティスとの再戦で判定勝ち、クレベルがアーチュレッタを初回ヒールフックで極める! 上田がコバルチェクに一本負け、無敗シェイドゥラエフが武田に一本勝ち、ダウトベックが6連続1R勝利「王者目指す」、ベイノアが体重超過のケースに判定勝ち

2024/06/09 13:06

▼第7試合 RIZINヘビー級(120.0kg)5分3R
×上田幹雄(BRAVE)111.3kg
[1R 腕十字]

〇シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)114.65kg

 上田は、MMA3勝1敗。1995年5月1日生まれで身長187cm。5歳から極真空手を学び、2021年にMMAに転向するまで約20年間、厳しい修練を積んできた。空手に専心する一方、13歳から2年間は部活動で柔道と相撲を経験。2019年11月の『』第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』では16年ぶりに日本人王者に輝いた。




 2022年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAデビュー戦は黒星スタートも、同年12月、GRACHANで韓国のソン・ムジェを相手に1R TKOで初勝利。23年6月、RIZIN2戦目で関根“シュレック”秀樹を1R早々にキックでTKOしRIZIN初白星を飾った。3戦目の大晦日大会ではヘビー級国内最強と名高いスダリオ剛を極真仕込みの近い間合いの打撃でダウンを奪い、2R TKO勝ち。今回は自身より6cm身長が高くリーチも長いコバルチェクに長・短距離でのフルコンタクト仕込みの突き・蹴りで極真の強さを証明するとともに、柔術国内王者経験もある相手に、BRAVE仕込みのグラウンドでの成長も見せつけたい。




 コバルチェクは、MMA3勝0敗。1998年6月28日生まれで身長193cm、体重:120kg。ポーランドのビッグイベントKSWから送り込まれる期待の新鋭で、KSWのマッチメイカーが満を持してKSWでのデビューを考えていたが、RIZINとの交流の中で、今回RIZINデビューさせることが決定した。




 幼少期から体格に恵まれており教師の勧めで12歳から6年間は陸上の砲丸投げとハンドボールを経験、いずれもポーランド国内大会に学校の代表として出場した。その後18歳から格闘技を始め、ブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習う。アマチュアMMAで22試合を経験し、20勝(一本×3、KO×2)2敗という輝かしい戦績を収め、ポーランド王者にも4度輝いている。さらにブラジリアン柔術でもADCCポーランド杯BJJ中級+100kg級(NOGI)で優勝するなど、好成績を挙げてきた。




 23年、国内のプロモーション「バビロンMMA 36」でプロMMAデビューして以降、これまで3戦すべてにおいて、長いリーチを活かした鋭いパンチとテイクダウンを織り混ぜ、最終的には強烈なパウンドを叩き込み1R TKO勝利を収めている。今回、初参戦のRIZINで上田幹雄を相手にそのグラウンドテクニックはもちろん得意の左ストレートや右オーバーハンドを浴びせプロ無敗記録を更新するとともに、“極真で一番強い男” の首を狩り、一気にその名を日本に轟かせたい。ニックネームは自身の名前の一部でありポーランド語で「職人」を意味する「Kowal(コヴァル)」。




 1R、ともにオーソドックス構え。上田は右前蹴り。それを掴んだコバルチェクがボディロックテイクダウン。亀から立とうとする上田にヒザ! 左手首をコントロールするコバルチェクは崩し。再び亀にさせると、右の鉄槌。そのスペースで立とうとする上田をバックへ引き込み両足をフック。上田の正対際に右足を顔にかけて腕十字! 最後はうつぶせで極めた。

 
 

 試合後、コバルチェクは、「ニッポン、こんにちは。とても嬉しくて、非常に綺麗な国で優しくてまた日本に来たいと思います。この試合の結果はこれまで応援してくれた皆さんのおかけです。ほんとうにありがとう。また皆さんと再会したいと思います」と語った。

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