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【Bellator】28戦目の初黒星アモソフがウェルター級王座陥落、ジャクソンが戴冠。ミックスがペティスに一本勝ちでバンタム級統一王者に。ストッツがサバテーロと再び熱闘、シャブリーがパトリッキーに完勝でライト級GP決勝進出

2023/11/18 10:11
 2023年11月17日(日本時間18日)、米国シカゴ・ウィントラスト・アリーナにて『Bellator 301: Amosov vs. Jackso』(U-NEXT配信)が開催された。  、メインのウェルター級王座戦アモソフvs.ジャクソンに加え、バンタム級王座統一戦ではペティスとミックスのW王者対決。ライト級ワールドGP準決勝で、ピットブルvs.シャブリーのビッグマッチが組まれたほか、ストッツvs.サバテーロ、AJ・マッキーvs.アウトローの豪華カードがラインナップされた。  プレリミナリーでは、日本のISAOが7年5カ月ぶりにBellatorに再挑戦も、RIZIN参戦経験のあるイヴ・ランドゥーに判定負けしている。 [nextpage] ▼Bellator世界ウェルター級選手権試合 5分5R〇ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)17勝4敗[3R 2分08秒 TKO]×ヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)27勝1敗※ジャクソンが新ウェルター級王者に  27勝無敗のウェルター級王者アモソフは、母国ウクライナの戦火の実家からベルトを持ち帰り、2023年2月の前戦で、暫定王者ローガン・ストーリーと王座統一戦。判定勝ちで王座を統一している。対するジャクソンは、2022年7月の前戦でドゥグラス・リマに判定勝ちで6連勝中。アモソフと対戦したローガン・ストーリーとの練習でアモソフ対策を積んで来た。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突くジャクソン。アモソフのシングルレッグを切り、右アッパーを突く。圧力をかけるジャクソン。左ハイから組むアモソフを再び切る。ジャクソンの鋭い右アッパーをかわすアモソフは右ロー。  左ボディストレート、右ハイのジャクソンは、組みに来たアモソフのスタンドバックから前方に崩そうとするが、アモソフは崩れず、ワンツーから左ハイもバランスを崩す。  再び圧力をかけるジャクソン。サークリングして組むアモソフは2度腕で組んで離れる。右ローを打つジャクソン、右フックを潜っていいタイミングでシングルレッグに入るアモソフだが、ここも崩せず。ジャクソンの右ストレートをかわして組むアモソフ。ゴング。  2R、中央を取ったジャクソン。右ストレートをかすめ、右カーフを当てる。ジャブから組みに行くアモソフ。差し上げるジャクソン。アモソフは左を振って、右の打ち返しを誘って組むが、いい形で組めない。ワンツーから左ハイに繋ぐアモソフだが浅い。  アモソフの組みを切って右ヒザ、アッパーを突くジャクソン。クリーンヒットではないものの、アモソフの組みを切り続け、右カーフ、右アッパーをついに当てる。  バックエルボーから詰めて脇を潜り、ついにスタンドバックについたアモソフ! 背後から腰を抱き、左右に崩そうとするアモソフ。最後に崩してヒザまで着かせて、立ち際に右ハイを打つ。  3R、アモソフの左ハイを掴んで押し込みテイクダウンを狙うジャクソン。切るアモソフに、左を当てるジャクソンは前に。頭を下げて組もうとするアモソフに右アッパーを突く。ジャクソンのパンチにアモソフがアイポークの仕草。続けて再開し、互いに右の交錯から、ジャクソンは左フック!  テンプルにもらい身体が止まったアモソフにジャクソンは右ストレート! 片ヒザ立ちで耐えたアモソフに、さらに右アッパー! 崩れるも立ち上がろうとしたアモソフに右の鉄槌をを連打したジャクソンに、アモソフは再び立ち上がったがジャクソンの右に前のめりに倒れた。  3R 2分08秒、ジャクソンがTKO勝ち。無敗の王者が28戦目にして初黒星。敗者は、胸に手をあてて四方に挨拶するとマット上で跪いた。  勝者にして新王者に輝いたジャクソンは、「キルクリフFCのみんなありがとう。まるで夢のようだ。夢にはいい夢も悪夢もあるけど、俺はほかの選手にとっては悪夢だろうね。テイクダウンを阻止できたことが勝利につながった。ヘンリー・フーフト、ロビー・ローラー、みんなありがとう」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼Bellator世界バンタム級王座統一戦 5分5R〇パッチー・ミックス(米国)19勝1敗 暫定王者[2R 1分51秒 リアネイキドチョーク]×セルジオ・ペティス(米国)23勝6敗 正規王者※ミックスが統一王者に 「バンタム王座統一戦」に臨む正規王者セルジオ・ペティス(米国)と暫定王者パッチー・ミックス(米国)。  ペティスは、2021年12月に堀口恭司を4R 左バックフィストでKO。2023年6月に1年6カ月ぶりの再起戦で三階級制覇を目指したパトリシオ・ピットブルを5R 判定で下している。  対するミックスは、バンタム級ワールドGPで堀口恭司に判定勝ち、マゴメド・マゴメドフを2R ギロチンチョークに極めて決勝に進出。4月にラフェオン・ストッツを1R 72秒、左ヒザ蹴りによるKOで下し、GP優勝&暫定王座に就いている。初対決の両者による真の王者決定戦。  1R、サウスポー構えで先に前蹴りで詰めるミックス。オーソからサウスポー構えになるペティス。左ローを当てる。  高い左ヒザを突いて詰めてダブルレッグで持ち上げてマット中央に持ってテイクダウンのミックス。下からのペティスの三角絞め狙いをさせず、右で脇差しパス!  サイドに出るとマウント狙い。そこにフックガードを合わせるペティス。再び右に出てサイドを奪うミックスは上からヒジ!  スペースは足りないが、横四方からヒザ! Vクロスも狙うと、ペティスがケージを蹴って後転して抜けたところでゴング。ミックスのラウンド。  2R、サウスポー構えのミックス。オーソから得意の右フックを突くペティス。サウスポー構えからワンツーの左、バックフィストも、ミックスは詰めて組んでアンクルピックからスタンドバック。  背負うペティスにケージを蹴ってグラウンドに持ち込み、バックを奪い4の字ロックのミックスは、右足でペティスの右手を縛り、リアネイキドチョーク! ペティスが右手でタップした!  スコット・コーカー代表からベルトを巻かれてバンタム級統一王者となったミックスは、「グラップリングをたくさんやってきた成果が出せた。ベルトのために戻って来た。次? キングコングが来ても勝つよ!」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇ラフェオン・ストッツ(米国)2位・20勝2敗[判定3-0] ※29-28×3×ダニー・サバテロ(米国)6位・14勝4敗  2022年12月9日(日本時間10日)の『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』以来の再戦。前戦はストッツがサバテーロに判定勝ち。  1R、右の蹴りを当ててニータップのサバテーロ。ギロチンを合わせるストッツにハーフになるサバテーロは首を外して、サイドを狙うが、その際で立つストッツ。  左ミドル、左右を突くストッツ。もらったサバテーロだが、ストッツも左ミドル! サバテーロはダブルレッグテイクダウンから、ストッツの立ち際にバック狙い。背中には乗せないストッツは足をかけさせず。際で投げるストッツにスクランブルするサバテーロがボディロックテイクダウン狙い。ここも返すストッツは首相撲ヒザ! サバテーロも右ハイをガード上に返してゴング。  2R、初回同様に右の蹴りから入るサバテーロ。ガード上に2度のハイキックからローシングル、差し上げるストッツに、下に潜りアンクルピックからテイクダウン、バック狙い! 向き合おうとするストッツにトップに移行するサバテーロ。背中見せたストッツにバック4の字ロック、正対を狙うストッツは腰をずらして上に。  細かいパウンドを打つストッツ。サバテーロはヒザ立てて立ち上がり。右を当てて前に出るストッツ。被弾しながらもシングルレッグテイクダウンのサバテーロのパスの動きに、ストッツは首を支点に後転、上になってゴング。  3R、右オーバーハンドのサバテーロに、左を当ててダウンを奪ったストッツ! すぐに立つサバテーロはテイクダウンへ。差し上げてヒザを突くストッツをいなして引き落としてバックを奪うサバテーロ! 4の字ロックもこつこつパウンドはストッツ。腰をずらして正対し上に! ハーフから鉄槌。前転から脇差し立ち上がるサバテーロ。ストッツのダブルレッグにアナコンダチョークを狙う。仰向けのままゴングを待って、両手を挙げたストッツ。サバテーロも両手を挙げる。  判定3-0(29-28×3)でストッツが勝利。「あいつにはリスペクトだよ。俺に負けてすぐにケージを去ったからな。あいつとは何回でも試合してやる。そのたびに俺が勝つ」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇AJ・マッキー(米国)6位・21勝1敗[判定3-0] ※30-27×3×シドニー・アウトロー(米国)5位・17勝6敗  AJは、元Bellatorフェザー級王者。2022年4月のパトリシオ・ピットブルとのリマッチで判定負けで王座から陥落。ライト級に上げて、同年10月にスパイク・カーライルに判定勝利。大晦日にRIZINでホベルト・サトシ・ソウザに判定勝利した。MMA21戦20勝1敗。2023年7月のライト級ワールドGPでパトリッキー・ピットブルと対戦予定だったが、感染症により欠場。今回は11カ月ぶりの復帰戦となる。  対するアウトローは、2019年12月の『BELLATOR JAPAN』でのマイケル・チャンドラー戦のTKO負け後、アダム・ピッコロティ、マイルズ・ジュリー相手に2連勝も、2022年7月にトフィック・ムサエフにKO負けした。2023年8月の前戦ではイスラム・マメドフに判定勝ちしている。MMA17勝5敗。8つの一本勝ちを持つ。  1R、AJの左の蹴りを掴んでダブルレッグテイクダウンはアウトロー。AJはギロチンを合わせるもすぐに首を抜いたアウトローは、中央にステイ。腰を抱き、両脇差さから左ヒザを越えてハーフに。  しかし足を戻したAJは下から左右のパンチ連打。胸に顔をつけるアウトローは押さえ込むも打撃を打てない。金網に押し込むアウトローはこつこつ拳をつく。  2R、サウスポー構えのAJは、右のサイドキック。アウトローのテイクダウン狙いを切るが、再び左の蹴りを掴んだアウトローがテイクダウン!  ここに下からヒジを当てるAJに、背中を着かせたアウトローだが、フルガードのなかで有効打を打てず。大きく出血したアウトローに下からヒップスローでリバーサルしたAJ! バックを奪いに行くが、ここを正対したアウトローが再び上に。  下から4の字ロックでヒジ、パウンドするAJ! アウトローは右瞼から出血。足を解くもアウトローに上に登らせず、ヒジを突く。  3R前にアウトローにドクターチェック。右目が開かないアウトローだが、血を拭いて続行。  左を突く両者。今度はAJからダブルレッグテイクダウン! アウトローは胸に顔をつけてディープハーフから左で差して立ち上がり。シングルレッグからレッスルアップでダブルレッグテイクダウン。ここも腰を抱くアウトローだが、下のAJはアウトローを登らせず。スイッチも狙うが、そこはさせないアウトローが押し込む。ゴングにアウトローは自陣で座り込む。  判定は3-0(30-27×3)でテイクダウンを受けて下になったAJだが、ヒジ、パウンドで切り裂き、フルマークの判定勝ちした。 [nextpage] ▼Bellatorライト級ワールドGP準決勝 5分5R〇アレキサンダー・シャブリー(ロシア)2位・24勝3敗[判定3-0] ※50-45×3×パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)1位・25勝12敗 「ライト級ワールドGPの準決勝戦」。日本で緊急参戦のホベルト・サトシ・ソウザに3R TKO勝ちし、クレベル・コイケと乱闘騒ぎになった元ライト級王者のパトリッキー・ピットブル・フレイレ(25-11)と、準々決勝でトフィック・ムサエフをボディキックでTKOに下したアレクサンダー・シャブリー(23-3)が激突する。  10月7日のもうひとつの準決勝では、王者ウスマン・ヌルマゴメドフが、挑戦者ブレント・プリムスを5R判定で退け王座防衛に成功も、薬物検査の陽性反応でカリフォルニア州アスレチックコミッションから、5万ドルの罰金と6カ月間の出場停止処分を受けている。プリムス戦は「ノーコンテスト」が決定し、王座剥奪&GP撤退も予想されるヌルマゴメドフの状況を受けて、パトリッキーとシャブリーは両者ともに、今回の試合は「ライト級王者決定戦だと思って戦う」と口を揃えている。  1R、ともにオーソドックス構え。近い距離で立つパトリッキー。左ジャブを見せる。シャブリーはワンツースリーをガード上に。パトリッキーの左ローはかわす。右ローを打つシャブリー。そこに左右で前に出るパトリッキーだが、シャブリーの前手がアイポークとなり。中断。  再開。左インローを当てたシャブリー。身体が一瞬崩れたパトリッキー。パトリッキーも強い右カーフを返す。右前蹴りを突くシャブリー。パトリッキーは左の頬から出血する。近い距離で詰めるシャブリーの右前蹴りをかわしたパトリッキー。  シャブリーは続く三日月蹴りを腹に突くと、右カーフ! 左ミドルハイはブロックするパトリッキー。さらに右ハイ。ブロッキングのパトリッキーはカーフを嫌ったかサウスポー構えに。シャブリーのラウンド。  2R、入りはともにオーソから。パトリッキーの左ローをかわすシャブリー。パトリッキーの右ローに左ジャブを合わせに行く。右前蹴りを突くパトリッキーに、シャブリーは右前蹴り、バックフィストはかわしたパトリッキー。  ワンツーの右を刺すシャブリー。さらに右前蹴り。パトリッキーの右の飛び込みをいなして詰める。互いの左右の交錯に、パトリッキーの左をガードするシャブリー。廻し蹴りも見せる。ケージを背にするパトリッキー。シャブリーは詰めて右ハイ。  ガードするパトリッキーだが、手が出ない。互いにバックフィスト。パトリッキーの右ヒザに、右ストレートを刺してパトリッキーを崩したシャブリー! パトリッキーもすぐに立ち上がる。  3R、右ボディストレートから入るパトリッキー。細かいステップのシャブリー。ワンツーを角度を変えて打ち込み、パトリッキーの右の打ち返しをかわす。詰めて右前蹴りを突くシャブリー。左ボディを当てる。左インローを返したパトリッキーだが、圧力をかけるシャブリーにケージを背に。ワンツーの右の打ち合いはパトリッキーの右が空を斬る。  右を届かせて前に出るパトリッキーだが、サークリングでさばいたシャブリー。ワンツーの右をガードの間に滑らせる。パトリッキーのバックフィストに右を合わせに行くシャブリー。  左インローの打ち合い。パトリッキーも左ボディから右で押し返すが、すぐに圧力を戻すシャブリー。パトリッキーも右カーフをかわす。パトリッキーの左ローを掴んで詰めるシャブリー。  4R、グローブタッチ。中央を取るシャブリー。パトリッキーの右の蹴りの動作に左右を合わせるシャブリー。サウスポー構えを見せて戻したところにパトリッキーは左右フックをガード上に当ててラッシュ! しかし、ガードするシャブリーは下がりながらも右ストレートを突く!  シャブリーの長い左ジャブにアゴを上げさせられるパトリッキー。スイッチを見せながら、右前蹴りを突くシャブリー。ワンツーから左をヒット! 下がるパトリッキーにヒザも突くと、顔面を赤く染めながら回るパトリッキーを追って、左から右! パトリッキーは右カーフ、ワンツーから連打を強振するが、顔色を変えないシャブリーは、ブロッキングでガードしてその手で右を突く。  5R、ジャブの刺し合いで勝るシャブリー。再び目を気にしたパトリッキー。左右で飛び込むが、さばいて右ストレート、左インローはシャブリー。さらに右ミドルハイ。ガードしたパトリッキー。シャブリーは右手を挙げてワンツーの右を突き刺す。  パトリッキーの強振をかすめながらも被弾しないシャブリー。当てて距離を取る。顔面を腫らせ出血が多いパトリッキー。前に出て左右も、かわすシャブリーは右から左のバックスピンキック! 詰めるパトリッキーにさらにバックスピンキックで迎え撃ち、ゴング。  パトリッキーを巧みなステップからパンチと蹴りで制し、パトリッキーの得意なパンチでも打ち勝ったシャブリーが、判定3-0(50-45)の5R戦のフルマークで勝利。  2019年RIZINライト級GPの優勝者・準優勝者を連続で下したシャブリーは試合後、「パトリッキー、彼らのチームのことは好きだ。とても強くタフだった。ここは夢の舞台だ。チャンピオンになりたい」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇アーチー・コルガン(米国)9勝0敗[判定3-0] ※30-27×3×ピーター・バウシュト(オランダ)17勝8敗  1R、先に圧力をかける元オールアメリカンレスラーのコルガン。元ONEfファイターで192cmの長身のバウシュトは左ハイ。左に回りながらダブルレッグテイクダウンのコルガン! ハーフにつくコルガン。右で脇差し、左で枕に抱き、背中を着かせてヒジ。  2R、左ジャブ、右ストレートを伸ばすコルガン。バウシュトの左ハイは頭に右手をつけてガードする。左右の蹴りで距離を取るバウシュトだが、コルガンは詰めてダブルレッグテイクダウン。初回同様にハーフになりヒジで削ってマウント。 背中を見せて亀になるバウシュトにサイドバックから押し込んでパウンド、ボディにヒザ。金網使い立とうとするバウシュトに右ヒザを突いてゴング。  3R、長いジャブを突くバウシュトに詰めるコルガンはシングルレッグからスタンドバック。正対し、離れるバウシュトだが、コルガンのテイクダウンの圧力にサークリング。残り15秒で前に出て右ヒザもかわされ、ゴング。判定3-0(30-27×3)でテイクダウンしたコルガンが危なげなく勝利した。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇デニス・キーホルツ(オランダ)[判定3-0] ※30-27×3×スミコ・イナバ(米国)  1R、ともにオーソドックス構え。細かいステップからスピーディーな飛び込みを見せるイナバ。キーホルツはパンチをブロッキングして右カーフを返す。  イナバのワンツーの打ち終わり、ジャブをパーリングして右カーフを返すキーホルツ。右前蹴りに変えるイナバ。ワンツーからダブルレッグへ。切って左右を放つキーホルツ。  2R、イナバのジャブをさばいて蹴りを返すキーホルツ。イナバはワンツーの右を当てると、シングルレッグテイクダウン。すぐに立つキーホルツは左で小手に巻いて投げ! スタンドに戻すと二段蹴りの左をヒット。  3R、先に前に出るのはイナバ。キーホルツの右ローをかわして右ストレートを交錯。右オーバーハンドのキーホルツ。さらに右ロー。イナバの入りにジャブを突くキーホルツ。右カーフを打つが、その打ち終わりにイナバはダブルレッグテイクダウン。パウンドをさほど打たせず右で小手に巻き立つキーホルツ。ジャブをパーリングされるイナバ。キーホルツは右ロー。シングルレッグのイナバは、右で差して押し込み左でクリンチボクシング。イナバはゴングに右目を腫らせた顔を見せた。  判定は3-0(30-27×3)でキーホルツが勝利。イナバの出入りをさばいて、カーフを当て、イナバのテイクダウンも柔道&レスリングで切り返してキックボクシングで優ったキーホルツが6連勝中のイナバを破り、2連勝を飾った。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ティムール・キズリエフ(ロシア)14勝0敗[判定3-0] ※30-27×3×ジャスティン・ゴンザレス(米国)14勝3敗 [nextpage] ▼女子126.6ポンド契約 5分3R〇ケリ・テイラー・メレンデス(米国)[2R 2分06秒 ギロチンチョーク]×サブリエ・セングル(トルコ) [nextpage] ▼160ポンド契約 5分3R〇イスラム・マメドフ(ロシア)23勝3敗1分[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×キリズ・モタ(ブラジル)15勝4敗 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇イブ・ランドゥー(フランス)20勝9敗[判定3-0] ※30-27×3ISAO(NEVER QUIT)第8代フェザー級KOP 27勝6敗2分 ※ほか試合は後ほど掲載
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