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レポート

【Krush】璃久が藤村大輔を破り決勝へ、“マッスル”小田尋久が森田奈男樹との空手家対決にKO勝ち、目黒翔大が西元也史を攻略、加藤港が豪快KO、美伶が鮮やかKO、劣勢だった龍翔が一発KO勝ち、プレリムで女子がKO決着

2024/05/26 18:05

▼第5試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R
〇鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代Bigbangスーパー・バンタム級王者)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
※本戦の判定は29-30、29-29、30-30。


 鬼山は岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてBigbangスーパーバンタム級王座を獲得。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝に進出したが、璃明武にKOで敗れた。2022年2月の「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で玖村将史にKO負け。10月のKrushで野田蒼をKOで破り再起を果たした。戦績は7勝(2KO)5敗。


 黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝に進出するも璃明武に敗れ、2023年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で金子晃大に敗れ、10月には倉田永輝にも敗れて3連敗を喫したが、2023年6月と9月に連勝を飾った。戦績は7勝12敗1分。174cmの長身を誇る。


 1R、鬼山はオーバーハンドを狙いつつ右カーフを狙い撃ち。黒田も負けじと右カーフを蹴り返し、鬼山が頭を下げてフックを打とうとするところへヒザを突き上げる。


 2R、前に出る鬼山はジャブで入ってボディから左フック。黒田はジャブと前蹴り、左ミドルと右ヒザ。鬼山はすぐに距離を詰めて左フック。黒田は鬼山の攻撃をよく見てかわし、パンチとミドルを当てていく。


 3Rも距離を詰めようとする鬼山に黒田はジャブ、鬼山は右フックを打つ。徹底的にジャブを突く黒田は狙いすました右ストレート、左ミドルも。それでも鬼山は距離を詰めて左右ボディと左フックを放つ。黒田はよく見てそのフックをかわす。至近距離で黒田も打ち合い、右アッパー、左フックをヒット。鬼山も左右フックとボディを当てる。次第に鬼山のアグレッシブな動きが目立ち始め、黒田はもらっていないが受けに回っておりこれが判定にどう影響するか。


 判定はジャッジ1名が黒田を支持したがドロー。延長戦へ突入する。前に出る鬼山が右ボディ、黒田は左ミドルの連打で反撃する。黒田はワンツー、左ミドルを当てて下がり、鬼山が前へ出て右ローを蹴る。黒田は左インローから左ミドル、強い右も打つ、。パンチをかわした鬼山には左ヒザを突き刺す。鬼山は左フックからの右フック、これで黒田が一瞬ヒザを折り曲げる。一気に連打で詰める鬼山だが黒田もヒザで反撃。気迫で前に出る鬼山が左フック。黒田もコツコツと当てているが、鬼山の方の一発がインパクトが強い。


 判定は2-1と割れたが、前に出た鬼山が勝利を収めた。

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