▼第7試合【株式会社青山ビジネスコンサルタンツ Presents】第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント準決勝(1)3分3R延長1R
×森田奈男樹(エイワスポーツジム)
KO 3R 1分37秒 ※左フック
〇小田尋久(TEAM3K)
※小田が決勝戦へ進出。
森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューすると5連勝4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起したのもつかの間、7月に璃久にKO負けを喫した。12月にアリヤン・モハマディを左フックでKOして再起を飾っている。戦績は6勝(4KO)2敗。
新極真会出身の空手家である小田は2021年11月に『DEEP☆KICK』でプロデビュー。2023年2月の『Krush』から参戦して5戦5勝(3KO)とプロ無敗の快進撃を続けていたが、2023年11月、フランス遠征でのWAKO K-1ルール世界ミドル級(-75kg)タイトルマッチで初黒星。2024年2月にはKNOCK OUTに乗り込み中島弘貴に延長戦で判定勝ち。ハイ・ミドル・ロー、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと空手家らしく蹴り技を多用するスタイル。戦績は6勝(3KO)1敗。
1R、互いにパンチから蹴り、蹴りからパンチと攻撃をつなぐ。ミドルを蹴り合い、ローを蹴り合う。森田は距離をつくり、小田は距離を潰しに行く。森田の左フックをかわした小田が右フック。
2R、左ローを蹴っていく森田へ小田が右ストレート。森田はジャブ、前蹴りで小田の圧を跳ね返すが、小田は右ストレートで入って来る。小田はジャブをボディに打ち、顔面へつないでいく。森田は蹴りを当てるがパンチがなかなかヒットしない。サウスポーになった小田へ森田が右ミドルで快音を響かせる。
3Rも圧をかけるのは小田。左右フックから左ロー。森田は左ミドルを返すが、小田が左フックでヒットを奪う。森田のパンチはしっかりブロックする小田は左右フックを打ち返し、小田にフックを浴びせる。森田が左ローからの左フックを空振りしたところに小田が左フックを振り抜き、森田が倒れ小田のKO勝ちとなった。
大喜びの小田はマイクを持つと「まだ応援してくれる人たちは少ないんですけれど、その人たちのために絶対に勝って決勝行ってベルトを獲るという強い気持ちで動いています。絶対にどっちが上がってきてもKOで倒して、Krushの名にふさわしい王者になろうと思っています」と優勝宣言した。