▼第6試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※26-28×3
〇目黒翔大(優弥道場)
西元は15勝のうち12勝がKO勝ちというK-1 GROUPきってのハードヒッター。2022年9月の「第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」のリザーブファイトで山本直樹を撃破し、12月にKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチに臨んだが王者・中島千博に判定3-0で敗れた。2023年、中国遠征試合を行ってダウンを奪っての勝利で再起したのもつかの間、7月に髙橋直輝、11月に松山勇汰に敗れ連敗中。戦績は15勝(12KO)11敗2分。1月にMIOとの結婚を発表した。
目黒は8勝(2KO)6敗2分のサウスポーで、3連敗から2022年11月に松本和樹から勝利を収めると、2023年7月にKNOCK OUTとの対抗戦で新田宗一朗から勝利を収めるなど4連勝を飾った。前戦は2023年11月に友尊から判定勝ち。山本優弥を師匠に持ち、しぶといファイトを身上とする。
1R、左フックを狙っていく西元にサウスポーの目黒は右ロー。西元が右三日月を突き刺し、右カーフを蹴る。目黒は頭をつけるようにして左右ボディの連打。西元は右カーフから日だs李ボディ、右三日月。コーナーへ詰めた西元が右ストレートを放った直後、目黒が右フックの相打ちでしっかり当ててダウンを奪う。
2R、西元が勝負を仕掛けて右ハイキック。目黒は外側と内側から西元の前足へカーフキック。右ストレートからの引っ掛けるような右フックで目黒がバランスを崩すとダウンがコールされる。距離を詰めて細かくパンチを打つ目黒に、西元は飛びヒザ蹴りを放つ。距離を詰めてショートよりもショートなパンチを打つ目黒に、西元はやりにくそうだ。
3R、目黒は右フックからの左アッパー、近距離で右フックを打つ。西元はヒザで対抗するが目黒の“ゼロ距離殺法”でなかなか攻撃を出せない。揉み合いの中、目黒が右ストレートをヒットさせ、西元がヒザを折ってダウン。ガードを固めて潜り込むようにくっつく目黒へ西元が左右フックとヒザ、目黒は左を一発当ててはくっつく。西元が左フックを一発当てると、その何倍もショートで打ち返す目黒。
西元は自分の試合をやらせてもらえず、目黒が予告通り“目黒ワールド”に引きずり込んでの“セロ距離殺法”で格上の西元からも勝利を奪い取った。