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レポート

【RTU】河名マストが死闘制しシエ・ビンと対戦へ「UFCとの契約はマスト」、原口伸の相手は安藤達也に判定勝ちしたズー・カンジエに。女子ストロー級2回戦は本野美樹vs.シャオツァの再戦、シー・ミンvs.フアシャンに

2024/05/18 19:05

▼第1試合 ウェルター級 5分3R ※ワンマッチ
〇バテボラティ・バハテボラ(中国)Bahatebole Batebolati 10勝1敗1分 171lbs/77.56kg
[判定3-0] ※29-28×3
×キム・ハンスル(韓国)Han Seul Kim 13勝6敗 171lbs/77.56kg

 ウェルター級ワンマッチ。

 地元中国のバハテボラ。MMA戦績9勝1敗1分で、9勝のうち5KO・1一本勝ち。昨年のRoad To UFCではライト級に出場し、GLADIATOR王者キ・ウォンビンと対戦。劣勢の展開からウォンビンの後頭部打撃により反則勝ちで勝ち上がったものの、準決勝の原口戦は体重オーバーにより失格となっている。今年2月にローカルイベントのワンマッチで勝利すると、今年はウェルター級のワンマッチでRoad To UFC出場のチャンスを得た。26歳。

 ハンスルは韓国Double Gのウェルター級王者。Road To UFCでは3年連続でのワンマッチ出場。2020年はパンチでダウンを奪ってからの三角十字で1R一本勝ちしたがUFCとの契約はならず。昨年5月のRoad To UFC2では、地元中国のタイイーラークエ・ヌエアジと対戦。2RにヒジをもらいKO負けした。今年1月には堀口恭司主催の『TOP BRIGHTS』に参戦予定だったが負傷欠場している。33歳。

 1R、両者サウスポー。お互い警戒して間合いに入らずローキックで牽制する。ハンスルの左がヒットしバハテボラダウン!すかさずパウンドを打ち込む。グラウンドでバックに回りパウンドを打ち込むが、バハテボラは立ち上がりケージ際へ。なおもバックからパンチを打ち込むハンスルだが、バハテボラ離れた。ハンスルが左ストレートを打ち込む。バハテボラのパンチはバックステップでかわす。バハテボラがタックルで飛び込んだが、がぶって切ったハンスル。左右のパンチを打ち込んでいく。残り1分。バハテボラのワンツーがヒットするが、ハンスルのカーフキックで足が流れた。ホーン。

 1Rはダウンを奪ったハンスルのラウンドに。

 2R。バハテボラが飛び込んだ際に頭が当たり、ハンスルが右目尻をカット。バハテボラが前に詰めてくるが、ハンスルのカーフキックがヒット。バハテボラの出した手の指がアイポークとなり、インターバルが取られる。再開。圧を強めてきたバハテボラ。ワンツー。前蹴り。距離がつまりお互いのパンチが交錯するが、ハンスルのカーフキックをもらったバハテボラが右足を引きずる。バハテボラがタックルで飛び込んでテイクダウンを奪うが、ハンスルはケージを使って立つ。投げをすかされてバックを取られかけたハンスルだが、すぐに立ち上がる。ホーン。

 2Rはバハテボラが盛り返したラウンドに。

 3R。ジャブを突くハンスル。バハテボラも詰めるが、両者ともに慎重になっている。パンチが交錯する。ハンスルはやや攻撃が単発に。カーフキックはバハテボラがバックステップでかわした。手数で上回るバハテボラ。ハンスルがタックルに入ったがケージでこらえて切ったバハテボラ。残り10秒でバハテボラのカーフキックでスリップ気味に倒れたハンスル。バハテボラがバックに回りパウンドを打ち込んでタイムアップ。

 ジャッジ3者とも29-28でバハテボラを支持し、バハテボラが判定勝ち。「去年は家族のことを含め、いろいろな問題があったが乗り越えて戻ってくることができた。今日は1Rにやられたから作戦を変えてやりあったが、ベストの試合ではなかった」と語った。

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