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【RTU】河名マストが死闘制しシエ・ビンと対戦へ「UFCとの契約はマスト」、原口伸の相手は安藤達也に判定勝ちしたズー・カンジエに。女子ストロー級2回戦は本野美樹vs.シャオツァの再戦、シー・ミンvs.フアシャンに

2024/05/18 19:05

▼第4試合 フェザー級 5分3R
〇原口 伸(日本)Shin Haraguchi  8勝1敗 145.5lbs/66.00kg
[判定3-0] ※30-27×2, 30-25

×ホン・ジュニョン(韓国)Jun Young Hong 13勝8敗1分 146lbs/66.22kg

 フェザー級トーナメント一回戦。

 原口は、2023年の『ROAD TO UFC』ではフェザー級に出場枠がなく、やむを得ず階級上のライト級で出場。レスリングを活かして決勝まで進んだものの、決勝の相手の元UFCのロン・チューにタックルにヒザを合わされて消耗。3Rにパウンドでほぼ戦闘不能に追い込まれたところでチョークを極められ、一本負けでMMA初黒星。2024年は適正階級のフェザーで出場する。2019年レスリング全日本選手権フリースタイル70kg級優勝、GRACHANライト級王者。25歳。

 韓国のジュニョンは2022年の『ROAD TO UFC』に出場し、一回戦で松嶋こよみにスプリット判定負け。2023年はローカルイベントで2試合連続1Rフィニッシュ勝利し、2年ぶり2度目の出場を果たした。AFC、Double Gのフェザー級王者。33歳。

 1R、サウスポーの原口にオーソドックスのジュニョン。飛びヒザを放ったジュニョン。ヒットしたが、原口がキャッチしそのままシングルレッグに。解除したがケージに押し込もうとする。原口の腕を掴んで防いだジュニョンが入れ替えて離れた。ジュニョンがプレッシャーを掛けるが原口がタックルに。片ヒザをついたジュニョンがヒジ・パンチで抵抗するが、原口がバックに回る。

 立ち上がったジュニョンの腹にヒザを打ち込む原口。ジュニョンが引き剥がして離れる。原口の左オーバーハンドのパンチがヒットしジュニョンダウン! すかさず飛び込む原口に立ち上がって飛びヒザを合わせたジュニョンだが、原口がそのままタックルに入り、ドライブしてバックに回る。ケージ際でバックコントロールする原口。足のフックを防ぐジュニョンだが、原口がパンチを打ち込み1R終了。

 1Rはダウンを奪った原口のラウンドか。

 2R、ミドルを入れたジュニョンだが、原口がタックルで飛び込むと反応できずテイクダウンを許す。上半身を起こしてケージ際まで移動したジュニョン。ケージを使って立ったジュニョンが入れ替えて離れると左アッパー。原口は今度はシングルレッグからテイクダウンを奪う。すぐにケージを使って立って離れるジュニョン。またシングルレッグに入った原口。ヒザを着かせるが、ジュニョンがパンチで抵抗。原口はバッククリンチでコントロールしながら腹にヒザを入れる。ジュニョンがクラッチを切ると原口はヒザつきタックルで両足をすくってテイクダウンし、バックに回る。片膝をついたジュニョンが立ち上がり、原口のクラッチを切って正対するが、その瞬間にすぐタックルで尻もちをつかせる。2R終了のホーン。

 2Rも原口が優勢に試合を進めた。

 3R、原口がシングルレッグから朽木倒しでテイクダウンを奪うとジュニョンの首を抱えてがぶる。ケージに押し込むとまた膝を着いてタックルへ。ダブルレッグに切り替える原口。バックに回ってスタンドバックになるが、ジュニョンが向き直るタイミングでまたタックルに入る。片ヒザを着いて寝かされないようにしているジュニョンに、原口はヒザを背中に打ち込む。ジュニョンが立ち上がりスタンドバックになると、原口はまたタックルへ。テイクダウンを狙いつつ、パンチやヒザを入れる原口。押し込まれたままのジュニョンから残り10秒でまたテイクダウンを奪うとパンチを打ち込んでタイムアップ。

 判定は30-27×2、30-25の3-0で原口が一回戦を突破。打撃でダウンを奪い、テイクダウンコントロール12回、コントロールタイム12分の完封劇だった。

 試合後、原口は「去年はライト級で出ることになって準優勝だったんですけど、今回はフェザーということで、自分の適性階級なので、絶対に優勝してやるという気持ちで臨みました。僕の得意な試合運びだったので、見ている方はつらいかもしれないですが、僕はあまりきつくなかった。これをつまらないというなら、相手は逃げてください。次は僕が目指すスクランブル多めのレスリングを使っていきたいと思います」と語った。

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