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【DEEP JEWELS】東よう子がダイヤモンドローズにTKO勝ち! 本野美樹が須田萌里に判定勝ち、NORIがミッコに辛勝、栗山が藤田との接戦を左で制す、松田が長野下す

2022/11/23 11:11

▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R
〇本野美樹(AACC)48.90kg
[判定3-0] ※29-28×2, 28-28マスト本野

×須田萌里(SCORPION GYM)48.95kg

 RIZIN女子スーパーアトム級相当の49kg契約試合。本野は、東海大学柔道部出身で2010年の講道館杯では西田優香(2010年世界柔道選手権-52kg級優勝)に勝利するなど活躍。2019年3月の『HEAT』でプロMMAデビューを果たすと、同年6月の『DEEP JEWELS』で長野美香にデビュー2戦目にして判定勝ち。

 3戦目で『ternal MMA 48』で現在UFC4連勝中のケイシー・オニール(豪州)に判定負けも、日本で3連勝。2020年12月の伊澤星花戦で日本人に初黒星を喫し、2021年6月のDEEP JEWELSストロー級暫定王座初防衛戦で伊澤星花に敗れ、王座陥落。

 2021年12月大会でHIMEに判定勝ちすると、2022年3月大会でにっせーに1R 腕十字で一本勝ち。ここ2試合に続き今回もRIZINスーパーアトム級と同じ49kgで戦う。

 同門の大島沙緒里がRIZINで浅倉カンナ、山本美憂を連続で撃破し、「RIZINに出るために彼女(本野)は49kgに落として圧倒的な強さを見せて勝っています。友情ごっこではなく同じ階級になってしまうので、いつか戦ってもいいと思っています。強いのにRIZINに出ていない。本野と一緒にRIZINに出て活躍することが今の私の目標です」と、その強さをプッシュするなか、本野も「ABEMA格闘チャンネル海外武者修行プロジェクト」でラスベガスのシンジケートMMAで約1カ月間の出稽古を敢行している。8カ月ぶりの試合で進化を見せられるか。

 対する須田は18歳の高校3年生。ブラジリアン柔術、グラップリングをベースに、2020年10月にプロデビュー。村上彩、佐々木萌に判定負けも、坂本美香に判定勝ちすると、2021年7月のDEEP大阪で樋田智子を腕十字に極めて一本勝ち。10月大会ではキャリアに優る音波に判定勝ち、12月大会では竹林愛留も1R、腕十字で勝利。2022年3月には青野ひかるからも腕十字で一本勝ちで5連勝。5月にDEEP JEWELSアトム級王者・大島沙緒里に挑戦もキムラロックに敗れた。

 7月のRIZIN沖縄大会でにっせーに腕十字で一本勝ちで再起。9月のDEEP JEWELSでは村上彩に判定勝ちでリベンジを果たすと、「これからは、大島選手のアトム級のベルトにリベンジしたいです。私は負けて強くなると思っているので、またチャンスをください」とマイクアピールしていた。

本野美樹
「減量もコンディションもばっちり調整できたので、あとは明日の試合でしっかり仕留めて勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

須田萌里
「明日は得意の腕十字で勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

 1R、49kgの3R戦。サウスポー構えの本野にオーソドックス構えの須田。前手の右フック、左ストレートを突く本野が圧力をかける。左右ローから押し戻す須田は右ハイを空振りもそのまま右バックフィスト! ブロッキングする本野はダブルレッグテイクダウン。

 左を小手に巻き引き込みの須田は、右腕を引き込み、四角に組んでから三角絞め! ヒザ裏で足を組むと下から鉄槌を入れて腕十字へ! その瞬間を待っていた本野はまたいで抜けて体を離す。上から蹴りでブレーク。ともに前手のジャブからダブルで前に出る須田。ゴング。

 2R、左ミドルを当てた本野にボディロックテイクダウンは須田。しかし際で上を取る本野は強い左のパウンド連打! 下の須田は腕十字へ。すぐに反応する本野が上体を放すとブレーク。スタンド再開。左前蹴りを見せる須田。本野は右フック。

 須田が右で前に出るとそこに本野はダブルレッグテイクダウン! 右手を掴む須田にパウンドを落とす本野。下の須田は腕十字、三角狙いも、上の本野は中腰に。ラスト10秒で須田は腕十字に行くが、本野がまたぎながらクラッチして防ぐ。

 3R、右から左を当てた本野! 下がる須田が嫌がり組むと小手に巻いて払い腰テイクダウン! パウンドを落とすが、下の須田は腕十字でヒジを巻き込み、足を顔にかける。クラッチして凌ぐ本野。下から鉄槌は須田。腕を抜いた本野は中腰からパウンド。足を効かせる須田は下からクローズドに入れるが、インサイドガードから鉄槌は本野! 再び中に入って行くとパウンド! 須田の腕十字を潰して鉄槌を入れてゴング。

 判定は3-0(29-28×2, 28-28マスト本野)で本野が勝利。49kgで3連勝をマーク。バックステージではあらためてUFCストロー級(52.2kg)への参戦の希望を語った。

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