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【GLADIATOR】山上幹臣が今井健斗に3R TKOで敗れる、竹本がデッチプールに横三角&キムラで一本勝ち、中川晧貴が水野翔との接戦制す、チハヤフルが一本勝ち、木村柊也&南友之輔が初回TKO勝ち

2024/05/05 16:05

▼GLADIATORフェザー級 5分3R
〇中川晧貴(総合格闘技道場Reliable)
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×水野 翔(総合格闘技スタジオSTYLE)

 元タイトルコンテンダーの中川晧貴は2023年、チェ・ソンビン&バットオチルという韓国・モンゴル勢に連敗中。今回は所属するreliableの田中じゅん代表から、「仕切り直しという意味でドメスティックマッチから戦わせたい」という要望もあり、大阪・GLADIATOR育ちの水野翔と対戦することになった。27歳。

 主催者を通じて中川は、「今は外国人選手に2連敗と負けが続いていますが、試合に出させて貰っているGLADIATORの櫻井代表に感謝しています。ありがとうございます! 今回の相手は若手の選手で5連勝中らしいので、ここらで連勝を止めてやろうと思っています。今までは追いかける立場だったのが、今は若手選手に追いかけられる立場になったと自分では思っていて、絶対に負けられないと言う気持ちがより一層強くなりました。

 今回の試合でしっかりと自分の強さを見せつけて、また追いかける立場に戻りたいと思っています。チャンピオンや上位で戦っている選手に『胡座をかいて待っとけよ!』、俺が居るって分からせたいと思っています。それを見せつけられる試合をしたいと思っています。初心を忘れずにアグレッシブに戦って行きたいです! reliableの看板を背負うという責任感を持ってリングで暴れます」とコメント。

 2023年6月の『GLADIATOR 022』でプロデビュー以来、9カ月で4連勝を果たした水野は、池本誠知率いる総合格闘技スタジオSTYLE所属の22歳。『RIZIN Trigger 2nd』で小島勝志に、『GLADIATOR 019』で島村裕にいずれも判定勝ちしている強豪・中川を相手に、水野は連勝記録を「5」に伸ばすことが出来るか。

 水野は、「格闘技&プロレス二刀流の水野翔です。この試合は僕にとってめちゃくちゃチャンス! 4連勝の勢いのままぶっ倒します。ここで勝って一気にタイトル戦線に絡んでいきます」と意気込む。

 チャンピオン河名マストを筆頭にパン・ジェヒョク、ダギースレン・チャグナードルジ、バットオチル・バットサイハンというアジアの新鋭が集うフェザー級において、今大会でチーム・ラカイのアドニス・セビジェーノと戦うチハヤフル・ズッキーニョスと並び、日本の片翼を担うことが期待されるフェザー級ファイターは誰になるのか。中川、水野にとって、今後のキャリアを考える上で非常に大切な一戦を迎えることとなる。

 各階級で猛威を振るうアジア勢に対し、一矢報いるファイターの出現こそがGLADIATORが所望するところ。そんなフェザー級戦線で上位アジア勢に挑む権利を有するのは、中川か水野か。

 1R、オーソの中川に、サウスポー構えの水野。中央を取る中川はワンツーの右で前に。そこにシングルレッグテイクダウンの水野はハーフの上からキムラクラッチ!

 ハーフでまだ金網に上体を立てている中川は極めさせず。腰をずらした中川はバック狙い。まだクラッチを外さない水野。中川は自身の右腿を掴んで腕を背中に回させない。クラッチを外して右腕抱える水野は前に引き出してスタンドで極めに行こうとするが、座る中川はケージ際に戻る。

 2R、圧力かける中川。水野は右回り。中川の右ストレートをかわしてシングルレッグの水野。金網背に凌ぐ中川は右手で頭を抱えて、左足で右足を踏み、水野が引き出したところにアームインでギロチンチョークを合わせて金網に押し込み極めに行く。

 頭が下がりそうなところで水野が立ったまま頭を上げて防御。クローズドガードで引き込みはしない中川。まだシングルレッグは離さない水野。左ヒザを突き、押し込み。ダブルレッグに、切り替え。ここもギロチンチョークを狙う中川。引き落としてがぶりから横三角、クルスフィックス狙いも、水野は腕をクラッチ。

 3R、中央を取る中川。水野は左ハイ。中川の右ハイの打ち終わりにシングルレッグの水野。しかし、そこに組ませずバックを奪う中川は、バッククリンチ。背後から右ヒザ。背中を譲りながら水野はスタンドアームロック狙い。ボディロックから崩して手を着かせた中川は、水野のバックを奪い、両足をかけることに成功。

 背後からダブルアンダーの中川に、腰をずらした瞬間に、足を束ねられながらキムラを狙う水野。しかし、極めさせない中川はサイドバックでパウンド。すぐに立ち上がる水野がボディロックしてバッククリンチも投げることはできず。

 判定は2-1に割れて、29-28×2, 28-29で中川が接戦を勝利。中川は連敗脱出。水野はプロ5戦目で初黒星。連勝は「4」でストップした。

 試合後、中川は「応援、ありがとうございます。外国選手と2試合やって負けてるんですけど、今回勝って、チハヤフル選手と、先輩が負けているので、俺と試合、よろしくお願いします。GLADIATORを盛り上げるのは俺なんで」と語った。

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