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レポート

【GLADIATOR】山上幹臣が今井健斗に3R TKOで敗れる、竹本がデッチプールに横三角&キムラで一本勝ち、中川晧貴が水野翔との接戦制す、チハヤフルが一本勝ち、木村柊也&南友之輔が初回TKO勝ち

2024/05/05 16:05

▼GLADIATORフライ級 5分3R
〇今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
[3R 0分53秒 TKO] ※パウンド
×山上幹臣(STF)

 山上は卓越した格闘センスを絶賛された元修斗世界チャンピオン。2011年11月に生駒純司に挑戦し、開始41秒、左ストレートでダウンを奪い、パウンドアウト。修斗世界フライ級王座を獲得した。

 立ち技RISEで久保賢司と対戦後も、修斗で猿丸ジュンジ、マモル、HEATでナロンチャイ・ドラゴンテイルジムを下すなど3連勝も、2014年2月の『ROAD FC 14』でチョ・ナムジンに、2014年12月の『ROAD FC 20』でユ・ジェナムに、いずれも判定負けで2連敗。現役を退いていた。今回は、実に9年5カ月振りの現役復帰となる。

 復帰を決めた山上幹臣は、主催者を通じて「まずは、オファー頂きありがとうございます。対戦相手も若くて勢いある選手で申し分ないので、しっかり倒して10年振りの復帰戦、勝利で飾ります!」と、必勝を誓う。

 36歳にしてケージに戻ってくる“天才”の相手を務める今井は、山上より一回り若い24歳で6勝3敗の戦績の持つ。今回、山上の対戦相手を打診した選手のなかで、誰よりもやる気を持ち、イエスと即答したのが今井だった。

 MMA6勝3敗の今井は、2023年3月のPANCRASEで前田浩平にスプリット判定で敗れるも、8月のDEEP名古屋で小林優に判定勝ち。11月の柴山鷹成戦では3R ティピーチョークで一本勝ちもマークしている。

 2024年2月のPANCRASEでは岸田宙大の三角絞めをスラムしながらも絞められ、1R 一本負け。岐阜の中津川から、GLADIATORに初参戦する。

“レジェンド”と対する今井は、「海外からの選手なども多く、今凄く盛り上がっているGLADIATORに参戦できて嬉しいです。初出場ですが、1番インパクトのある試合を見せられたらと思います。対戦相手の山上選手について、実力も実績もある強い選手ですが、大チャンスをモノにできるように頑張ります」と意気込みを記した。

 この10年間で進化を果たしたMMAで揉まれてきた今井を相手に、山上がベルトを巻いた頃のような輝きを見せることができるのか、注目の復帰戦だ。

 1R、サウスポー構えの山上は先に左ストレート。オーソの今井はシングルレッグから金網に押し込みダブルレッグテイクダウン。金網背に座る山上に。がぶりダース狙いも首を抜き立ち上がる山上。

 大外刈りテイクダウンの今井に、スクランブルからバックに回る山上。両足をかけておたつロックの山上は向き直りを許さず。リアネイキドチョークを狙う。絞めさせない今井。ゴング。

 2R、先に圧力かける今井。2発の左ストレートをあごもとに刺す山上。「来い」と挑発する今井。左ジャブから3連打で山上を下がらせる。しかし山上もワンツーの左から左ミドル! 前に戻したところに今井はダブルレッグテイクダウン!

 下の山上はバタフライガードで跳ね上げて頭を上げると、今井はダースチョーク狙い。尻を着いて座る山上を押し込み、腰を引いて寝かせようとする。山上は座るが今井も立ち上がらせず。

 3R、左ジャブを当てる今井。山上も左。しかし飛び込みの右を当てる今井の右にふらつく山上。後転して亀になる山上にサイドバックで今井はパウンド! レフェリーが間に入った。

 24歳の今井は「対戦していただいた山上選手ありがとうございました。元修斗世界チャンピオンということで、対戦候補もいろいろいるなかで、メリットもない僕との試合を受けていただきありがとうございました。海外の強い選手とからんでいけたら嬉しいです」と語った。

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