▼第3試合 ミドル級(72.57kg)3分3R
×MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)
判定0-3
〇ガリップ・セリック・ジティジム(トルコ/ジティジム)
JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrush、2021年3月のK-1で共に勝利を収めている。2021年12月のBOMでクリスチャン・ジョセフを5Rに左ボディでKOし、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王座に続きWMCインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得すると、2022年9月には喜多村誠をTKOに破りWPMFインターナショナル・ミドル級王座も獲得して三冠王となった。
2023年4月にはBOMミドル級王者決定戦に臨んだが、ヨックペットに判定負け。6月の「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」では1回戦で優勝候補のムスタファ・ハイダを苦しめたが判定2-0で敗れた。2月のRWSではペッチマイに判定負け。
1R、パワフルな左右ミドルと右ストレートで前に出て攻めるガリップ。パワーに押され気味だったJOEだが、終盤は左ローを連続ヒットさせてガリップに嫌な表情をさせる。それでも強い右ストレート、ヒジを打ち込んでくるガリップ。スーパーマンパンチも繰り出す。オープンスコアは10-9×3。
2R、パンチが当たると見たか、ガリップはパンチ主体の攻めに切り替える。パワフルな右ストレート、左フック、左ボディでJOEを追いかけ、ミドルや右ローも蹴っていく。JOEは右ローを返すが、ガリップのパワーとパンチの回転になかなか攻撃に転じることが出来ない。ガリップはJOEをロープに追い込むとヒジを打つ。OPスコアはこのラウンドも10-9×3でガリップ。
3Rもパワフルなパンチで攻めていくガリップ。するとここでサウスポーのJOEがようやく左ストレートを連打するとことが連続ヒット。逆襲に転じたJOEだったが、すぐにガリップの右ストレート、左右フックで防戦となってしまい、なぜかノーガードになってパンチを浴びる。最後は再び左ストレートを打ちに行ったJOEだが時すでに遅し。