▼第7試合 スーパーウェルター級 3分3R
〇サジャド・ヴェナムムエタイ(イラン)
TKO 2R 2分57秒 ※左縦ヒジ
×モトヤスック(治政館)
モトヤスックは2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争いジャパンキック認定ウェルター級王座に就いた。強烈な右ストレートと左フックを武器に、2022年9月のWMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦でダーンチョンに2RでKO勝ち、11月にはシュートンに判定勝ち、2023年1月にネートパヤックに判定勝ち、3月には初参戦のRISEで憂也を延長戦で破り、7月には馬木樹里をKO、10月にはRISEでT-98にも勝利と連勝中。戦績は18勝(10KO)5敗1分。
対するサジャドは元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者(2023年に獲得)で、現WBCムエタイ世界同級王者というかなりの強豪。アマチュア時代にはIFM YOUTH WORLD CHAMPIONSHIPで金メダルにも輝いている。ONEで活躍するフリオ・ロボに勝利、2023年9月の『ONE Friday Fight 35』でランボー・モー・ラッタナバンディットからも勝利を収めている。
1R、右ローの蹴り合いからスタート。サジャドは要所で蹴りからヒジを織り交ぜて来る。モトヤスックは強い右ローを蹴るが、サジャドは左右ミドル、ヒジ、ジャブと技を多く出す。左縦ヒジで歩くように前に出たサジャドは、右ハイでダウンを奪った。
2Rになるとサジャドはヒジの乱れ打ち。強いヒジを次々と打ち込む。モトヤスックは左右フック、右ストレートで応戦するもサジャドはどんどんヒジを打つ。さらに右ヒザを鋭く突き刺すと、今度はヒザ地獄。最後は左縦ヒジを叩き込み、モトヤスックがダウンしたところでセコンドからストップの申し出あり、サジャドのTKO勝ち。