シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がタフファイトを制してペットモラコットにリベンジ、山田彪太朗が栗秋との打ち合い制す、内藤凌太がNJKF山浦を投げて勝つ、坂本優起が敗者改名マッチで荒東に勝ち怪獣キラー襲名、ロクク・ダリが倒して投げて風間に勝利、MISAKIが女子ムエタイをミドルキックでKO

2024/04/13 18:04

▼第3試合 46.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者)
KO 2R 0分21秒 ※右ミドルキック
×ホンカンラヤー・ゴー・パーサージム(タイ/チョンムロンムエタイ50kg級王者)


 MISAKIは2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。


 2021年に入ってからは的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就いた。2022年12月にはRISEで宮﨑小雪との女王決戦、2023年2月には小林愛理奈と対戦もいずれも敗れた。6月にホンヨックに初回KO勝ちして再起を飾ると、11月にK-1のチャン・リーからダウンを奪って勝利。戦績は22勝(4KO)9敗1分。


 チョンムロンムエタイ50kg級王者ホンカンラヤーは、ガンガン前に出て来るアグレッシブなファイタータイプだという。


 1R、左右ミドルと前蹴りのホンカンラヤーにMISAKIは左右フックを合わせに行き、次第にフックが当たり始めると接近、組むとすかさず大腰でシュートポイントを奪う。そこから前に出るMISAKIが右ストレート。ホンカンラヤーが首相撲で組んでくると投げを見舞う。


 ロープ際に追い詰めたMISAKIが右ストレートでダウンを奪う。MISAKIの突進でロープを背負ったホンカンラヤーへMISAKIが連打を見舞い、ホンカンラヤーが防戦一方となってスタンディングダウンがコールされる。ガムシャラに打って出るMISAKIにホンカンラヤーはかなり消耗した様子。


 2R、右ミドルを蹴られたMISAKIは重い音が響きわたるような右ミドルを蹴り返し、左右の連打に右ローを織り交ぜてホンカンラヤーをロープに釘付け。最後はもう一度右ミドルを蹴り込むとホンカンラヤーは脇腹をおさえて倒れ込み、MISAKIのKO勝ちとなった。


 MISAKIはマイクを持つと「ミドルが強くてけっこう苦戦してしまいました。私が王者になってから女子選手がなかなか出てこずRENAちゃんとの差を感じましたが、今回女子がもう1試合組まれたことで、また女子がSBのリングに集まってくる環境を私がここに作るので、倒せる女子がSBにいるよってことで私を倒したい女子、SBに乗り込んできてください。私が倒します」と、女子選手に呼びかけた。

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