▼第6試合 61.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級4位、元DEEP☆KICK-55kg級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×山浦俊一(新興ムエタイジム/元NJKFスーパーフェザー級王者)
山浦はNJKFを主戦場にし、NJKFスーパーフェザー級とWBCムエタイ日本スーパーフェザー級のタイトルを獲得している二冠王。当初はSB日本スーパーフェザー級1位・手塚翔太との対戦が決まっていたが、手塚がふくらはぎの筋断裂により欠場。代わって内藤と対戦することになった。
内藤3兄弟の長男・凌太は3月10日のヤングシーザー杯に出場したばかりで、一階級上のスーパーフェザー級での試合となるものの、「自分がやらせてください!」と名乗りを挙げたことでこの一戦が決定したという。
1R、内藤は上体を動かす独特なムーブから右ロー、山浦はアップライトに構えてジャブ。山浦の前蹴りをキャッチした内藤は足払いでコカす。右ローと左インローをどんどん蹴っていく内藤に、山浦はよく見ながらパンチを狙う。内藤が首投げを仕掛けると、山浦はバックを奪ってのバックドロップを狙うという展開も。
2R、蹴り足をキャッチした山浦は首相撲に持ち込んでいき、それを内藤が投げで返そうとする投げの攻防。山浦の左右ボディに内藤は右ストレート。右ハイを空振りし、そのまま回転してのバックハンドブローを見舞う内藤。山浦は左右フックをブロックさせて右アッパーを当てる。山浦がジャブから右アッパー、内藤も右を返す。組み付いた山浦が投げを仕掛けるが両者同体で転倒する。
3R、山浦が左右連打を出しながら前へ出る。組み付いた内藤が投げを狙い山浦はディフェンス。パンチから投げを仕掛ける内瘻だが投げが低くポイントには結びつかない。山浦は右フック、右ストレートと右のパンチを打ち、内藤は左フックで対抗。山浦の首相撲を首投げで返した内藤にシュートポイント(1点)が与えられた。
山浦は手招きして打ち合いを望むが、内藤は右ローを蹴っていく。山浦のワンツーをブロックし右ローを蹴る内藤。またも内藤がハイキックを空振りしてのバックハンドブロー。山浦は前へ出るが有効打を奪えなかった。
判定は3-0でシュートポイントを奪った内藤の勝利となった。内藤はマイクを持つと「急遽のオファーでいつもより重い階級で勝ちました。SBの強さを少しは見せられたと思います。勝ったので6月のシリーズ戦で試合を組んで下さい」とアピールした。