シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がタフファイトを制してペットモラコットにリベンジ、山田彪太朗が栗秋との打ち合い制す、内藤凌太がNJKF山浦を投げて勝つ、坂本優起が敗者改名マッチで荒東に勝ち怪獣キラー襲名、ロクク・ダリが倒して投げて風間に勝利、MISAKIが女子ムエタイをミドルキックでKO

2024/04/13 18:04

▼第5試合 SB日本ヘビー級 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位)
判定3-0 ※30-29×2、30-27
×荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス稲垣組/初代GRACHAN無差別級王者)


 坂本は2009年11月にプロデビュー戦を行い敗れたものの、その後は12連勝をマーク。2013年4月には鈴木悟を破り、SB日本スーパーウェルター級王座を奪取した。2015年2月には長島☆自演乙☆雄一郎、6月にはT-98を破るなどSB中量級のエースとして大活躍したが、2015年後半からは黒星が増え、2020年12月に一気に階級を上げてヘビー級に転向。6連勝を飾ったがマウンテンRYUGOに判定負け。2021年10月には韓国で無差別級トーナメントに挑み、2勝して優勝した。12月にはRISEの南原健太と対戦し、ダウンを先取するも逆転TKO負け。2023年4月のシリーズ第二戦でSB初となるOFGマッチに挑戦し、遊笑を相手に惜敗。11月にもOFGで関根“シュレック”秀樹に判定負け。戦績は38勝(8KO)21敗。


 荒東は柔道出身で、2019年にタイでMMAプロデビュー。タイの団体で2戦して帰国すると『GRACHAN』に参戦。2023年2月、GRACHAN無差別級王座決定トーナメントで優勝して王座を獲得した。10月には『RIZIN LANDMARK 6』に初参戦し、貴賢神にTKO勝ちしてインパクトを残している。


 1R、インローを蹴る荒東に坂本は右フックを連発してコーナーへ追い込む。荒東は右ロー、左インロー。坂本がワンツーで前へ出ると左フックを合わせようとする。右ローを蹴る荒東に坂本は右フック、右ボディ。


 2R、左右フックで前に出る坂本が右アッパーも突き上げる。荒東は組み付く。ブレイク後、荒東がガードを固めて前に出ると左のショートフックを連打。密着するような距離でショートのパンチを出し合う両者。ジャブの打ち合い。坂本が左フック、ワンツーを荒東へ叩き込むと荒東はヒザ。右ローを連打する荒東へ荒東は左ローの連打。


 3Rも両者接近してショートの打ち合い。荒東は投げを狙うがブレイク。ジャブ&ローからショートの右フックを繰り出す荒東に坂本は左右フックのショート。荒東は脇を差しながら右のパンチを連打。ブレイクになると坂本が左右の連打で勝負をかけるが、荒東の巨体に潰されてコーナーに押し込まれる。荒東は左の前蹴り、坂本は右アッパーと右フック。荒東はまたも坂本をコーナーへ押し込むが手が出ない。前へ出る荒東へ坂本が右フック。荒東も手を出すが坂本の方がインパクトのあるパンチを打つ。


 判定を待つ間から、荒東は「くそっ、くそっ」と涙を流す。判定3-0で坂本の勝利が告げられるとその場に泣き崩れ、声をあげて悔しがる。


 坂本は「今回改名マッチということで、見事勝ったのでリングネーム頂戴させてもらおうと思っています。坂本優起改め坂本“怪獣キラー”優起。よろしくお願いします」と、敗者改名マッチに勝利して“怪獣キラー”の名を奪取した。

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