シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がタフファイトを制してペットモラコットにリベンジ、山田彪太朗が栗秋との打ち合い制す、内藤凌太がNJKF山浦を投げて勝つ、坂本優起が敗者改名マッチで荒東に勝ち怪獣キラー襲名、ロクク・ダリが倒して投げて風間に勝利、MISAKIが女子ムエタイをミドルキックでKO

2024/04/13 18:04

▼第4試合 70.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級2位)
判定0-3 ※25-30、27-30×2
〇ロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)


 風間はSB初参戦となった昨年2月の竹山和貴戦では大腰で2度のシュートポイントを奪うだけでなく、最後にスタンディングのフロントチョークでKO勝ちを収めた。4月も有馬伶弍にKO勝ちしたが、6月にRYOTAROに判定負けでSB初黒星。11月にはJETペットマニーイーグルに判定勝ちで再起。2024年2月には小原俊之をなんと6度も投げて大差の判定勝ちを収めた。


 ダリは幼い頃から柔道を習いアフリカJrチャンピオンに輝き、その後も柔道に打ち込みコンゴの柔道ナショナルチームに選ばれた。2010年に来日を果たすと2011年の春からMMAを始め、DEEP、GRACHAN、巌流島で活躍。2018年12月にはGRANDウェルター級王座に就いたが、2019年12月の防衛戦で桜井隆太に敗れ王座から陥落。RIZINには2020年8月大会で海人とキックボクシングルールで対戦して判定負け。2021年11月にはMMAで“ブラックパンサー”ベイノアにKO負けを喫している。2023年6月、RIZINで木村“フィリップ”ミノルとキックルールで対戦してKO負けとなっていたが、木村のドーピング違反が発覚して無効試合となった。2023年10月のGRACHANでの岸本篤史戦はドロー。


 1R、風間が右ローで先制。両者長いにらみ合いからダリが左右フックを放つと風間はバックステップで冷静にかわす。風間が前蹴り、左ロー。ダリは構えを左右にスイッチしてストレート&フックを繰り出すが、風間はよく見てかわす。ダリは前手でフェイントして左右フック、右フックを大きく振ってどよめきを起こすが、風間はかわす。



 2R、ダリのジャブをパーリングで受け、左ローを蹴る風間。前蹴りを多用する風間にダリは前手のフェイントから左ストレート、右フックを繰り出す。風間はジャブを当てると、ダリが迫力ある左右フックを振り回す。空振りが続くダリだったが、ついに振り抜く右フック一発でダウンを奪う。


 3R、ダリの右カーフ風の足払いで転倒する風間。立ち上がった所へすかさずダリが左右フックでラッシュをかける。ブレイク後、ダリは胴タックルから風間を高く持ち上げて投げ落とし、これがシュートポイント(1点)に。さらに左右フックで攻めていき、投げを狙って組み付く風間にアッパーを見舞うダリ。


 さらにタックルで組み付いてのボディスラム風に風間を投げるダリ。バックを奪ったダリに風間はアームロックを狙うが、ダリがその前に組み倒す。


 判定3-0でダリがSBデビュー戦を勝利で飾り、GRACHANに勝利をもたらした。

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