シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がタフファイトを制してペットモラコットにリベンジ、山田彪太朗が栗秋との打ち合い制す、内藤凌太がNJKF山浦を投げて勝つ、坂本優起が敗者改名マッチで荒東に勝ち怪獣キラー襲名、ロクク・ダリが倒して投げて風間に勝利、MISAKIが女子ムエタイをミドルキックでKO

2024/04/13 18:04

▼第7試合 57.6kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-27
×栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)


 山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。2022年11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝。12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑戦に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。その後は6月にオートー、11月にヨードタノン、2024年2月にペットシートーンとムエタイを相手に3連勝。戦績は15勝(5KO)3敗1無効試合。


 栗秋は九州で活躍後、2018年10月に上京してクロスポイント吉祥寺に入門。天性の格闘技センスを生かした左の攻撃を武器とし、飛びヒザ蹴りは一撃必倒のキレと破壊力を秘めている。しかし極度の練習嫌いとして知られ「いかに練習せずに勝つか」をテーマに掲げている変わり種。2022年7月にTAKERUに判定で敗れたが、10月の『RIZIN』では翔を2Rにハイキックでマットに沈めた。2023年4月に内藤凌太に判定2-1で勝利すると、6月には鮫島大翔を得意の左フックでKO。9月にはK-1 GROUPから乗り込んできた第6代Krushフェザー級王者・玖村修平を初回KOに降して評価を一気に高めたが、2024年2月の『ONE Friday Fights』初参戦で判定負け。戦績は44勝(24KO)22敗3分。


 1R、栗秋は右カーフを狙い撃ち。山田は左ミドルとジャブ。山田は左ミドル、パンチでもボディを狙う。山田が右ストレートを伸ばすと、栗秋はスウェーでかわそうとしたが山田の右がヒットする。栗秋の右ローに山田が右ストレートを合わせ、栗秋は後退。山田の投げを投げで返そうとした栗秋は、離れると思い切り左フックを振り回して空振りする。


 2R、右ローの蹴り合い。山田は右フックを魅せておいてから左ボディを直撃。すると栗秋が前へ出て思い切り左右フックを振り回す。さらに右カーフ、右ハイ。山田は右を打ってからの左ボディをヒットさせていく。栗秋は右カーフ、山田の左ボディに左フック。山田も左フックを打ち返し、左ボディから右ロー。山田の左ハイが栗秋の頭部をかすめる。


 栗秋をロープに押し付けるようにした山田は右ストレートを叩き込む。山田の右ストレートを連続して被弾する栗秋。山田は左ボディからの右ストレートでの栗秋をのけ反らす。栗秋は一本背負いを仕掛けようとするもこれは失敗。山田が多くのヒットを奪うラウンドに。


 3R、栗秋は左ボディの連打、左フックを空振りしたところへ山田がワンツー。左ミドル、左ボディと山田がボディを攻めると、栗秋も右ボディのお返し。栗秋が左右フックを振り回して突進し、右フックをクリーンヒット。一気に詰める栗秋だが、山田が右ストレートで逆襲。すると栗秋は飛びヒザ蹴り。この攻防に場内は一気にヒートアップ。前へ出て左フックを放つ栗秋に山田が右ストレート、ワンツーでヒットを奪うが、栗秋は下がらず前へ出て右カーフを蹴り、フックを放つ。その栗秋を足払いで見事コカす山田。


 判定は3-0で山田が勝利。栗秋とのスリリングな打ち合いを制した。山田はマイクを持つと「栗秋選手めちゃめちゃパンチが強くて一発もらった時にガードもらった時にこんなに効くのって。2024年全KOが目標だったんですが、判定になってしまいました。でも名前のある栗秋選手に勝ててよかったと思います。2024年これから有名な選手と戦ってSBと山田ツインズを盛り上げて行きたいと思います」と話した。

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