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【PFL】ライト級パトリッキー・ピットブルがコラードにTKO負け! プリムスがRNC、デュフォートがギロチンで5P、エスピノーザがヒザ葬4P、ラバダノフが3P。ライトヘビー級はなんとカサンガナイ、ブリース、シウヴェイラ、カルロスJr、ヤクシムラドフの5人全員が6P獲得!

2024/04/13 07:04

▼ライト級レギュラーシーズンバウト 5分3R
〇クレイ・コラード(米国)25勝12敗 155.6lbs/70.57kg ※5P獲得
[2R 1分32秒 TKO]

×パトリッキー・ピットブル(ブラジル)25勝13敗 155.2lbs/70.39kg

 ライトヘビー級とライト級の「レギュラーシーズンバウト」が行われる同大会では、元Bellator世界ライト級王者(現3位)でRIZINでも戦ったパトリッキー・“ピットブル”フレイレ(ブラジル)が参戦。2023年シーズン準優勝のクレイ・コラード(米国)と対戦。

 155.2ポンド(70.39kg)で計量をパスしたパトリッキー・ピットブル(ブラジル)は、PFLのレギュラーシーズン参戦で2試合を勝利し上位通過=プレーオフ進出を目指す。

 会見でパトリッキーは、PFLならではのルールやシステムの違いについて、「ヒジ禁止のルールに合わせての練習や、シーズン制で2カ月で2試合するので怪我をしないように注意する」としながらも、コラードとは「打ち合い上等の『ファイト・オブ・ザ・ナイト』受賞間違いなしの試合になるだろう」とも語っている。

「2024年はいい年になると思ってる。かつて子どもたちの憧れはサッカー選手だったものだが、今は『あなたのようなチャンピオンになりたい』と言ってくれる。信じられない、素晴らしいよ」と高いモチベーションを持ってPFL初陣に臨む。

 対するクレイ・コラードは、155.6ポンド(70.57kg)で計量をパス。昨シーズンを準優勝で終えたが、2月のBellatorとの対抗戦でAJ・マッキーにアームバーで敗れた。寝技が弱点となり2連敗で迎える新シーズンに向けて、グラウンドを強化してきたことを明かすと、「“KOキング”ぶってるパトリッキーが打撃で勝負しようというなら『ファイト・オブ・ザ・ナイト』は確約されたようなもの。相手のパンチには警戒するが自分と打ち合おうというならブッ飛ばすだけ」とこちらも大会一の激闘KOを予告した。

 オッズはアンダードッグのパトリッキーに、西川大和に勝利しているコラードがフェイバリット。

 1R、ともにオーソドックス構え。対峙するとフレームが大きなコラードは左ジャブ。パトリッキーはワンツー! 詰め返すコラードに右カーフを当てる。左ダブルから右を突くパトリッキーに、左前手を突くコラード。

 右ストレートから跳びヒザのパトリッキー。ワンツーの右でダウンを奪うと、ダブルレッグテイクダウン。後方に回したコラードに立つパトリッキーは首相撲ヒザ。


 しかし詰めるのはコラード。ジャブにパトリッキーも鼻頭を赤くさせる。右カーフを当てるコラード。関節蹴りも。さらに右ボディストレート! しかしもらったパトリッキーは左! さらにヒザ蹴りも。

 受けたコラードは自身のターンに左右からボディ打ち。右バックフィストのパトリッキーだが、コラードの左右ボディ打ちにケージを背にする。

 2R、左ジャブをトリプルで突いて前に出るパトリッキーに、ジャブ&ロー、ボディ打ちのコラード。パトリッキーも左フックを返すが、身体の大きなコラードは意に介さず前に詰めて右ストレート、左ボディストレート!

 さらに金網に詰めてラッシュ! 左前蹴りを腹に。さらに左右ボディ打ちから顔面へ。つるべ打ちのままパトリッキーが金網背に防戦一方となりレフェリーが間に入った。

 スタンディングTKO勝ちの“カシアス”クレイ・コラードは2Rフィニュシュの“ファブ5”=5Pを獲得。元Bellator王者をTKOに下したコラードは、「強い相手に挑むだけだ。あれはいいストップだった。4年も追いかけてる。勝ちまくって何としてもベルトが欲しい」と語った。

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