(C)サステイン/Keisuke Takazawa /GONG KAKUTOGI/report by JimuraYunta
2024年3月23日(土)東京・後楽園ホールにて『プロ修斗公式戦(ABEMA配信)が開催された。
3.23 プロ修斗・後楽園ホール大会 速報
▼第7試合 ライト級 5分3R
〇エフェヴィガ雄志(同級世界10位/TRIBE TOKYO MMA)69.8kg
[1R 3分21秒 リアネイキドチョーク]
×キム・ミンヒュン(韓国/TEAM FINISH)70.3kg
2022年新人王を獲得し、ライト級トッププロスペクトとの呼び声高い“練馬長南軍団”からエフェヴィガ雄志(ライト級世界10位/TRIBE TOKYO MMA)が出場。
2023年の11月の後楽園大会では後藤陽駆を21秒、秒殺KOで葬り去り、6連勝と連勝記録を伸ばした。今後ライト級の中心となるうるエフェヴィガの対戦相手は、韓国最大のMMAプロモーションRoad FCからキム・ミンヒュン(韓国/TEAM FINISH)が来日。
戦績は8勝4敗で寝ても立ってもフィニッシュ出来るオールラウンダーだが、特筆すべきは180cmを越えるスケールの大きさだ。キムのリーチの長さが武器になる事は間違いないが、エフェヴィガは、キャリア6戦にしてすでに国際戦を2試合戦っている。
2022年4月の『POUND STORM01』で同じ180cmのグンター・カルンダに判定勝ち。キルクリフFCでの米国修行を経て、2023年5月の『Combate Global』でもギルバート・カスティロ(米国)に3R TKO勝ちと、体格とフィジカル面でエフェヴィガが遅れを取ることはない。共に長身を利用した戦術となるだろうが、同型の相手を前にどう攻略していくのか注目の日韓大型ホープ対決だ。
◆エフェヴィガ雄志
「今回、メインとセミメインの試合が無くなってしまって、自分は正直、自分がメインになれたのでラッキーくらいの気持ちなんですけど、自分のことを知らない人は、“なんでコイツがメインなんだ”と思うと思います。なんでその人たちにもメインに相応しいような試合をして、自分の実力をしっかり見せられるような素晴らしいパフォーマンスを期待しておいてください。宜しくお願いします」
ライト級。
オーソドックスのミンヒュンに対し、サウスポーのエフェヴィガがミドルを入れるとパンチで出る。ケージまで下がったミンヒュンが組み付くと、エフェヴィガも四つからテイクダウンを狙う。ミンヒュンが入れ替えたが、エフェヴィガが四つから外掛けでテイクダウン。
ハーフからヒジを入れるエフェヴィガ。ガードに戻したミンヒュン。エフェヴィガは腹に鉄槌を入れる。ミンヒュンがガードから十字・三角を狙うが足を掴んでディフェンスするエフェヴィガ。再び鉄槌を入れるとミンヒュン背中を向けた。
エフェヴィガが両足をフックしてバックマウントの体勢に。そのまま背負って立ち上がったミンヒュンだが、エフェヴィガは背負われたままチョーク!ミンヒュン立ったままタップ!
1R3分21秒、エフェヴィガが一本勝ち。
試合後、ケージのなかで「これで修斗では3戦目で全部一本勝ちで、自分のプロ全体でも7戦全勝で来ることが出来ました。毎日練習ではうまく行かないこともあり、そんななかでなるべくチャレンジ・チャレンジして、今回も強い相手を用意してもらって、練習のなかでたくさん試行錯誤しながら、長南さんもちろん、堀江さん、ほかのコーチ・選手の方々にも助けられながら、家族のサポートや友達だったりがいながら、ここまでいろんなチャレンジをすることができました。ありがとうございます。
試合は当然、負けるかもしれないし、いろんな失敗をするかもしれないです。でもそれが自分の仕事なので、皆さんもそれそれの仕事でいろんな失敗やチャレンジをしていると思います。けど、キム選手が今回、試合を受けてくれるまで、何回も修斗がオファーをしているにも関わらず、日本人選手が1人じゃない、しかも何人も試合を断りました。失敗ばかりを恐れて。なんでその人たちはこの仕事、もう辞めた方がいいと思います。ほかの仕事をした方がいいと思います。自分はこれからもチャレンジするし、チャレンジする相手と試合をするんで楽しみな試合を見せるんでこれからもよろしくお願いします!」と語った。