キルクリフ修行のエフェヴィガがTKO勝ち
▼ライト級 5分3R
〇エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)4勝0敗 2022年修斗ウェルター級新人王
[3R 2分44秒 TKO] ※バックマウントからパウンド
×ギルバート・カスティロ(米国)5勝4敗
一方のエフェヴィガは、2019年北斗旗全日本空道体力別選手権(男子-260)で準決勝進出者。2022年3月の『EXFIGHT 4』で岡澤弘太に1R TKO勝ちでプロMMAデビューを飾ると、LDHの『POUNDSTORM』では、グンター・カルンダに判定勝ち。
2023年1月には、プロ修斗「2022年度新人王決定トーナメント フライ級決勝戦」でクアト驎を1R TKOに下して優勝するなど、プロ3連勝中。
そのエフェヴィガは、元UFC世界ウェルター級王者のカマル・ウスマン、元Bellator世界ライト級王者のマイケル・チャンドラー、現UFCファイターの佐藤天らが所属し、5期生の木下憂朔もトレーニングしたキルクリフFCでトレーニングを重ねてきた。
ライト級でエフェヴィガが戦うギルバート・カスティロ(米国)はMMA5勝3敗。オーソドックス構えから前手の左フック、左の蹴り、思い切りのいい右ストレートなどを武器に、2020年6月にはTitan FC王者のランドン・キノネスからワンツーの右でダウンを奪っている。
一方で、頭が下がる打撃とテイクダウン狙いにキノネスのヒザ蹴りをもらい、2021年1月の「XMMA」ではCFFC王者のチャーリー・ラドックに組み負けている。リーチのあるサウスポー構えのエフェヴィガにとってはスタンドでペースを握りたい相手だ。
1R、開始早々のカスティロの右のダブルのストレートを被弾してダウンしたエフェヴィガ。すぐに下から差して立ち上がり、カスティロを金網に詰めて、ボディロックテイクダウン。
ハーフからパス、マウントでパウンド、バックマウントを奪い、リアネイキドチョークを狙う。いったん亀になるカスティロを仰向けにさせて4の字ロック。バックからパウンド連打。序盤以降を支配する。
2R、サウスポー構えから左ミドルを当てるエフェヴィガ。オーソのカスティロはワンツー、そして左も、エフェヴィガは金網に詰めて跳びヒザ、左ハイを見せる。
左インローから左ストレートを狙うエフェヴィガ。そこに右を合わせに行くカスティロ。詰めるエフェヴィガは左ストレートをヒット。さらに左の蹴り、金網に詰めてダブルレッグテイクダウンを決める。
エフェヴィガの頭を抱えるカスティロだが、サイドに出ているエフェヴィガ。ハーフに戻してからクローズドに入れてアームインギロチンを絞るカスティロ。中腰になりサムアップをして首を抜いたエフェヴィガがケージに運んで頭を詰まらせ、パウンド。カスティロは下から腕十字狙いもさばくエフェヴィガ。
3R、左ストレートで金網に詰めて左テンカオを決めるエフェヴィガ。長い距離で出入りするが、打ち終わりに右を狙われる。さらに詰めて左ヒザ。右で差して組むエフェヴィガはテイクダウン! そのままニアマウントを奪い、右手首をコントロールして背後から左パウンド。
さらに完全マウントから亀のカスティロをバックマウントからパウンド。亀でヒザを立てながらも打たれるままのカスティロを見て、レフェリーが少し早めに間に入った。TKO勝ちしたエフェヴィガは「よっしゃー」と咆哮。
試合後、エフェヴィガは「世界でもベストのジムのキリクルフFCで3カ月練習してきました。とても嬉しいです。サポートしてくれたみんなに感謝します」と語った。