▼第6試合 DEEPバンタム級 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)61.5kg
[1R TKO] ※パウンド
×雅 駿介(CAVE)61.7kg
福田は、DEEPフライ級GPで杉山廣平、安谷屋智弘、宇田悠斗、本田良介に判定勝ちで優勝。2023年9月の『RIZIN.44』では山本アーセンも3R TKOに下し、8連勝をマークした。しかし、2023年12月の『Naiza FC 55』で、地元のディアス・エレンガイポフ(カザフスタン)に判定負け。5R通して落ちない驚異のレスリング力の前に王座獲得はならなかった。
雅は、ムエタイ三冠王からMMAファイターに転向。2022年11月に現UFCの風間敏臣に一本負けで、RYUKI戦に続く初の連敗を喫するも、その後は、中本龍平、海飛に判定勝ちすると、植田雄太に右カーフを効かせて1R TKO勝ちで3連勝をマーク。2022年11月に鹿志村仁之介にリアネイキドチョークで一本負けも、2023年3月にボンサイ柔術の内山拓真に判定勝ち。7月に平松翔に組みで上回り判定勝ち。そして2023年11月の前戦で窪田泰斗にも判定勝ちで3連勝中だ。
フライ級から階級を上げ、打撃と組みが融合された福田に対し、バンタム級の雅は首相撲&打撃の組みのみならず、MMAの組みの強さに磨きがかけられている。
雅はSNSで「俺のチャンピオンロードの踏み台としてバンタム級にやってきてくれてありがとうございます。美味しくいただきます。これからDEEPの顔になるのは俺です。絶対DEEPバンタム級獲ります」と、ビッグネームの福田を下し、韓国ユ・スヨンが持つDEEPバンタム級王座を目指すとして、福田は「2024一発目、バンタム級にチャレンジします。後楽園でヒリヒリしましょー! おぶりがーど」と、いつものようにヒリヒリした試合をしたいとした。
雅「明日は対戦相手より1センチでも1ミリでも強ければ何でもいいと思っていますので、全身全霊をかけて福田龍彌の首を獲りにいきます。注目お願いします。」
福田「こんだけ元気な計量はいままでなかなかなかったので、存分に楽しみたいと思います」
1R、サウスポー構えの福田に、オーソドックス構えの雅の左ローをかわす。右ジャブを突く福田。雅は前足にシングルレッグも倒れない福田に深追いせず。
詰める福田は左を当てて雅を崩すと、右の打ち返しの雅に右を当てて、最後は左フックでダウン奪取! さらに金網に詰めてクローズドガードの雅に中腰で右のパウンドを1発1発、しっかりと当てると、雅のガードが解け、力が抜けレフェリーが間に入った。
階級を上げてのバンタム級で雅に完勝した福田は、「やりました。明けましておめでとうございます。フライ級の減量苦から解放されて元気いっぱいの僕はこんな感じです。日常のすべてを格闘技に注いでいます。この後、僕みたいにこういうヒリヒリした戦いをする青井選手が出場しますんで応援よろしくお願いします。バンタム級の僕もお願いします。オブリガード」と笑顔で語った。