▼第3試合 DEEPバンタム級 5分2R
〇平松 翔(パラエストラ松戸)61.65kg
[2R 0分48秒 ギロチンチョーク]
×魚井フルスイング(和術慧舟會 HEARTS) 61.2kg
平松は、MMA5勝4敗。デビュー戦をギロチンチョークで一本勝ちもその後2連敗。2021年10月に海飛に1R カウンターの右ストレートでKO勝ちすると、2022年3月に山口コウタに右カウンターのテンカオで1R TKO勝ち。同年8月にMG眞介に左三日月蹴りを効かせての左フックで1R TKO勝ちと3試合連続の1Rフィニュシュ勝利。
しかし2022年12月に元英雄伝説アジア王者のRYUKIの左ストレートを浴びて1R TKO負け。2023年4月のDEEP OSAKAで元DEEP☆KICK王者の谷岡祐樹を1R 右ストレートでKOし、再起を遂げたが、2023年7月に雅駿介のテイクダウンに判定で敗れている。
魚井はDEEP初参戦。24勝13敗4分の戦績の多くを修斗で戦って来た。2019年6月にRIZINでカナ・ハヤットに勝利し4連勝も、以降4連敗。2021年11月のRIZINで獅庵をサッカーキックで下すも、伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨン(2022年11月)を相手に3連敗中。DEEP屈指のストライカーの平松を相手に“フルスイング”の復活なるか。
魚井「明日、試合が出来る状態なので、指導、練習につきあってくれたすべての人たちに感謝して舞台に立ちたいと思います」
平松「明日、フルスイング上等です。殴り合いなら負けません。楽しみにしとってください」
1R、サウスポー構えの魚井に、長身オーソの平松はじりじりと圧力をかける。左ローは魚井。平松は右前蹴りを突く。平松の右をかわす魚井。右フックを見せる。かわす平松は右の蹴りでけん制。これもかわす魚井は左にサークリング。左から右を振るがまだ遠い。
左から左の蹴りのコンビネーション、さらに左の突きを見せる魚井。バックステップした平松に左を振って、組みの動きの魚井を剥がす平松。その際に左も狙う魚井だが、もらわない平松は右の蹴りでゴング。
2R、左を振ってニータップでテイクダウンは魚井! 下の平松はノーアームギロチンチョーク! 凌いでいた魚井だが、フルガードのなかで絞め上げる平松に魚井が失神。ストライカーの平松が隠れた得意技で見事、一本勝ちを極めた。
平松は「殴り合い上等と言いながらまさかの一本勝ちで、RIZINで戦ってきた選手をしっかり2Rで一本勝ちしてので、RIZINで勝負できるかなと思います。大阪出身で神戸大会も出れるのでよろしくお願いします」と語った。