▼GLADIATORフライ級トーナメント準々決勝 5分3R
〇NavE(N★TRUST/第3代GLADIATORフライ級王者)
[1R 2分26秒 TKO] ※パウンド
×藤沢彰博(心技道場/TEAM THAI-YO)
2023年3月にニャムジャルガル・トウメンデムベレルに1R KO負けでベルトを失って以来、9月のPROGRESS組み技戦で、前田吉朗に一本勝ちで再起の一歩を示した34歳の元チャンピオン・NavEにとって、約11カ月振りのMMAマッチがトーナメント準々決勝となった。
対戦相手の藤沢は長く「ONE Championship」を主戦場としてきたタイ・バンコク在住ファイター。2017年のプロデビュー以来、日本で戦うのは今回が初めてとなる。44歳。ONEでは、2020年8月にポンシリ・ミトサティットにTKO勝ちも、2023年1月の復帰戦でコルトン・キエルバサにリアネイキドチョークで一本負けしており、日本で再起を飾れるか。
◆NavE「目の前の試合、目の前の相手に全力で勝つ事だけに集中して挑んでいく」
「今回フライ級王者を決めるトーナメントへの参戦ですが、王座を陥落した自分が言うこの発言が良いか悪いかも分かりませんが、今の自分の気持ちとして『チャンピオンになりたい』という思いより、自分が好きになったMMAの試合で『ただ試合がしたい!』『ただ勝ちたい!』という思いがが、一番強くあります。
昔の自分のように一つひとつ、目の前の試合、目の前の相手に全力で勝つ事だけに集中して挑んでいく。その結果で自然とベルトが巻けるのではないかと思っています! 次の試合は全力かつ冷静に闘って、ただ勝つ事だけにフォーカスして挑みたいと思っています」
◆藤沢彰博「海外在住ファイターの存在感をアピールしたい」
「この度は試合を組んで頂きありがとうございます。強い選手と組んでもらえてとても楽しみです。しっかり倒して勝って海外在住ファイターの存在感をアピールしたいと思います。よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えのNavEに、オーソの藤沢はワンツーの右で飛び込む。それをかわすNavEは左の打点の高いヒザ! すぐに詰めて右で差して組んで崩すとバックから素早く4の字ロック。
背後を取ると脇の下から、頭上からと上下に打ち分けてのパウンドのNavEに、亀のまま受け続ける藤沢を見てレフェリーが間に入った。
試合後、NavEは「ただいまGLADIATOR、自分もなかなかのキャリアになって、34になっていろいろ考える歳にもなりました。今回のテーマ、好きな総合格闘技を、この試合の舞台、GLADIATORの舞台で楽しもうと思ってこのマットに上がりました。
自分のキャリアはGLADIATORからスタートして、いままたこうして使っていただき、櫻井(雄一郎)会長、ありがとうございます。自分を育ててくれた団体に何か出来ることはないかと思い、いまアマチュアGLADIATORにもたずざわっています。この素晴らしい舞台を見て、自分も上がってみたいという方、明日からエントリー開始してしています。ぜひご参戦ください」と語った。