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フライ級TはNavE、ボルドバートル、イ・スンチョル、チェ・ドンフンが準決勝進出。チハヤフルが復活のTKO勝ち、メインは体重超過のハングクが田中を極めるもノーコンテストに=『GLADIATOR 025』

2024/03/03 13:03
フライ級TはNavE、ボルドバートル、イ・スンチョル、チェ・ドンフンが準決勝進出。チハヤフルが復活のTKO勝ち、メインは体重超過のハングクが田中を極めるもノーコンテストに=『GLADIATOR 025』

日本人で唯一フライ級トーナメント準決勝進出を決めたNavE(C)GLADIATOR/ザ・ワンTV

 2024年3月3日(日)大阪府豊中市176BOXにて『GLADIATOR 025』(ザ・ワンTV配信)が開催された。次回大会は5月5日(日)176BOXにて開催予定。


【写真】ロッカールームボーナス受賞の中央3人。(左から)10万円のチハヤフル・ズッキーニョス、70万円のオトゴンバートル・ボルドバートル、20万円のイ・スンチョル。

▼GLADIATORライト級暫定王座決定戦 5分3R
─田中 有(総合格闘技道場Reliable)
[1R 1分46秒 ノーコンテスト] 

─ジョン・ハングク(チームMAD Ulsan/Gentleman Flower Fighting Championshipライト級王者・Zeus FCライト級王者)※体重超過
※ハングクがカーフスライサーでタップ奪うも体重超過の規定によりノーコンテスト

 田中は、2023年12月の『GLADIATOR 024』での「挑戦者決定戦」でグスタボ・ウーリッツァーを判定3-0で下し、ライト級王者・佐々木信治に挑むことが決まっていた。

 しかしGLADIATORでは、チャンピオンの佐々木が海外MMA大会の試合機会を模索するチャレンジャー魂を尊重し、今大会での王座防衛戦は見送り、田中とハングクの両者が「暫定王座」を賭けて戦う一戦を組むことにしたという。

 ジョン・ハングクは、韓国の「名勝負製造機」ともいうべきアグレッシブなファイターで、その正々堂々とした戦い振りから“キャプテン・コリア”の異名を持つ。10勝9敗2分という戦績こそ、彼の激しいMMAファイター人生を象徴している。

 現在『Gentleman Flower FC』と『ZEUS FC』ライト級の二冠を保持していることもあり、田中と暫定王座を争うに相応しいファイターといえる。ハングクは、2022年1月の『GFC7』メインイベントで、DEEPで青井人と対戦したシン・スンミンに判定2-0で勝利し、GFCライト級のベルトを戴冠。

 しかし、現在は強豪相手に2連敗中で、2022年11月の『ROAD TO ONE』で、かつて佐々木信治に敗れているアマチュシン・フーヘンフウに敗れてONE参戦ならず。2023年8月の前戦では『WLF-W.A.R.S.67:Day 2』で『ROAD TO UFC』でイ・ジョンヨンに敗れた中国のシェ・ビンに判定負けで2連敗を喫した。

 ジョン・ハングクは、今回の『GLADIATOR 025』参戦に向け、「自分は韓国で”信じて見るジョン”と呼ばれるように、常に面白い試合をしています。どのような選手が相手でも、決して怯むことなく、血まみれになるような戦いを得意としています。またそのような機会を心待ちにしていたところ、GLADIATORさんからライト級暫定タイトル戦の話を頂き参戦を決意しました。有難いチャンスなので、既に私のことを認識している韓国のMMAファンだけでなく、日本のファンにも忘れられなくなる試合をしますので、ご期待して下さい。田中君、お互い無傷で帰るのは諦めましょう。タイトルマッチに相応しい試合しましょう。田中君の健闘を祈ります」と、激闘を予告する。

 佐々木との対戦が決まっていた田中としては、佐々木が勝ったフーヘンフウに敗れているハングクを相手に、そして「世界」と戦うためにも負けられない1戦となる。

 田中有は、「佐々木さんとのタイトル戦だと思っていましたが、誰が相手でも倒すだけなので、何も問題ないです! GLADIATORを背負い、LFAや世界の舞台に自分も挑戦したいです! まずは今回しっかり勝てるよう準備しています。皆さん、楽しみにしていてください」と意気込みを主催者を通じて記している。

 暫定王座は正規王者挑戦へのチケットを賭けるという意味合いがあるが、既に挑戦権を持つ田中の今後を睨んだ国際戦に挑む意思の強さと、真っ向勝負で3本目のベルトを狙うジョン・ハングクが激突することで、2024年のGLADIATORナンバーシリーズの開幕に相応しい激闘となることが必至の「暫定王座」戦だ。

 しかし、前日計量で、ジョン・ハングクが、本計量71.1キロと800グラムオーバー。再計量でも70.9キロと600グラムオーバーとなり、同暫定王座決定戦は、体重超過のジョン・ハングクがイエローカード2枚でスタートとなった。

 ハングクは、ファイトマネーの50%を田中有に支払い、田中有が勝った時のみ暫定チャンピオンとし、ジョン・ハングク勝利の場合はノーコンテストとなる。

 1R、ともにオーソドックス構え。詰めるハングクに低いシングルレッグに入る田中。切るハングクに田中は下を選択して草刈り、足関節狙い。足を抜くハングクはパウンドで飛び込み、ハーフからパスガード、サイドに出ると左脇を差して押さえ込み


(C)ザ・ワンTV

 ブリッジして亀になる田中の左足に外掛けからトライアングルに両足を組んで前転。足首を組んでいた田中の両足を解いたハングクがカーフスライサー/ヴェポライザーを極めた。田中はヒザを傷めてアイシングして退場。序盤、早々に引き込んだ田中の精彩を欠く動きは何らかのアクシデントがあったか?

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