▼第13試合 フェザー級(-66kg)
―ファン・ホセ・ランダエタ
無効試合
―虎之介
ランダエタは2006年8月に亀田興毅とWBA世界ライトフライ級王座決定戦を行い、判定2-1で亀田が勝利したものの、試合内容を巡って「ランダエタが勝っていた」との非難が殺到。社会問題にまで発展して日本中にその名を知られるようになった。再戦では亀田がきっちりと勝利したが、初戦のインパクトが大きく覚えている人も多いだろう。戦績は27勝(21KO)9敗1分。最後に公式戦を行ったのは2016年4月で現在45歳。2022年から亀田大毅のボクシングジムでトレーナーを務めている。
虎之介は『BreakingDown 8』のオーディションから参加し、この時から朝倉未来が「この子凄いよね、ハードパンチャーで。プロでやっていった方がいい。もったいないよね、地下格闘技でくすぶってるの」と、そのポテンシャルを高く評価。『BreakingDown 8』では常連選手のとしぞうを破ったが、『BreakingDown8.5』では冨澤大智にKO負け。『BreakingDown 9』では右フック一発でフクタロスにKO勝ち、『BreakingDown 9.5』では尾田優也と無効試合に。2023年11月の「BreakingDownバンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で冨澤との再戦に臨んだが、KO出返り討ちにあった。
ランダエタはサウスポー。いきなり右ミドル、右ローを蹴る虎之介にランダエタも左フックを思い切り振る。虎之介がスピードのある左右フックと右ローも、ランダエタはよく見て虎之介のパンチをかわして左右フックをヒットさせる。身体がグラぐきながらも右フックを当てるランダエタ。虎之介は左目上から流血、ランダエタも左目上と鼻から流血。ランダエタはドクターチェックとなる。
ランダエタはバッティングだとアピール、虎之介は「パンチや」と反論する。長いドクターチェックの後、ランダエタの出血が止まらないため試合続行不可能として終了。
VTR判定が行われ、レフェリー判断で鼻からの出血はバッティングとされ、無効試合となった。
虎之介はマイクを持ち「またノーコンテストかって感じでガッカリしている人が多いと思いますが、右フックがバチーンと当たってたので俺の勝ちやろ。パンチなのに何がBreakingDownじゃ」と判定に怒りをぶちまけた。