シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が延長戦でペットモラコットに敗れる、山田彪太朗が必殺左ボディでKO、ダウン奪われた笠原がハイキックで逆転KO、手塚翔太がCOMBATE GLOBALとの対抗戦で初回KO勝ち、イモトは敗れる。都木航佑・風間大輝・翼がSBを体現

2024/02/10 18:02

▼第3試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
判定0-3 ※29-30×2、28-30
○都木航佑(キャピタルレイズ/SB日本ウェルター級1位)


 RYOTAROは高校まで野球一筋で来たが、甲子園出場の夢破れてキックボクシングに転向。2020年末の『ACCEL』でJAPAN KICK INNOVATIONランカーの高木覚清にKO勝利してACCELミドル級王者に。2021年12月にRISEに初参戦すると、国内ミドル級のトップクラスに君臨する緑川創からダウンを奪って番狂わせの勝利を収めて一躍名を挙げた。2022年8月にはT-98から2度のダウンを奪うも延長戦で逆転KO負けを喫している。2023年9月からSBに参戦し、風間大輝に判定勝ち。戦績は15勝(8KO)2敗。


 都木は新極真空手出身で2015年の全日本ジュニア大会、2016年の全関東空手道選手権大会・中量級で優勝して頭角を表し、2017年には全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO)中量級でベスト8に入賞した。2021年2月にはDEEP☆KICK-70kg級王者の稲井良弥との無敗王者対決で判定負けを喫し初黒星となったが、9月の『Bigbang』では第7代Krushウェルター級王者・山際和希を3R TKOで下し再起を果たしている。前戦はSB初参戦で村田義光に判定勝ち。戦績は7勝(4KO)2敗。


 1R、サウスポーの都木は距離をとって左ロー、左ミドルから左ストレートを狙う。RYOTAROは前へ出て行って右インロー。都木はオーソドックスになると右ロー、組み付くと首投げを決めてまたもキックボクサーがシュートボクサーからシュートポイントを奪った。


 2R、スイッチを繰り返す都木はRYOTAROが前へ出てくるところへ左フック、RYOTAROはバックへ回って投げを狙うがこれは不発。都木は左ミドルからテンカオを放つがローブローに。再開後、サウスポーから左ミドルを蹴る都木は、オーソドックスになると右ロー、またすぐにサウスポーに構えると横蹴りでRYOTAROの左足を蹴る。RYOTAROは左ボディを強打もヒット数は断然都木が上だ。


 3R、前に出るRYOTAROに左ミドルを蹴る都木。組むと投げも狙う。スイッチを繰り返して左右のジャブを打つ都木にRYOTAROはパンチを当てようと近付くも先に都木に当てられ、組まれると投げを狙われる。都木が右フックから左ヒザ。軽快なステップを踏んで縦横無尽に攻める都木にRYOTAROは左フックから左ボディを強打も、都木ペースは変わらず時間切れ。


 シュートポイントを奪った都木がSBでの連勝を飾った。都木はマイクを持つと「階級を上げての挑戦で言われた瞬間はワクワクしながら、1カ月の間、充実した時間を過ごすことが出来ました。怖い気持ちもあったんですが、投げもシュートボクサーらしい試合も見せられたと思います。なので今年SBのベルトを狙っていきたいと思います。押忍」と、SB王座を狙っていくと宣言した。

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