▼第5試合 65.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級王者)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
○パトリック・ルヘイン(アイルランド/COMBATE GLOBAL)
イモトは2017年4月にプロデビュー。一時は鈴木千裕、与座優貴らに泥沼の5連敗を喫するも、村田義光、モハン・ドラゴンを撃破して2021年12月のSB日本スーパーライト級王座決定戦で村田聖明との5Rに亘る大接戦を制して王座に就いた。2022年7月にシンパヤックに敗れて5連勝はストップ。2023年6月の再起戦では元DEEPフェザー級王者でRIZINで活躍する芦田崇宏を延長戦で破り、9月には樋沼朝光にも判定勝ち。戦績は13勝(3KO)9敗。
1R、前に出るルヘインはジャブ&ロー、長いリーチから右フックと右ボディを打つ。イモトは右ストレートを空振りさせると首に腕を回してフロントチョークを極めかけるがルヘインが足を掛けてのテイクダウンで阻止。近距離で左フック、右ストレートをヒットさせるルヘイン。キックボクシングの距離でパンチを当てていく。イモトはジャブ、左右フックの強振。手数、ヒット数ともにルヘインが上回った。
2Rも前に出るルヘインが左フック、右ストレートを当てていく。イモトは頭を振ってルヘインのパンチをかわしての右フックを狙うがルヘインのジャブが的確にヒット。余裕が出て来たルヘインはノーガードになってロープを背負うイモトを挑発。右カーフを蹴り、右ストレートをボディと顔面へ打つルヘイン。イモトは右フックを強振するが、ルヘインの的確なパンチが目立つ。右ストレート、左フック、右ボディストレートとロープを背負うイモトへ連続ヒットさせるルヘイン。イモトは投げを狙うが防がれる。
3R、ワンツーで打ち合う両者だが、ロープを背負うイモトへルヘインの右ストレートが強烈ヒット。さらにジャブでペースを作るルヘイン。イモトは左ミドル、左前蹴り、右ボディとボディを攻める。ルヘインはジャブをしっかり当てて右ストレートを顔面とボディへ。かなり打たれ疲れが見えるイモトをルヘインは足をかけて簡単に転倒させる。イモトの左ハイが軽くヒットも逆転ならず。パンチをしっかり当てながら前へ出るルヘインへイモトは右フックを返すも、ルヘインの的確なパンチをもらってしまう。
ヒット数も手数も多かったルヘインが判定3-0で勝利。マイクを持つと「この試合を見に来てくださったみなさん、ありがとうございました。この試合は僕にとって意味のある試合でした。何よりもアイルランドを代表して勝てたことを誇りに思うし、また日本に戻って来たいと思います」と継続参戦をアピールした。