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【BreakingDown】朝倉未来『BreakingDown Award 2023』授賞式で「来年から年間のアワードを開催」。2023年「最優秀選手賞」は才賀紀左衛門KOの細川一颯、「技能賞」に冨澤大智、「NEXT BREAK賞」は西島恭平

2023/12/12 13:12
【BreakingDown】朝倉未来『BreakingDown Award 2023』授賞式で「来年から年間のアワードを開催」。2023年「最優秀選手賞」は才賀紀左衛門KOの細川一颯、「技能賞」に冨澤大智、「NEXT BREAK賞」は西島恭平

(C)BreakingDown/GONG KAKUTOGI

 朝倉未来(ジャパントップチーム)が代表を務めるBreakingDownが2023年12月7日、「逆境を乗り越え、困難な状況で輝くBreakingDownの選手たちを表彰」する『BreakingDown Award 2023』を東京マリオットホテルにて開催した。

「BreakingDown」はスタートから2年半が経過し、11月に第10回目となるメモリアル大会を開催。節目となるこの機会に、全10回にわたる大会で困難を乗り越えて活躍した選手たちを10部門で表彰する『BreakingDown Award 2023 supported by モデルプレス』を行った。

 アワード当日、会場には過去10大会に出場した選手たちやスポンサー企業、BreakingDownを拡散するインフルエンサーなど約200名が参加。13名の受賞者にトロフィーが送られ、各部門の受賞者よりスピーチが行われた。



 授賞式の最後には代表取締役社長の朝倉未来が挨拶し、「今回は0回大会から10回大会までの中から受賞者を選んびました。来年からは年間のアワードを開催し、もっと豪華な会にしたいと思っているので、今日受賞されなかった方も狙っていけるように頑張っていただけたら」と、早くも次回のBrekingDown Awardについて触れ、選手たちを鼓舞した。

 基本「1分1R」で争う「格闘技エンターテインメント」と銘打たれている『BreakingDown』。

 当初は格闘技で様々なバックボーンを持つファイターが、短時間で強さを競う形だったが、2022年3月の第4回大会からは番組としてオーディションが導入され、「成り上がりの場、人生やり直しの場、格闘家再生の場、試合経験の場、人材発掘の場」など様々な側面を見せるようになった。

 PPVを手掛けるABEMAの演出や、YouTube等SNSを駆使した試合前のオーディションでの選考試合、剥き出しの人生劇場がバズり、一般層からの人気も急上昇。結果的に格闘技に興味を持つようになったファンも少なくない。

 その層が継続して格闘技のファンとなるか、また参加者が「喧嘩自慢」のみならず、どれだけの選手がより強さを求めて、プロファイターになるか。注目だ。

【BreakingDown出身選手たち】


【写真】まだ「公開オーディション」が無かった2021年9月の『BreakingDown』第2回大会のライト級に1度だけ出場し、山下大希に判定勝ちした黒井海成(BRAVE)。剛柔流硬式空手で小4と小6、中3の世界大会で3度優勝し、K-1甲子園でも2019年東日本トーナメント-60kgで優勝GRACHANでは2023年「J-MMA Rookies CUP」フェザー級で優勝している。


【写真】BreakingDownを“卒業”し、プロMMAでブレークした彩綺。2022年11月の『BreakngDown6』で土木ネキこと坂本瑠華に判定勝ち。2023年4月にDEEPでMMAデビューし、ケイト・ロータスに判定負けも、9月の竹林愛留戦でTKO勝ち。11月にトップコンテンダーの須田萌里に一本負けしているが、今後が注目されるMMAストライカーだ。


【写真】安井飛馬は、柔道8年・柔術2年の組み技ベースでBreakingDown5戦全勝。「朝倉未来チャレンジ2期生」に選出され、2023年9月のDEEPデビュー戦(アマチュアSPルール)で菅涼星に2R 腕十字で一本勝ち。12月も同じくアマチュア戦で橋本玲音夢に腕十字を極めている


【写真】“勾配ニキ”こと信原空は、2022年7月の『BreakingDown5』から参戦。朝倉海に勧められ、トライフォース赤坂(現JAPAN TOP TEAM)入りし、2023年9月と12月にDEEPアマチュア Sルールで2試合連続1R TKO勝ち


【写真】元高校球児のエドポロキングは、2023年2月の『BreakingDown7』に出場、舞杞維沙耶に勝利すると、5月の『BreakingDown8』でも松井健に勝利と2連勝。7月の『Rumble excited ALL』で侍マーク・ハントに左フックからの鉄槌連打で1R TKO勝ちしている。12月17日の『Rumble vol.2』は怪我で欠場。

【写真】2021年『K-1甲子園』-65kg準優勝のYURAこと甲野裕頼は、2023年5月の『BreakingDown8』ライト級で外枦保尋斗をKO。プロのキックでも10戦10勝(4KO)の戦績を持っていた。12月3日の『RISE WEST』ではねぎ魔神にダウンを奪い返しての判定勝ち

【写真】空手ベースでK-1アマチュア出身選手も多く、今回「NEXT BREAK賞」を受賞した西島恭平は『K-1カレッジ2022』-55kg準優勝者。女子選手のいわちは『K-1チャレンジ』(一般) Bクラス女子-45㎏トーナメント優勝。土木ネキこと坂本瑠華はKNOCK OUTや九州プロキックに参戦している。

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