▼TORAO|COLORS ストロー級(-52.2kg)5分2R
〇古賀愛蘭(BURST)
[判定3-0] ※20-18×3
×高本千代(高本道場)
ストロー級から今回は52.2kgに合わせた古賀は、5歳から始めた日本拳法で培った鋭い打撃に加え、MMAの基礎を学ぶため、BURSTに入門。女子格闘技の“レジェンド”藤井惠のもとで鍛錬を積み、鋭いステップワークと抜群の距離感を武器に、DEEP2連勝後にRIZINに参戦。
2021年11月のRIZINでにっせーにスプリット判定負け後、2022年4月にパク・シウにフィニッシュさせずに判定負け。2022年12月に宝珠山桃花とドロー判定後、2023年3月の「Shooto BORDER」では、檜山美樹子を1R TKO。
5月のジェニー・ファン戦では、最終回にファンのクラークプラッタに一本負けも、2023年8月の前戦「TORAO COLORS」で48kg契約で韓国のパク・ソヨンに左ストレートを当てて押さえ込み、3度目の正直で国際戦初勝利を掴み、復活を遂げている。22歳。
対する高本は、2023年4月のPANCRASEでのプロデビュー戦をパラエストラ柏の重田ホノカと戦い、接戦で判定負け。9月の前戦では元ストロー級王者のKARENにも判定負けを喫し、2連敗中ながら、いずれも強豪相手にフィニッシュさせない粘りも見せた。19歳。
巧みな柔術に加え、左右の蹴りも自在の高本に対し、古賀は前戦で組みの課題を克服し、国際戦でも相手を完封する強さを見せている。Z世代期待の女子ファイター対決を制するのは?
1R、サウスポー構えの高本の左の蹴りに、古賀は右の突きで応戦。遠間から飛び込んでの右のボディを突く古賀。さらに右の飛び込みに高本は左の蹴りを狙う。
頭の位置を変える古賀。前手の左フックを見せる。右回りでまわす高本は、ガード上に左ハイ。古賀は出入り。ボディ、右を顔面に突くと高本も右に顔をずらす。高本の左の蹴りを掴んでテイクダウンは古賀も、高本は下から腕十字狙い。古賀はそれをかつぐ。
2R、中央に出て前蹴りを見せる高本。右に回る古賀は右ボディストレート狙い。そこに高本は左テンカオを狙う。右ジャブの高本に左を合わせる古賀。さらにボディ打ち。圧力をかける高本。そこに古賀は右の突きを当てる!
右前手フックは遠い高本。古賀の右ストレートはかわした高本は左の蹴りも古賀もかわす。打ち合いのなかで右を当てた高本! ボディ打ち、左前手を返した古賀。右ボディに右ミドルを合わせる古賀。喧嘩四つの前手を突き合い、ワンツーからボディ打ちは古賀。高本の左ハイをガードして右回り。ホーン。
判定は3-0(20-18×3)でヒットポイントで勝った古賀が52.2kgで勝利した。