▼バンタム級(-61.2kg)5分3R
〇國頭 武(BURST)
[判定3-0] ※29-28×3
×野尻由定(マスタージャパン福岡)
BURSTの國頭の2023年は、3月にエダ塾長こうすけに2R TKO勝ちすると、5月に青井太一に2R 肩固めで一本勝ち。8月に神田T800周一と中国地方バンタム級ナンバーワン決定戦ともいえる戦いで最後までスクランブルし続ける熱戦をスプリット判定負け。惜敗している。
福岡の野尻は、2021年に小野島恒太と石井逸人とドローの実力者。2022年7月に青柳洸志に3R TKO勝ちしたものの、12月に神田T800周一に判定負け。2023年1月に齋藤奨司に1R KO負け後、マスタージャパン福岡に移籍。今回が所属を変えての初試合となる。
1R、開始早々にダブルレッグでケージに詰めた野尻は、國頭の立ち際でバックテイク、首に手をかけサイド気味の位置からバック狙いも、ここは足をかけさせず横に落とした國頭は鉄槌。右脇を開けさせて肩固め狙い。
ケージを蹴った野尻に上四方からリアネイキドチョークへ。後ろ手を組ませない野尻だが、バックの國頭は今度は後ろ手を自身の頭の後ろに当てて絞めに!
これも凌いだ野尻。國頭の背後からのパンチで鼻血。4の字ロックを組み替える國頭に野尻も背後にパンチも、國頭がコントロールして背後からパウンド。
2R、右ローの野尻。左フックの飛び込み。國頭も強い身体でアッパー、詰めて左で差して組んでヒザも小外がけテイクダウンは野尻!
ここでサイドバックではなくバックを取りに行く野尻だが、ここも足はかけさせない國頭は立ち上がり。シングルレッグも差し上げる野尻。いったん離れた國頭は右を振って組むがボディロックテイクダウンは野尻!
またもバックで勝負する野尻、足を差し込み、リアネイキドチョークをセットしに行くが、ここも足を外して正対する國頭。
スタンドバックも野尻は前転ヒザ十字から外ヒール狙いでトランジションでダブルレッグ、バックテイク! 4の字ロックを組んだ野尻は背後から鉄槌。國頭は正対気味になったところでブザー。
3R、咆哮した野尻。ホーンと同時に走り込んでダブルレッグ、持ち上げてバックテイク、あくまでバック狙いも、ここも正対して上になる國頭! ハーフガードの野尻の左脇に頭を突っ込もうとするが、させない野尻は半身からケージを蹴ってフルガードに。
片足を抜く國頭にスクランブルからトップ! ボディロックテイクダウンから執拗にバック狙い。ここも足をかけさせない國頭が上に。
しかし右で差して入れ替えようとする野尻を押さえ込んだ國頭。またも金網を蹴って立ち上がる野尻。
スタンドバックの國頭にヒジを打つ野尻はスイッチで腕を差し入れるが、シングルバックの國頭。その國頭にパンチを入れて正対して立つ野尻は右ストレート、國頭もケージを背に左右で打ち合いに! ホーン。
判定は3-0(29-28×3)で國頭が熱戦を勝利。テイクダウンアテンプトからバック狙いにこだわった野尻だがポジションを失い、惜敗した。