リオン武が内藤太尊にTKO勝ち「また意味のある大会なら試合を」
▼第4試合 68kg契約 5分3R
〇リオン武(RISING SUN)67.9kg
[2R 2分31秒 TKO] ※右ストレート→パウンド
×内藤太尊(ROOTS)67.6kg
リオンは2019年7月の修斗以来、約3年5カ月ぶりの復帰戦。2018年大晦日のRIZINで朝倉未来に2R TKO負け後、修斗でデュアン・ヴァン・ヘルフォートに判定負けで2連敗から43歳での再起戦となる。
会見でリオンは「試合は久々ですけど、練習はずっとしていて刀を磨いていました」と語り、「自分の修斗のルーツは佐藤ルミナ。佐藤ルミナの血を受け継ぐ太尊とやらせてもらえませんか」と内藤を指名した。
内藤は約2年7カ月ぶり復帰。2019年7月に青井人に2R KO勝ち後、2021年1月にSASUKEに一本負け。同年5月に宇野薫を2R KOに下している。34歳。両者ともにMOBSTYLESサポートファイターで継承の一戦になるか。
会見では、「大先輩のラブコールを受けないわけにはいかないなという思い。背負うものがたくさんあるかもしれないけど、気負わず自分らしい試合をして、殴り合って会場を爆発させるような試合をしたい」と意気込みを語った。
(計量後コメント)
リオン「久しぶりの試合なんですけど、しっかり仕上げてきましたんで、明日はKO目指して全力、尽くします」
内藤「明日はリオンさんもそうなんですけど、僕も復帰戦。だいぶ久しぶり試合なんで、すごいカードが集まっているなかで一番盛り上げたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。押忍」
1R、オーソから左右で下段蹴りの内藤に、リオンも右カーフを当てる。内藤の詰めにボディロックテイクダウン。ハーフから立ち上がる内藤に、胸を張り上体を立てて詰めるリオンは左右の連打で金網に詰めて内藤のバランスを崩させる。
2R、詰めてオーソから得意の左ハイを出した内藤だが、ブロックしたリオンは、足払いで内藤を崩す。サウスポー構えのから右前手で詰める内藤に、リオンは右ストレート! ダウンした内藤にパウンド連打し、レフェリーが間に入った。
試合後、リオンは「もう試合をするのは無理かなと、何度も諦めたけど、田原さんの興行で何とか力になりたいと思って、皆さんの応援に背中を押されてここに立てました。ありがとうございました。また頻繁に試合をします、とは言えないですけど、こういう意味のある大会、相手ならまた試合をしたいと思います」と語った。