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【修斗】SASUKEが田中をパウンドアウトで2度目の王座防衛、修斗初参戦の岡見がジェヨンに辛勝、マモル引退エキシ3人目はルミナ! リオンが内藤を、猿丸が安芸をTKO。フライ級・石井が内藤を三角絞め一本勝ち「新井丈をギブアップさせてやる!」

2023/12/02 17:12

マモル引退エキシ3人目は佐藤ルミナ「4冠を獲れて、幸せな格闘技人生でした」(マモル)

▼第5試合 マモル引退エキシビションマッチ
─マモル
[勝敗無し]
─漆谷康宏&清水清隆& 佐藤ルミナ

 修斗初の2階級制覇をはじめ国内外4つのタイトルホルダーとして一時代を築いた“レジェンド”、MOBSTYLESサポート選手第1号のマモルの引退セレモニーが決定した。

 しかし、すんなりと最後を迎えられるはずもなく、引退エキシビションマッチを行うことに。選ばれた対戦相手は因縁浅からぬ漆谷康宏と清水清隆の2人。漆谷はマモル、BJと共にバンタム級BIG3と呼ばれたレジェンドの一人。両者は2度戦って1勝1敗。2007年に行われた一戦から16年の時を経て、今回最後の決着をつける事となった。

 マモルのもう一人の対戦相手・清水清隆は2009年に行われた『修斗vs.パンクラス対抗戦』で対戦。清水が果敢にテイクダウンを仕掛けるも試合巧者のマモルに阻まれ惜敗。この一戦後、清水はキング・オブ・パンクラシストとなり更に飛躍する事となった。

 修斗の引退エキシビションマッチは激しい事でも知られている。「引退前に一発殴らせろ」とでも言わんばかりのこのマッチアップ。さらにもう一人、マモルの引退に華を添えるべく対戦に名乗りをあげているとの情報も……。

 これで見納めとなる“修斗のカンムリワシ”マモルの引退セレモニー&エキシビションマッチ。当日はどんな展開になるのか? 果たして「X」とは誰なのか? マモルの最後を見届ける機会だ。

 清水と組み、漆谷と打撃で打ち合い、最後に登場したのは佐藤ルミナ。3人目を相手にしたマモルは佐藤のヒールフックにタップ。その後も時間いっぱいまで組み合った。エキシビションマッチ後、鼻から少し血を流したマモル。

 清水は、「お疲れ様でした。区切りをつけて羨ましいです。長年ありがとうございました」と挨拶。

 漆谷は「マモルとはずっとライバルで、格闘技としては尊敬してるんですけど、人としては全然、ブッ倒したくて、こいつの背中を追いかけてやってきて、ありがとう。こいつのおかげで俺は強くなりました」と肩を抱いた。

 そして最後に、佐藤ルミナが「俺で良かったんですかね。モブスタイルの田原さんから言われて、ウチのジムが出来てからずっと指導してもらって、彼はほんとうにこんなだけど(笑)すごいんですよ。これを機に若い子たち、彼の技術を勉強してみてください。今後も、格闘技界で後進の指導をやっていってもらいたいと思います。お疲れ様でした」と労った。

 最後にマモルは「すごい方々から言葉をいただきありがとうございました。引退セレモニー、エキシビションを設けていただき、田原さん、坂本さんに感謝しています。家族、両親のサポートに心より御礼を申し上げます。最大に目標であったUFCに行くことはかないませんでしたが、4冠を取れて、幸せな格闘技人生でした。涙を流すのもキャラじゃないんで、ここは笑顔で最後の挨拶をさせていただきます。ありがとうございました」と語った。48戦で31勝13敗5分をマークしたマモルは、10カウントゴングをケージのなかで聞いた。

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