SASUKE「しっかり叩き潰す」、田中「福岡にベルトを持ち帰る」
▼メインイベント・第7試合 修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5R
SASUKE(王者・2度目の防衛戦/マスタージャパン東京)65.6kg
田中半蔵(挑戦者・同級5位/FUN'S)65.7kg
修斗世界フェザー級王者のSASUKEは、『ROAD TO UFC 2』でのTKO負けからの再起戦。2022年の『RTU1』でイー・ジャーに投げられた際に手を着き負傷したSASUKEは、そのままチョークで一本負け。10月の『RTU』のワンマッチで判定勝ちで再起を遂げると、2023年3月の修斗では飯田健夫をバックエルボーで沈め、2R TKO勝利を収めた。2023年5月に『ROAD TO UFC 2』に再挑戦し、キム・サンウォンと対戦。2Rに右ストレートを被弾し、パウンドアウトでTKO負け。今回は約半年ぶりの再起戦にして、修斗世界王座2度目の防衛戦となる。
会見でSASUKEは、田中を「経験豊富なファイターで勝負どころを分かっている選手。かなり切れ味のあるストライカーというイメージだったんですが、チームメイトの結城大樹選手もロイベ・ネト選手も要所要所で組まれてやられているので、スキルも高い、決して侮れない相手。僕のチームにも強い40代がたくさんいるので、ほんとうに40歳、侮れないないなと思っています」と警戒。
「でも、しっかりチャンピオンらしくアグレッシブに戦って、5Rありますが、みんなが退屈しないように、最後はみんなが立ち上がって手を叩くような試合をしたいと思っています。プレッシャーはまったく無いです。僕の気合いと心意気を見てもらえたら嬉しい」と、王者らしくアグレッシブに戦うとした。
対する田中は、2019年11月のPANCRASEで新居すぐるにスプリット判定勝ちも、2020年10月に透暉鷹に判定負け。その後、主戦場を修斗に移し、2022年5月の福岡大会で約5年振りの修斗参戦。結城大樹に判定勝利し、ランカーに返り咲きとなった。倒れずに相手を制圧する王道スタイルで41歳となった今でもその強さを示す。2023年5月にはロイベ・デ・オリベイラ・ネイトをテイクダウンで削って勝利。修斗復帰2連勝で王座挑戦権を得た。
会見で田中は、「SASUKE選手は柔道出身で足技が上手くて、一発があるので、そこを警戒したいと思います。初めての5Rなのでしっかり5Rをかけて戦いたいと思います。年齢的に衰えている部分もあると思いますが、技術的にいまが一番ノッっているのでそこを見てもらいたです。これが最後のチャンスだと思って、SASUKE選手にしっかり勝って、修斗のチャンピオンになります」と、力強く戴冠を宣言している。
(計量後コメント)
SASUKE「ぬるい試合にはしないです。チャンピオンの力を見せつけて、しっかり叩き潰します。以上です」
田中「15年前に修斗でデビューして、他団体も渡り歩きながら、ようやくここにたどり着きました。明日は自分の集大成になると思うので、しっかり勝って福岡にベルトを持って帰りたいと思います。よろしくお願いします」