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【修斗】王者・SASUKE「ぬるい試合にはしない」×挑戦者・田中半蔵「集大成になる」。岡見勇信「全力で戦う姿を」。5年ぶりフライ級・石井逸人「命削って減量してきた」×内藤頌貴「一番、命燃やせる」=12月2日(土)豊洲

2023/12/01 21:12

猿丸「応援じゃなくていいので見届けて」、安芸「最後だからといって花を持たす気はさらさらない」

▼第3試合 フライ級 5分3R
猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)56.6kg
安芸柊斗(MMAZジム)56.5kg

 ストロー級3位の安芸柊斗と、4位の猿丸ジュンジがフライ級で対戦。

 猿丸は、2008年9月に安芸柊斗の父である安芸佳孝と修斗新人王トーナメント2回戦で対戦。当時35歳でプロデビューした佳孝がパンチでグラつかせるシーンも作ったものの、22歳の猿丸が1R TKO勝ちを収めている。

 現在、37歳の猿丸は、2021年11月のストロー級暫定王者決定戦で元王者の黒澤亮平に1R リアネイキドチョークで一本勝ちし戴冠。ONEの箕輪ひろばの王座返上により正規王者となったが、2022年9月の初防衛戦で新井丈に1R KO負けし王座陥落した。今回、自身が父・安芸佳孝を倒したときと同じ年齢の佳孝の息子・安芸柊斗を迎え撃つ、修斗版リアル『がんばれ元気』と評されるフライ級戦に。

 会見で猿丸は、「ほんとうは前回の試合で自分の役目は終わったな、これで現役は終わりでいいかなと思ったんですけど、デビュー当時からMOBSTYLESにお世話になって、2015年のMOBSTYLESの後楽園大会を一番盛り上げたのは絶対に俺だし、今回、俺が出なきゃと。相手は誰でも良かったけど、安芸選手の親父と2008年に戦っている(※安芸佳孝に1R TKO勝ち)。次はその息子と──これはちょっと面白いですよね。この俺を倒してみろっていうね。安芸選手もこれから活躍していく選手だけど、まだ俺の方が強いだろうっていう思いもあります。KO決着のほうが会場も盛り上がるし、自分らも納得するんで、真っ向勝負でいきます」と語った。

 22歳の安芸は、2021年2月の「ROAD TO ONE」で山北渓人にKO負けしたものの、同年7月に田上こゆるに判定勝ちすると、マッチョ ザ バタフライ、マル ザ ヘンペーソク、澤田龍人を相手に3戦連続KO・TKO勝ちで4連勝。2023年7月に王者・新井丈に挑戦も1R KO負けしている。

 安芸は徳島からビデオメッセージで、「これから先、やることないなと思っていた選手とおそらく最初で最後の試合になると思うので、皆さんが楽しめるような面白い試合になれば、自分自身も楽しんで、なおかつ勝てればベストだと思っています。心躍らせる最高のパフォーマンス、いま自分が持っているものを出し切る」とのコメントを寄せた。

(計量後コメント)

猿丸「15年前に安芸選手の親父(安芸佳孝)を倒しました。明日はその息子の安芸柊斗選手──明日の大会で最後って決めているので、最後に最高の相手と出来て良かったです。明日は応援じゃなくていいので、見届けてください」

安芸「尊敬できる猿丸選手とのラストマッチを組んでいただきありがとうございます。最後だからといって花を持たす気はさらさらないです。明日は修斗伝承マッチだと思うんで、自分が勝ちたいと思います」

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