シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がグランダーを初回KOで12月RISE参戦アピール、笠原弘希がスーパーボールを初回KO、TKO勝ちの笠原友希が大晦日RIZINでの梅野源治戦アピール、山田ツインズがムエタイに圧勝

2023/11/14 19:11

▼第1試合 46.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-25
×チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)


 チャン・リーは2018年9月の『KHAOS.6』からK-1 JAPAN GROUPの大会に初参戦、女子アトム級の主力選手として活躍。2021年6月のKrush-EXでは期待のJKホープの紗依茄から判定2-1で勝利をもぎ取ったが、11月のKrushでは山田真子に判定負け。2022年1月には新鋭のKihoに勝利し、6月のK-1女子大会では紗依茄から自身初のKO勝ちを奪った。10月には菅原美優のKrush女子アトム級王座に挑戦したが、KOで敗れ王座奪取ならず。手術を経て2023年4月に再起戦を行い、MMA出身のKAIから判定勝ちした。戦績は8勝(1KO)8敗1分。


 迎え撃つMISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年に入ってからは的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就いた。2022年12月にはRISEで宮﨑小雪との女王決戦、2023年2月には小林愛理奈と対戦もいずれも敗れた。6月にホンヨックに初回KO勝ちして再起を飾っている。戦績は22勝(3KO)9敗1分。


 1R、リーは左手を伸ばした独特な構えから右ストレートを繰り出す。MISAKIは右カーフ、右ミドルを蹴っての右フックを狙う。MISAKIの右カーフに左ミドルを返すリーは右ストレートをヒット。MISAKIのローに右を合わせるリーだが、MISAKIの右ストレートをもらって後退。ロープ際でも右ストレート、左ボディをもらう。リーのロー、ミドルを足を上げてカットしながら前に踏み込むMISAKIの右フックがクリーンヒット。


 2R、ワンツー、右ミドルを放つリーだがMISAKIのパワーに押されて後退、右フックでダウンを奪われる。左フック、右ロー、ヒザとパワフルに前へ出るMISAKI。右カーフ、右フックを被弾するリーはクリンチ。リーも右ストレートをヒットさせ、MISAKIは左右を繰り出して応戦。リーの右ストレートが当たり始め、MISAKIもクリンチ。


 3R、MISAKIは右ストレートを当てて組んでのヒザ。さらに左フックから組んでのヒザ。リーはワンツーを連打するが両者とも前へ出るため組み合いになる。右フックまたは左フックを一発当てては組んでヒザに持ち込むMISAKI。左ボディもヒットさせる。MISAKIのパワフルな一発に仰け反るリー。右ストレートを当てて一矢報いるが、MISAKIもガムシャラに前へ出て左右フックからの左ミドル。


 判定3-0でMISAKIが完勝。vs.K-1の先陣を切り、SBに勝利をもたらした。

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