シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がグランダーを初回KOで12月RISE参戦アピール、笠原弘希がスーパーボールを初回KO、TKO勝ちの笠原友希が大晦日RIZINでの梅野源治戦アピール、山田ツインズがムエタイに圧勝

2023/11/14 19:11
【シュートボクシング】海人がグランダーを初回KOで12月RISE参戦アピール、笠原弘希がスーパーボールを初回KO、TKO勝ちの笠原友希が大晦日RIZINでの梅野源治戦アピール、山田ツインズがムエタイに圧勝

撮影/安村発

SHOOT BOXING2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-
2023年11月14日(火)東京・後楽園ホール
U-NEXTにてLIVE配信

▼ダブルメインイベント第2試合(第8試合)70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)
KO 1R 2分48秒 ※左ヒザ蹴り
×マサロ・グランダー(オランダ/Mike’s Gym/King of Kings -65kg級王者)


 SBの絶対的エースの海人は2014年2月にデビュー。2017年11月にトーナメントを制してSB日本スーパーライト級王座を獲得し、2018年11月にはS-cup2018 -65kg世界トーナメント優勝。その活躍はSB内だけに留まらず、2016年以降はRISE、RIZIN、KNOCK OUTで全勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明を延長R判定3-0で破った。


 12月にはGLORY世界ライト級1位ストーヤン・コプリヴレンスキーに判定2-1で勝利。2023年3月にはイ・ソンヒョンに判定勝ちでRISEミドル級王座を奪取し、6月にサモ・ペティとの再戦を制してSB世界スーパーウェルター級王座を獲得と驚異の18連勝をマークしたが、8月のGLORYで王者ティジャニ・ベスタティに敗れ王座奪取ならず。今回が再起戦となる。戦績は52勝(22KO)7敗1無効試合。


 グランダーは、バダ・ハリやメルヴィン・マヌーフ、海人と対戦しているストーヤン・コプリヴレンスキーを輩出した、オランダの名門「Mike’s Gym」に所属。バネのある攻撃を武器に、初来日となった2015年のK-1では野杁正明を飛びヒザ蹴りでカットし、2RでTKO勝ちする番狂わせを起こした。


 その後もK-1に定期参戦し、2015年7月に 木村“フィリップ”ミノルに敗れるも延長戦まで勝敗はもつれ、2015年11月には平本蓮からも勝利を収めている。近年はGLORYを主戦場にしており、2019年12月のモハメド・ジャラヤ戦で敗れて以降活動を停止していたが、今回約5年ぶりに来日を果たす。戦績は31勝(20KO)15敗4分。黒星はつかみで減点を取られての負けが多いが、SBはつかんでの攻撃もOKのため得意のヒザ蹴りを活かせそうだ。


 1R、右カーフを蹴る海人にグランダーは伸びる右ストレート、さらに5連打のコンビネーションを繰り出す。グランダーの右ストレート、左フック、左ボディの強打で場内がどよめく。海人は変わらず右カーフを蹴っていくが、右のカウンターをもらってしまう。


 グランダーのスピードのある右ストレートとパンチのコンビネーション。しかし、海人が左三日月を突き刺し、続けて左ヒザ蹴りをグサリ。海人が鮮やかなKO勝ちで再起を飾った。


 海人は「満足してないし、僕は満足してないし、12月のRISE、GLORYとの対抗戦にもうひと枠、僕を加えて欲しいです。世界にはまだまだですけれど、絶対に世界一になるので僕に力をください」と再び世界へ挑戦していくと語った。

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