シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がグランダーを初回KOで12月RISE参戦アピール、笠原弘希がスーパーボールを初回KO、TKO勝ちの笠原友希が大晦日RIZINでの梅野源治戦アピール、山田ツインズがムエタイに圧勝

2023/11/14 19:11

▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)64.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
KO 1R 3分00秒 ※左フック
×スーパーボール・ティーデ99(タイ/元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者)


 笠原弘希は2020年2月の前口太尊戦でKO勝ちして以降、SB史上初の三階級制覇を達成するなどで10連勝中。2022年12月のRISEではチャド・コリンズに惜敗したものの、それ以降は今年2月にムエタイ超強豪のラムナムムーンレック・ティーデットを撃破、4月にはSBで初導入されたオープンフィンガーグローブマッチに挑戦し、元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者ランボー・モー・ラッタナバンディットとバチバチの打ち合いの末に投げでシュートポイントを奪って快勝。9月もOFGマッチでネイサン・ドライデンをフロントチョーク葬とOFGで2連勝だ。


 スーパーボールはラジャダムナンスタジアムを主戦場としていた選手で、カイムックカーオやスーパーレック、ルンキットなど一流選手たちと拳を交えてきた。2014年にプロムエタイ協会のスーパーバンタム級王座に就いて以降タイトルは獲得していないが、アマチュアムエタイの大会に出て2021年IFMA世界選手権の-63.5kg級では金メダル、2022年IFMAワールド ゲームズ ムエタイ競技でも同級で銀メダルを獲得する活躍を見せている。昨年5月には、ロッタンを破ってラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者になったルンキットからも勝利を収めた。


 2023年2月の『ONE Friday Fights 5』で初参戦を果たすと、コンクライ・エニームエタイに判定勝ち。この試合はダウン応酬の大激闘となり、判定決着ながらONEのチャトリ代表から両者にボーナスが贈られた。3月の『ONE Friday Fights 11』でもコンクライとの再戦を制し、8月の『ONE Friday Fights 36』ではジュリオ・ロボにも判定勝ちして3連勝をマーク。戦績は73勝19敗1分。


 1R、サウスポーのスーパーボールは鋭い左ミドル、笠原はすぐに前へ出てワンツーを打つ。左ローから左ミドルにつなぐスーパーボール。左フックから左ミドルのスーパーボールに笠原は左ローを蹴り、左フック。笠原は左ボディを打ち、左フックにつなぐ。続いて強烈な左ボディから左フック連打で畳みかけ、倒れていくスーパーボールのアゴへダメ押しの左フック。スーパーボールが倒れると笠原は“どうだ”とばかりに雄叫びをあげた。



 見事なKO勝ちを収めた笠原は「スーパーボール選手は凄く強い選手でONEの選手なんですけれど、自分も気合い入った練習をしてきました。たまたま運がよくてパンチが当たって勝てましたが、本当に強い選手でSBに上がってくれたことに感謝します。Twitterで、笠原弘希にって大きすぎる壁と言われましたが、どんなもんじゃいと、やってやりました。立ち技最強トーナメント、グローブでもOFGでも頂点に立つ自信があるので、来年大きい会場でやりましょう。僕が一番輝くので、それまで応援お願いします」と、前回に続いて65kgのトーナメント開催をアピールした。

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