▼第5試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/新興ムエタイジム/元タイ7chスーパーフェザー級王者)
山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にデビューすると、心直、佐藤執斗、有井渚海らを破り連戦連勝。2023年2月には植山征紀をKOで破り、無敗のまま王座に就いた。2023年は6月にタンワレック・ルックサウンを1R KOで仕留めると、9月はパク・ヒョンウも1Rわずか35秒でKOしてみせた。現在、12戦12勝と無敗街道を驀進中。
テーパプットはタイで人気のTVマッチ、7chTVスーパーフェザー級タイトル獲得歴があり、あのスアキム・PKセンチャイムエタイジムとルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級タイトルを懸けて対戦したキャリアも持つ。日本では宮越慶二郎、バズーカ巧樹、小川翔、重森陽太といった日本のトップ戦線で活躍する選手を相手に負けなし。
1R、右カーフを蹴っていく山田にテーパプットは蹴りをカットしつつ右カーフを蹴り返す。山田は蹴りをキャッチすると左ボディ。さらに左ボディのクリーンヒットを重ねて快音を響かせ、場内を沸かせる。三日月蹴りも突き刺して左ボディにつなぐ山田。ワンツーの右をガードの隙間からねじ込む。左ボディから右アッパー、さらに右フックを打つとその流れで山田が大腰でシュートポイントを奪った。見事なコンビネーションに場内は沸く。
2R、テーパプットは右ストレートからすぐに首相撲になってコカす。その後も右ストレートから首相撲のヒザ。山田は組んでくるところへ強烈な左ボディ。テーパプットは首相撲で山田をコカし続け、削っていく作戦か。組み付いてはコカしを見せるテーパプットに、山田は組み際に右フックを当てる。テーパプットは左目上から出血。
3R、テーパプットは右ミドルを蹴って組もうとするが、そこへ山田の強烈な左ボディがヒット、さらにワンツーで前へ出る山田。前へ出て攻める山田だがテーパプットは組んでディフェンス。ならばと投げを見舞おうとした山田だが、テーパプットはこれを防いだ。判定は3-0で山田がデビュー以来無傷の13連勝を飾った。