▼第6試合 61.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
TKO 3R ※ドクターストップ
×スナイ・ミフター(マケドニア/Mike’s Gym/MKFライト級王者)
ミフターは、強打を武器に近距離での打ち合いを得意とするMike's Gym期待のアグレッシブファイター。「俺も日本で大暴れさせてくれ!」とアピールし、今回のSB参戦となったという。
そのミフターと対戦する笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。
2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪ったが、9月にRISEランカーの常陸飛雄馬にKO負けを喫した。12月は石月祐作に大差の判定勝ち、前戦は9月にシンダム・サンライズジムを初回KOし、今年は3戦全勝中。戦績は26勝(11KO)3敗のサウスポー。
1R、両者サウスポー。笠原は左をフェイントしておいての左バックキック。前へ出てローを蹴っていき、左フックを打つミフターに飛びヒザ蹴り。左ボディストレートから右フックを返す笠原は、ジャブでもボディを打って左ミドル。ミフターも左ストレートを返すが笠原はしっかりかわす。
2R、笠原飛びヒザ蹴りからそのまま組み付くとフロントチョークを仕掛けながらのヒザ蹴り。離れるとミフターはジャブ、前へ出てくるミフターに膝を突き出してダウンを奪う。ヒザを連打する笠原にミフターはショートアッパーを突き上げるが、笠原はコーナーから逃さず左右フックと顔面へ左ヒザを突き上げてスタンディングダウンを奪った。これでミフターは額をえぐられたようにカットしてドクターチェック。再開後、顔面前蹴りから襲い掛かる笠原にミフターは思い切り左を放つが、笠原はかわしてパンチからハイキックのコンビネーション。さらに飛びヒザ。
3R、笠原は左インローを蹴り、左ボディ、左ミドル。右フックを打ってきたミフターには左フック。左右フックから左ミドルを蹴った笠原は飛びヒザ蹴り、これでダウンを追加すると同時にミフターは出血で2度目のドクターチェック。ここでストップがかかり、笠原のTKO勝ちとなった。
笠原はマイクを持つと「KOで勝ったので僕、今年まだ出来ます、年末、梅野選手、僕とやりましょう。ヒジありでも何でも出来るので、ぜひ格闘技界盛り上げたいのでよろしくお願いします」と大晦日RIZINでの梅野源治戦をアピールした。