▼DEEPライト級 5分3R
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.75kg
[判定1-2] ※29-28, 27-30×2
〇泉 武志(FIGHTER'S FLOW)70.65kg
ライト級の3R戦。
北岡は、2023年に入り3連勝中。2020年9月の小金翔戦でのドロー以降、久米鷹介、 大原樹理、鈴木琢仁、上迫博仁、江藤公洋相手に5連敗を喫したが、2023年2月に高野優樹にノースサウスチョークで一本勝ちすると、5月に大山釼呑助にギロチンチョークで一本勝ち。さらに7月の「DEEP vs. NARIAGARI」で大木良太にスプリット判定勝ち。
ケージサイドのRIZIN榊原信行CEOに、「43歳で3連勝したんですよ。4年間勝てなかったのに半年で戻したんですよ、こんなヤツいないでしょう。また使ってください」と出場をアピールしていた。試合後には24歳差の公開プロポーズも成功させ、試合もプライベートも絶好調のまま、2023年4試合目に向かう。
対する泉は、MMA4連勝中のレスリングエリート。日体大レスリング部出身で、2016年全日本選手権グレコローマンレスリング71kg級優勝、2017年アジア選手権71kg級優勝、2017年世界選手権同級11位などの実績を持つ。2022年4月にRIZINでMMAプロデビューもグラント・ボグダノフに3R TKO負け。7月に野村駿太にも判定負けも、以降は、THE☆ナマハゲ、前田啓伍、井上竜旗に判定勝ち。そして2023年7月の前戦では、小金翔にも判定勝ちで4連勝をマークしている。
グレコをケージレスリングに落とし込んで最後に組み勝っている泉に対し、北岡は3連勝中2つの一本勝ちでは、高野をノースサウスチョーク、大山をギロチンチョークで極めるなど、ポジションを制しての極めの強さも誇る。泉にとっては初の3R戦で、北岡相手に自身の強みを見せることが出来るか。ジャブを突いて北岡の組みを断ち切る泉に、北岡は独自のステップでいかにアプローチするか。両者のスタンドにも注目の連勝同士のライト級戦だ。
北岡「頑張ります」
泉「バッチシ仕上げてきたんで、明日勝ちたいと思います。よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えの北岡。オーソの泉。先に左の蹴りを見せる北岡。左右の連打で詰めると体を入れ替える泉。押し込み右を側頭部にこつこつ突く。さらに左ボディもブレーク。
詰める泉に北岡はバックフィストで押し戻し。ワンツーの右ストレートは泉。北岡は左の蹴り。泉は右ストレートfで詰めると、金網背にする北岡はいったん足を浮かせて首狙い。肩パンチで押し込む泉。頭は下げない。
引き寄せる北岡にいったん離れる泉だが、足を上げながら圧力をかけて飛び込む泉。ブレーク。打撃で圧力かけ両脇差す泉にかんぬきの北岡。ゴング。
2R、左を突く北岡。さらにワンツーで詰めると右で差して押し込み。シングルレッグの北岡は右かかを掴み。、尻を着かせると、泉はハーフネルソン。腰を抱き、右足をヒザ上に乗せて浮かせてバック狙うとハーフから両足で左足を伸ばしてバック狙い。しかし、正対した泉は、北尾摩のシングルレッグを差し上げてボディロック&小外がけテイクダウン!
背中を着かされた北岡は足を戻し、頭を押して立ち上がりへ。そこをボディロックして寝かせる泉。頭を抱えた手を外した北岡は立ち上がりに。泉はスタンドバックからヒザ。バック狙いも。正対際の北岡はディープハーフから上に。泉も座ってがぶりでゴング。
3R、ワンツーで前に出る北岡を脇差し体を入れ替える泉。ブレーク。ワンミスで不利な体勢になる組み合いで、押し込む泉にヘッドロックからケージウォークで正対してギロチンを狙う北岡だが、頭を下げない泉は立ったまま凌ぎ、ブレーク。
両者に「注意」。足指を使ったと判断の北岡。左ローを当てる泉。北岡の詰めに体を入れ替える泉。北岡は離れ際に左ヒジを当てる。
ローを蹴る泉。ジャブも。左ハイでスリップする北岡。立つと、泉を誘い出すべく左の蹴り。かわす泉は右ロー。右フック。北岡の詰めに泉が両脇を差して押し込みゴング。
判定は2-1(29-28北岡、30-27×2泉)で5連勝の泉が北岡越えを果たした。試合後、泉は「皆さんの協力で5連勝ありがとうございます。勝ってもつまらない試合で全然、嬉しくなかったですけど、今日は喜んでいいいですか。榊原さん、僕をRIZINに呼んでください。もっと面白い試合をするんで」と語った。