「『砂漠にいる』は間違ってないな」(ダナ代表)
──ノーコンテストとなったマゴメド・アンカラエフvs.ジョニー・ウォーカー、ビクター・ヘンリーvs.ジャビッド・バシャラートのドクターのふざけた裁定についてはどう感じていますか。
「あの人は経験が浅かったんだろう、色々あるだろうけど。おそらく、ドクターの質問としては『今、君はどこにいる?』というもので、回答が『砂漠』だった。(肩をすくめて)まあ、間違ってないわな。(記者から苦笑)。まあ思うに両者の間に、越えがたい言葉の壁というのがあって、経験不足っていうのもあって、ケチがついたね。時として起こりうることのひとつではあるが、我々としては正しい方向に修正していかなくてはいけないことだ」
ウォーカー(SNSから)「『戦い続けたいか』と聞かれたので『イエス』と答えた。『どこにいる?』と聞かれたから間違ったことを言いたくなかった。アブダビと答えようと思ったが……。『大丈夫だ。俺はクソ砂漠にいる。俺はここにいる。俺は大丈夫だ』と答えた」「破っても罰則のないルールになぜ従わなければならないのか? もし彼が反則をして優位に立てるのなら、私にもできる。だからボールを蹴ってもいいし、首や背骨の後ろを殴ってもいい。ただのノーコンテストだろ」
アンカラエフ(SNSから)「近い将来、UFCやダナ・ホワイトの経営陣に、また機会を与えてくれるよう訴えたい。ベルトへの道のりが長く険しいことは承知しているが、同時にそれは険しく正直なものであり、それだけに価値がある」
──ミドル級でハムザット・チマエフがカマル・ウスマンに判定勝ちしました。ミドル級でのチマエフの今後についてはどう考えていますか。
「怪我などなければタイトルマッチを準備したいと思っている」
──敗れましたが、カマルも2R、3Rにテイクダウンを切って打撃で巻き返しました。
「その通り。彼はきっと5Rあったらまた違った面白い展開になっていただろう」
──今後のウスマンの階級はどうなりますか。
「カマル次第だ。彼のキャリアはウェルター級の“GOAT”というのは十分名前が刻まれて、今回はミドル級で受けてくれたというのも彼が望んでそうしてくれたというのがあるから」
ウスマン(SNSから)「偉大であろうとし、挫折した。これが人生の旅なのだ。私は配られたカードに決して文句を言わない。すべてはおかげ様だ。初心に戻り、もし神の思し召しがあれば、また来るよ」
──ミドル級でワーレイ・アウヴェスに跳びヒザ蹴りで勝利したイクラム・アリスケロフについて、「TOP10ファイターとやりたい」と言いましたが、さすがにランキング入りしていないUFC戦績2勝0敗の選手とやることになる選手を説き伏せるのは難しいところでしょうか。
「いい質問だ。答えとしては『イエス』なのだが、ランカーの誰かが彼と戦うことにはなるだろう」