キックボクシング
レポート

【GLORY】ペットパノムルンが7度目の防衛に成功、バダ・ハリは再起ならずTKO負け、コプリブレンスキーを始め地元ブルガリア勢が続々と勝利を飾る

2023/10/08 03:10

▼第2試合 ウェルター級 3分3R
×エドゥアルド・ガフェンク(ルーマニア)
判定0-5 ※26-30
〇テオドール・フリストフ(ブルガリア)


 ガフェンクはルーマニアのキックボクシング団体『コロシアム・トーナメント』で活躍し、2018年に世界スーパーウェルター級王座、2019年に世界ウェルター級王座の2階級を制覇。2023年6月にGLORY初参戦を果たしたがディアグリー・カマラにTKO負けを喫した。今回が2度目の参戦。戦績は17勝(12KO)4敗。また、プロボクシングでも3戦3勝の戦績を持つ。


 フリストフはSENSHI、Enfusionを経て今回がGLORY初参戦。これまでMixFight世界王座、WKFインターコンチネンタル王座、Castle Gladiator王座などを獲得している。戦績は14勝(7KO)3敗。


 1R、ジャブと右ローのフリストフにガフェンクは前に出ながらの右フック。フリストフはサウスポーに構えて左ローを蹴るが、これはローブローに。再開後、ガフェンクは左右フックを放ちながら前へ出ていく。フリストフが前蹴りで転倒させると、場内は大きく沸く。フリストフは左ミドル、右ヒザ、右ローと離れた距離で蹴りを当て、ガフェンクが入ってくるとバックステップで距離をとる。フリストフがしっかり距離を保って優勢に。

 2R、ロープに詰めたガフェンクが左フックを大振りしたところへフリストフが右のカウンターを決めてダウンを奪う。フリストフは左右ボディから飛びヒザで仕留めに行ったが、コーナーで体を入れ替えたガフェンクが左右フックで猛然と攻める。しかし、ここでフリストフが飛びヒザ、バックスピンキック。ガフェンクも負けじとトルネードキックの大技を放つ。左右フックで追い詰めるガフェンクだが、またも右のカウンターをもらってグラつく。フリストフが左右フックとヒザもガフェンクはフラフラになりながらも耐えた。

 3R、左フックを大きく振って前に出るガフェンクに、フリストフはバックステップでかわして逆に左右フック。フリストフは右ロー、前蹴りで距離をとり、右ストレートを繰り出す。ガフェンクのフックは空を切り、フリストフの左インローで大きくバランスを崩す。ボディを打たれたガフェンクはすかさず左フックを繰り出すがフリストフはバックステップでかわす。フリストフは右ロー。ガフェンクは逆転を狙ってのトルネードキックを放つが空振り。


 判定5-0の完勝でフリストフがペトロフに続いてブルガリアに勝利をもたらした。

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