キックボクシング
レポート

【GLORY】ペットパノムルンが7度目の防衛に成功、バダ・ハリは再起ならずTKO負け、コプリブレンスキーを始め地元ブルガリア勢が続々と勝利を飾る

2023/10/08 03:10

▼第8試合 ライト級 3分3R
〇ストヤン・コプリブレンスキー(ブルガリア/同級3位)
判定5-0 ※29-27×4、30-26
×ソリン・カリニュック(ルーマニア)


 コプリヴレンスキーは“ザ・スナイパー”の異名を持ち、現GLORYライト級王者ティジャニ・ベスタティに『GLORY 49』で判定勝利しており、10月には3度目の対戦でベスタティの保持する王座に挑戦するも判定負け。2022年12月にはRISEに初来日して海人と対戦し、判定2-1で惜敗した。現在GLORY世界ライト級3位で戦績は18勝(6KO)6敗。


 カリニュックは4歳から15歳まで柔道を学び、2016年IKF(国際拳法連盟)世界拳法選手権-75kg王者の肩書きを持つ。キックボクシングでブカレストを拠点とするキックボクシングプロモーション『SASジム』のライト級トーナメントで優勝し、準決勝ではディラン・サルバドールを破っている。2020年12月にはコロシアム・トーナメントで世界スーパーライト級王者、2021年1月には世界ライト級王者となった2階級制覇。2021年9月のライト級王座2度目の防衛戦ではコプリヴレンスキーをスプリットデシジョンで破っている。2023年2月にGLORYデビューを果たしたが、アルマン・ハンバリヤンに判定で敗れた。戦績は11勝1敗。


 また、ボクシングでも2020年・2021年ルーマニア全国ボクシング選手権で金メダル、2020年・2022年ルーマニアボクシングカップで金メダルを獲得している。


 地元コプリブレンスキーには大歓声、カリニュックにはブーイングが浴びせられた。1R、コプリブレンスキーは右カーフを狙い撃ち。カリニュックは左右フックを思い切って振っていくがかわされる。コプリブレンスキーはバックステップでカリニュックのフックをかわし、右カーフと左インロー。カリニュックが前に出てくるとヒザを突き刺す。


 2R、カリニュックのフックに合わせて右カーフを蹴ったコプリブレンスキーは、続けて右ハイキックを蹴ってダウンを奪う。立ち上がったカリニュックには左右のヒザとワンツー、前蹴り、左ハイ。カリニュックも右フックを打つがコプリブレンスキーはかわす。左ミドル、前蹴り、ヒザで攻めるコプリブレンスキー。


 3R、コプリブレンスキーはジャブ、右ロー、左ミドルで前へ出る。カリニュックは左右フックで飛び込んでいくが、やはりコプリブレンスキーがバックステップでかわす。右フックをもらうコプリブレンスキーだがすぐに距離を修正してカリニュックのパンチをかわして右ローを蹴っていく。何とか倒したいとパンチを繰り出すカリニュックをかわしていくコプリブレンスキー。


 判定は5-0でコプリブレンスキーの完勝となった。

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