キックボクシング
レポート

【GLORY】ペットパノムルンが7度目の防衛に成功、バダ・ハリは再起ならずTKO負け、コプリブレンスキーを始め地元ブルガリア勢が続々と勝利を飾る

2023/10/08 03:10

▼第5試合 キャッチウェイト100kg 3分3R
×ルイス・タバレス(オランダ)
判定0-5 ※27-29×5
〇ボグダン・ストイカ(ルーマニア)


 タバレスはEnfusionではヘビー級とライトヘビー級の2階級を制覇。GLORYでは5勝3敗で、前戦は5月にバフラム・ラジャブザデに初回KO負けを喫した。63勝(21KO)9敗。

 ストイカは2016年10月ぶりのGLORY参戦。ONEに参戦しているアンドレイ・ストイカの実弟で、これまでにジネディーヌ・アムールラン、フレッド・シッキング、ファビオ・クワシら強豪を倒した実績を持つ。SUPERKOMBATのクルーザー級世界王者、世界空手&キックボクシングユニオン (WKU) クルーザー級世界タイトル、Enfusionライトヘビー級世界王者の座を射止めてきており、国内でも2度ウーシュー(武術)の王者になっている。57勝(40KO)13敗。


 1R、ストイカはタバレスのガードの隙間から打ち込む左フック、タバレスが下がると飛びヒザ蹴りを見せる。ジャブから右を打つタバレス。両者とも両腕ブロックを固め、相手にヒットを許さない。ならばとタバレスは右ボディ。ストイカはまたもガードの隙間から入れる右フック。


 2R、ストイカは右フックから飛びヒザ蹴りを見せ、タバレスもジャブと右フック。このラウンドも両者ブロックが固い。タバレスが右ローを決めると、ストイカはカカト落としから後ろ蹴りを繰り出す。タバレスが左フックからの右ストレートでストイカをコーナーへ追い込むが、ストイカも右フックを返す。前に出てフックを打つタバレスだったが、ストイカが右クロスでヒットを奪う。下がるタバレスにストイカが攻勢に出る。タバレスが再び前へ出るも右フックをもらう。そしてラウンド終盤にはストイカがタバレスの右フックに左ヒザを合わせてダウンを奪う。

 3R、タバレスはブロックの上からでもワンツー、ジャブを打つ。ストイカは右フックを狙い撃ち。タバレスは左ボディも打つが、ストイカはヒザを返す。タバレスは右ボディストレート、右フックをヒットさせるが、すぐにストイカが左フックを当て返す。前に出てパンチを繰り出すタバレスだが、なかなかクリーンヒットを奪えない。攻めるタバレスだがストイカはヒットを許さず試合終了。


 ジャッジ5名とも29-27でストイカが勝利を収めた。

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