▼第12試合 63.0kg契約 5分3R
×太田 忍(パラエストラ柏)
[判定1-2]
〇佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)
※井上直樹(キルクリフFC)が右顎下腺唾石症を発症した為、ドクターストップにより欠場。
松宮智生 青・佐藤 [D0-0 A0-30 G20-0]
橋本 貴 青・佐藤 [D0-0 A0-30 G20-0]
豊島孝尚 赤・太田 [D0-0 A0-0 G20-0]
1R、ケージRIZIN。ともにオーソドックス構え。先に右の前蹴りでけん制した佐藤。左のサイドキックも。詰める太田はダブルレッグテイクダウン!
尻を着く佐藤は金網まで這ってすぐに立ち上がり。ボディロックから後方に投げる太田。ここもすぐに立つ佐藤はクラッチ切りに。
シングルレッグの太田に正対した佐藤はかかと蹴り。スタンドのがぶりで首を掴む佐藤だが、それを外す佐藤が圧力をかける。右を突いて前に。
ここで体を入れ替える太田がハイクロッチのシングルレッグ。足を着地させてヒザを突く佐藤。太田は正対際に左フックも、すぐにかわす佐藤が首相撲ヒザから右ストレートで前に。ここもかわした太田が組みに。
ボディロックから投げを狙う太田にキムラクラッチに。それを嫌って腕を抜いて離れる太田。また詰める太田に佐藤は残り時間を聞いて、ネルソンから引き込んで極めに。首を抜いた太田はパウンド! しかし佐藤も脇を差して立ち上がりゴング。
2R、先に詰める佐藤。左右に回る太田に、左フックの飛び込み。右ショートアッパー、首相撲ヒザ。カーフを嫌う太田はサークリング。
追う佐藤は左ボディ! 体を入れ替えた太田は右オーバーハンドから右で差して押し込み。その頭にこつこつ鉄槌の佐藤。さらに首を抱えてヒザ。クリンチ際でのヴァレリーキック(かかと蹴り)を太田のヒザ裏に突く。
佐藤の右にボディロックした太田は崩すが、すぐに立って金網を背にする佐藤。スタンドバックにつく太田は後方に投げて背中を着かせる太田だが、すぐに佐藤は右で差してリバーサルで返して前に!
ここで太田も左右で応戦してボディロック。ケージまで歩く佐藤は正対して金網背に。左右から左ハイはかわした佐藤が前に出て跳びヒザから右! もらった太田もワンツーを振るがゴング。
3R、中央を取る佐藤。左右に回る太田。佐藤は右前蹴りさばいた太田に、佐藤は右ストレート。もらってすぐに組みつく太田はボディロックで組みつき。
後方に投げようとするが、ここは剥がされない佐藤は、クラッチを切って右を突きに行くが、そこに組んで小外がけテイクダウンは太田!
ここもすぐに立つ佐藤はヒザ蹴り。太田のシングルレッグ、ハイクロッチ狙いをはがそうとする佐藤はかかと蹴り。首相撲ヒザも、その間合いを潰してワンツー。ブロックする佐藤。ブレーク。
残り、1分30秒。詰める佐藤はこつこつジャブ、ヒザ蹴りを突き、ジャブから左ハイをヒット! そこで下がらずダブルレッグテイクダウンは太田! そこにギロチンチョークを合わせた佐藤。
クローズドガードに入れて絞るが、ヒザを押して首を抜いた太田。ネルソンに変える佐藤だが、首を抜く太田はトップからパウンド。残り24秒をトップでゴング。
準備を整えて臨んだコンディションのいい太田と、15分をかけて後半の決定機を掴んだ佐藤。判定は2-1で、緊急参戦の佐藤が勝利。やるべきことをやった太田だが、テイクダウンからパウンドを受けずダメージなく立ち上がり打撃を当てた佐藤が、初RZIZINで勝利した。
試合後、佐藤は「太田選手、すごい強かった。心もタフでした。はじめまして(自分を知っているかで)にわか・にわかじゃないのセンターラインの佐藤将光です。そう言われているからメインじゃなくなったけど(笑)、メインを張れるようにしっかりやっていきます。僕は格闘技の人生晩年というか、最終章ですが、いま格闘技をやっていてすごい幸せです。周りの反対を振り切って格闘技を始めたんですが、決断のときって人生fでいっぱいあると思うんです。最後に極めるのはいつも自分で、自分のケツをふけるように。皆さんにも自分の人生を決めていってもらいたいと思います」と笑顔で語った。
この試合の前に、バンタム級は王者フアン・アーチュレッタに朝倉海が大晦日挑戦の方向が発表されたが、バンタム級で強さを見せた佐藤の、次なる相手は誰になるか。