▼第3試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
〇ビクター・コレスニック(Tiger Muay Thai/Kuznya)
[判定3-0]
×高木 凌(パラエストラ八王子)
松宮智生 赤・コレスニック[D0-0 A30-0 G20-0]
豊島孝尚 赤・コレスニック[D0-0 A0-0 G20-0]
内田龍介 赤・コレスニック[D0-0 A30-0 G20-0]
さらに、適正階級であるフェザー級(66.0kg)にビクター・コレスニック(Tiger Muay Thai/Kuznya)が参戦。現PANCRASE同級2位の高木凌(パラエストラ八王子)と対戦する
1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフを打つコレスニック。3発目はかわした高木。左インローを返す。続く右カーフ。後ろ廻し蹴りもかわした高木。
コレスニックは左から右。さらに左ミドル! 右ストレートを返した高木に今度は右ミドルを当てるコレスニック。高木も右ミドルを返すが、すぐに右を伸ばして左ボディを突くコレスニック。バックスピンキックがローブロー。
すぐに再開。右ローを当てるコレスニックは後ろ廻し蹴りも! 徐々に詰めるコレスニック。高木の右ストレートに右ローで払って尻もちを着かせる。
サイドキックも突くコレスニックは左から右! 高木もアゴをずらしてもらいながらも右を狙う。コレスニックは右の蹴りを上下に散らせて、さらに左ハイを打ち込む。
2R、先に中央を取り右ローをダブルで突き前に出るコレスニックに、下がりながら右を当てる高木! 崩れながらダブルレッグはコレスニック。差し上げる高木は突き放し、左ボディ!
しかしコレスニックも左フックを当てシングルレッグへ。バックテイクの高木だが、コレスニックは正対し離れる。
左ボディから右は高木。右アッパーは空を切る。コレスニックは右サイドキック。右ストレートは軸がずれる。右カーフ、左ミドルと左右で蹴るコレスニックはダブルレッグへ。
差し上げる高木に、右ヒジで離れるコレスニック。右前蹴り。高木のワンツーにシングルレッグ、ダブルレッグへ。高木はスイッチから体を入れ替え。
左ボディから右をガード上に突くコレスニックは、押し込んでフットスタンプ。そこに右ヒザを返して突き放す高木。互いに左フックの飛び込み。コレスニックの前進に高木はヒザを突く。
3R、左から右で詰めてバックテイクを狙うコレスニック。そこに正対して体を入れ替える高木。スタンドのギロチンチョークに首を上げて肩固めを狙う高木。コレスニックのハイエルボーギロチンには自ら正対して寝て外してから立ち上がり。しかしボディロックでテイクダウンはコレスニック。
立ち上がる高木は自らシングルレッグから離れる。ワンツーから右をガード上に当てる高木に、ダブルレッグをドライブして金網に押し込みテイクダウンを奪うコレスニック。スイッチから背中を見せて立ち、すぐに正対するコレスニック。スタンドバックから足払いし、正対しダブルレッグの高木にギロチンチョーク狙いでゴング。
判定は3-0で多彩な蹴りと粘り強い組みで上回ったコレスニックが勝利。高木は右を当てるも後手フェザー級でも勝利し、MMA7連勝をマークした。
Viktor Kolesnik takes home the decision win in his featherweight debut!
— RIZIN FF English (@rizin_English) October 1, 2023
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高木「RIZINフェザー級でコレスニックに勝てる選手何人いるの? 」
(※試合前インタビュー)
「この日に向けて必死に作ってきたので、あとはもうやるだけって感じですかね」
──初参戦で周りからの反響は?
「やっぱり影響力がありますし、結構反響がありました」
──普段の練習環境や行っているトレーニングは?
「パラエストラ八王子とKODボクシングジム、ロータス世田谷、あとHALEOの4つに通っています」
──ビクター選手の印象は?
「蹴りがうまい選手で、身体も強そうだというのと、戦績のいい選手という感じですかね」
──特に強化した部分は?
「自分の地力を全部上げるための練習をずっとしていました」
──どんなところを見てもらいたい?
「自分はずっとパンクラスで戦ってきて、ほぼKOで勝ってきているので、あまり格闘技を分かららない人でも、自分の試合のKOは分かりやすいと思うので、そういう一撃の魅力を伝えられたらと思っています」
──どんな試合展開を予想していますか。
「たぶん判定はなくて1Rから激しく打撃がぶつかりあって、最終的に自分が当てて相手が倒れていると思います。(一撃のコツ?)コツは、自分はやっぱりパワーじゃないと思っていて、タイミングとスピードで相手が見えていないときに打つというのが、コツというか。それで倒れていっているのかなと思います」
──相手と自分のMMAを比較すると?
「圧倒的にビクター選手のほうが経験上ですし、自分も練習をちゃんとやってきたので、打撃も全部自分のほうが上回っていると思います」
──練習では鈴木千裕選手とも。何を吸収していますか。
「千裕くんと練習していると学ぶことも多いですし、自分も刺激いっぱいもらっていて、自分も刺激与えてもらうばかりじゃなくて自分も与える存在になりたいです。千裕くんからは、ピットブル選手とやって強い外国人とやる勇気や姿勢を自分も見て、学びました」
「頑張って、じゃないですけど、応援してくれています。わりと練習を週1、2回くらいでするので、そこで話したり、色々と言われています」
──パンクラスでの同門の亀井選手の試合を見て感じたことは?
「相手の新居選手は自分も試合後、プライベートでも1回会った仲ですが、その2人の試合を見て、結果新居選手が勝ったけれど、彼が楽して取ったベルトじゃないし、亀井さんも本気で挑んで、負けて熱い試合を見て、今回の試合、死ぬ気で獲るしかないと感じました」
──後のUFCファイターネイト・ランドワーとコレスニックの試合は見ましたか?
「はい。自分だったら? 倒せてるなと思いました」
──スタンドの部分で上回れる?
「スタンドだけと言ったら浅いので全部やってきた自信があるので、スタンドもそうですけれど、全部上回っている自信があります」
──フェザー級での参戦。RIZINのフェザー級戦線については?
「強い人もいれば、弱い人もいる。そういう印象ですかね」
──そこでトップをとる自信が?
「あります。自分は格闘家なので、強さを売りにして、そのあとにいろいろついてくればいい。キャラだけ立っているような選手にはなりたくないです」
──コレスニックと戦って勝つことはどんな意味を持ちますか。
「自分ってまだ、激闘もしたことないですし、まだあまり分かられていない選手。でもコレスニック選手に勝ったら周囲も認めざるをえない。RIZINフェザー級でコレスニックに勝てる選手何人いるの? って話だと思うので、勝てば認めてもらえる、そういう試合になると思います」