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レポート

【RTU】鶴屋怜と原口伸が年末アジアでの決勝に進出! 神田コウヤ、上久保周哉が惜しくも判定負け=『ROAD TO UFC 2』

2023/08/27 17:08

▼RTU2 バンタム級トーナメント準決勝 5分3R
〇シャオ・ロン(中国)25勝7敗・4KO/TKO 9SUB 136ポンド(61.68kg)
[判定2-0] ※29-28, 29-27, 28-28

×上久保周哉(日本)13勝1敗 3KO/TKO 3SUB ※ONE6戦6勝 135.5ポンド(61.46kg)

 上久保は、日本人バンタム級最強の一角。様々なテイクダウンを武器に、相手を寝かせて削って極める、MMAグラップラーだ。2018年7月からONEに参戦し、スノト、モハメド・アイマン、キム・デファン、ブルーノ・プッチ、ミチェル・チャマール、トロイ・ウォーゼンに勝利し、サークルケージで6連勝。

 UFC挑戦のために、ONE Chmpionshipとの契約のマッチング期間を消化し、『ROAD TO UFC』に参戦し、5月の1回戦は組みに行ったところに中国のバーエゴン・ジェライスの下からのヒザ蹴りにダウンを喫し、テイクダウンディフェンスにも苦しみながら、最後は組みで上回り、スプリット判定を制した。8年間負けなしで10連勝、MMA13勝1敗分けの28歳。

 シャオ・ロンは、一回戦で野瀬翔平にスプリット判定勝ち。序盤の野瀬のヒザ十字に苦しめられたが、テイクダウンを切ってコントロール。組みにも細かい打撃を入れて上回り、スプリット判定をモノにした。25歳でMM25勝7敗の戦績を持つ。

 1R、シングルレッグから右で差してテイクダウンの上久保に、金網背に断つシャオ・ロンは左小手に正対。体を入れ替え、四つから上久保が細かいヒジ。

 ジャブを当てる上久保が前に出てダブルレッグテイクダウン。ハーフからニアマウントに、シャオ・ロンは背中を見せて中腰で立ち上がり。しかし上久保は引き込んでリアネイキドチョークを狙う。組手で凌ぐシャオ・ロンが正対してホーン。

 2R、ジャブを突く上久保。シャオ・ロンの入りにヒザも突き、距離を詰めて組みに。体を入れ替えシングルレッグからドライブするシャオ・ロンが詰める時間が長くなる。左の蹴り、右ストレート、左フックのシャオ・ロン! しかし上久保も右前蹴りからシングルレッグ。それを切ったシャオロン。ツーオンで左手を掴む上久保を剥がし、右を打ち込むシャオ・ロン。

 3R、勝負の最終回。いきなり中央で蹴りで飛び込む上久保。その再三の組みを切って左右フックはシャオロン! 上久保は右手首を持つが、剥がしたシャオロンが前に。

 左インローも当てるシャオ・ロンが押し込み跳びヒザ。右で差す上久保を絞り、左右の連打! 上久保は鼻から出血。残り20秒で渾身のシングルレッグから外の足首を掴んで尻を着かせるも、上体は立てたシャオ・ロンがヒジを突きホーン。

 ジャブから相手のスタミナを奪うタフな組み合いで削りに行った上久保は前半を制したが、中盤以降でシャオ・ロンも崩れず、終盤に打撃で上回った。判定は1者がドローも2者がシャオ・ロンを支持し、上久保は準決勝敗退となった。シャオロンはバンタム級決勝へ。

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