MMA
レポート

【ROAD TO UFC】バンタム級・上久保周哉が死闘制して1回戦突破! 野瀬翔平はスプリット判定負け

2023/05/28 21:05

上久保周哉が初回にジェライスの打撃を被弾も組んで削ってスプリット判定勝ち

▼バンタム級 5分3R
〇上久保周哉(135.5lbs/61.46kg)
[判定2-1] ※30-27, 29-28, 28-29

×バーエゴン・ジェライス(135.5lbs/61.46kg)

 UFC挑戦のために、ONE Chmpionshipとの契約のマッチング期間を消化した上久保周哉がついに『Road to UFC』に参戦する。

 MMA12勝1敗1分で、ONEではブルーノ・プッチに判定勝ちし、トロイ・ウォーセンにリアネイキドチョークで一本勝ちするなど6戦全勝。ケージユニファイドルールでも永久寝技地獄を見せるか。

 対戦相手の中国のジェライスー・バーエゴンは、MMA12勝3敗。フェザー級からバンタムに落として『Road to UFC』に参戦する。WLFを主戦場に、ここ5試合で負け無し。12勝中4つのKO・TKOと、7つの一本勝ち(リアネイキドチョーク4、三角絞め2、腕十字1)をマークしている。身長175cmでリーチが182cmと階級上の体格と長いリーチには注意が必要だ。

 1R、ファーストコンタクトでシングルレッグに入る上久保。左で差して押し込むと、ジェライスは右で小手に巻く。右手で顔も突く上久保は左差し。突き放すジェライス。

 追う上久保は、シングルレッグで足首を掴む。足を抜きアッパーを突くジェライスに上久保は鼻血。ジェライスがヒジも突くとさらに右アッパー。ジャブで前に出る上久保。その組み手を掴んで金網に押し込み右ヒザを突くジェライス!

 効かされた上久保は左差しで押し込み、バッ狙いからハイクロッチも。これも差し上げたジェライス。ボディロックする上久保は足かけて前に崩すが、小手に巻いて投げるジェライスが組みに。そこにキムラで回した上久保。ジェライスは両手でロックする。

 2R、左右前足を入れ替えるジェライス。上久保のハイをブロックして左ジャブを突く。前足を取りに行く上久保をスプロールするジェライス。さらに右!

 組んで押し込むも、そこに右ヒジはジェライス。上久保はレベルチェンジからジャブ、前蹴りも遠い。組み手を切って押し込み。上久保の左前蹴りがローブローに。

 ヒザを触りに行く上久保。左右から右アッパーをコンパクトに打つジェライス。シングルレッグで持ち上げる上久保に足を抜くが、上久保も手数を増やす。そこに右アッパーを突くジェライスは左右ヒジを振る。上久保もヒジを突くと、押し込んできたジェライスをいなして首相撲もスタミナ互いに厳しい。

 腕を手繰る上久保。ジェライスを追ってついにダブルレッグテイクダウン! 右足をかけてパウンドにジェライスは動けないが残り10秒でそのままホーン。

 3R、先に前に出る上久保。金網に詰めてシングルレッグで尻を着かせるが、起き上がるジェライスが逆にテイクダウンからバック狙い。それを落とした上久保。スタンドに。ヒジを突く上久保だが、正面から。そこに打撃を被弾する上久保だが、左で差して押し込み。

 小手に巻き、崩されないジェライス。ここで攻めているのは上久保。ついに前方にボディロックテイクダウン! 半身で背中をつけたジェライスは頭を抱えて防御。ハーフからヒジを落とす上久保! さらに細かいパウンド。下から腕を抱えるジェライスに、上久保は大きく息をしながら抑え込んで肩固めも狙いながら右ヒジを落としてホーン。

 死闘の判定は、2-1(上久保30-27、29-28、28-29ジェライス)で組みを諦めなかった上久保が勝利! ケージの中で接戦を制した秘訣を問われ、「グッドプロティンシェイクがほしい」と答え、英語で「僕がトーナメントチャンピオンになります。100パーセント。サンキューガイズ、サンキュウシャンハイ」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント